ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

暫定税率、二転三転、まだまだ先がありそうです。

2009年12月09日 20時43分07秒 | Weblog
暫定税率問題。
今度は、環境税導入が先送りとなっても、
全てを撤廃せず一部を存続させるという案が出てきたようです。
予想されたこととはいえ、まだまだ、ゆくえが全く判らない情勢です。

税収不足ですから、この状況では全廃ということはないのかもしれません。

当分は混乱して、前回同様、期限ギリギリまで大騒ぎとなるのでしょう。
石油業界システムの税制対応なんて完全に無視されてしまうのかも知れません。

以下のような記事もありました。

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2010年度税制改正の柱となる、ガソリン税などの暫定税率の廃止について、
政府内で修正案が8日浮上した。

 暫定税率を全廃したうえで、来年4月から1年間、
ガソリン税と軽油引取税の税率を現在の暫定税率を下回る範囲で上乗せする新税を導入し、
暫定税率の一部を事実上残す。
地球温暖化対策税(環境税)の来年4月導入が実現しなかった場合に、
暫定税率廃止に伴う税収減をなるべく少なくするための案だ。

政府は暫定税率全廃に伴う2・5兆円の税収不足を補う手段として、
ガソリンの上乗せ課税や石炭、天然ガス、灯油などの化石燃料に課税する環境税を導入する方向で検討していたが、
環境税については、鳩山首相の慎重姿勢を受けて11年度以降に先送りする意見が広がっている。

修正案は、暫定税率廃止と財源確保を両立させる方策として、
財務省が税調幹部などと非公式に調整を進めている。

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まだまだ、混迷が続きそうな、暫定税率撤廃問題ですが

それにしても、揮発油(ガソリン)に関する税金の一部だけを今更、
さらに二重課税にはできないはずです。

ガソリンに関する税金は一部が消費税の2重課税、一部は消費税を掛けない。
などという複雑で変則的な事にならないように祈っております。

ところで、当ブログへのアクセス数が新記録!
千番台から一気に100番台にランキング入りしそうです。

ありがとうございます。

年末を控えて「景気悲観論」が急浮上

2009年12月09日 17時49分51秒 | Weblog
年末に向かって、日本中の色々な業種で厳しい経営状況が続きそうです。
一部の「勝ち組」と「負け組」が明確化してきたようですが。

実際には国民のみんなが「負け組」になりそうです。

首の皮一枚でなんとか生きている、企業と庶民がふえています。
みんな他人事とは思えない状況が発生しているわけです。

とにかく、連日の政治と経済に関する報道を見ていると、頭が痛くなりそうです。

藤井さんが「日本経済は、非常に深刻な状況である」と明言しています。
経済的危機感が募ります。

企業が儲からないから、国の法人税収入も37兆円程度にとどまる。
一方、概算要求の一般会計総額は95兆円を超え、過去最大に
すごいことになってます。

国民新党の亀井さんもかなりきついことを言ってます。
管さんと、政治家同士で大ゲンカしたくらいで、どうなるものでもなさそうです。

アメリカとの関係も基地問題で怪しくなってきたようです。
今後、貿易や通商などに影響が及ぶとさらに景気が悪化するのかもしれません。

日本でも住宅ローンで破綻して、47%も競売される住宅がふえているとの報道。
アメリカのサブプライムローンと日本の「ステップローン」は同じものですね。
これから土地も住宅も下落して、担保価値が下がりますから、金融も締まります。

金融機関だって、どうなるか解りません。

こんな状況ですから、公務員ボーナスのニュース報道などはまだ聞きません、
一般企業ではボーナスを払えない企業も増えているそうですから、
公務員だけ、ボーナスを保障されて、沢山もらっていたら暴動が発生しそうです。

どうも、ニュースなどで公務員に対するボーナス支給金額などが流れると、
社員と一緒に聞きにくいという経営者の皆さんが多いわけです。
私も、そんな経営者の一人です。

日本は、公務員と政治家のための国家となってしまうのでしょうか・

いやな、渡世です。

灯油販売はきめ細かい価格設定がポイント

2009年12月09日 09時56分05秒 | Weblog
灯油の販売価格について、
地域間格差や消費者の購入形態による価格差があっても当然という意識はかなり定着してきたようです。

寒冷地などでのホームタンク納入価格などでも消費量によってかなりの価格差をつけているケースが増えています。

納入条件でも、タンク位置が悪くて納入時に作業コストが掛るケースなどもあります。

さらに、軽自動車でなければ納入不可能なケースなどもあります。

18㍑のポリ缶納入のケースでは、マンションの階数によって単価を変えるなどもかなり定着しています。

消費者の注文忘れなどによる「油切れ」時の緊急配送対応などでは、
緊急配送単価を頂くのが普通です。
スポット客の場合では「油切れ」などが発生した時点で
次回納入からの「定期配送」をお勧めすることで配送効率がさらに高まるわけです。

その辺の課題は、配送スタッフに対する啓蒙教育が大切ですね。

問題は、納入時における単価設定の課題だと思います。
「雪ん子」では、後方システムへ売上をコンバートする場合、
単価は、「後方システム値付け」であっても、
納入時において現場でハンディPOSに単価入力すれば、
その単価を優先単価とするよう設定されています。

ですから、緊急スポット配送や逆に一回の納入数量が多いケースなどの
ボリュームインセンティブとしての「値引き」対応などもきめ細かく、
簡単、正確に処理できるようになっています。

予め、社内的なルールを取り決め、柔軟な値取りを忘れずに・
きめ細かい価格対応行う事で収益性が上がります。

そのうえ、配送スタッフ別の「租利益管理」も可能ですから、
配送スタッフは値取りの機会を逸することはなくなります。
配送スタッフのモチベーションを向上させるポイントですね。

どうも、ガソリンスタンド系の灯油販売業者の方はその辺の認識が薄いというか、
きめ細かい単価設定の対応も遅れているような気がします。

周辺の店頭安値価格ばかり気にしている傾向が多いのが一般SS業者です。

プロの灯油販売業者はその辺の意識が違います。

もちろん、「雪ん子」の使用ユーザー様はその辺のポイントを強く感じていらっしゃいます。

ご承知の通り、現在のハンディPOSはSS店頭POSと同等かそれ以上の機能を保有しているわけですから、
その辺の強みを有効活用することで、競合他社にさらに収益格差をつけることができるというわけです。

以上、確認のためのワンポイントアドバイスです。