ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

ブームに乗せられるSSビジネス、最近のトレンド

2010年06月18日 04時23分41秒 | Weblog
ゼンセキ総会と同時に毎年開催される「SSビジネス見本市」への出展も回を重ねましたが、
出展企業や内容を観察してみるとSS業界のトレンドがよく判りますね

以前は、プリペイドカードやリライトカードなどがブームの時期もありましたが、
今回はすでにゼロ

「車両ナンバー認識装置」は大手が出店をとりやめて、
出展企業が2社に減り、ブースも極端に狭くなっています。

現在、一番多いのはFCの「レンタカービジネス」で、5社程度が出展していました。

石油業界関係者、マスコミ関係の方と話していると
レンタカーの出展は今年がピークだろうという見方が多いようです。

ブームに乗せられ導入し、しばらくすると数年で消えていくビジネスフォームが多いSS業界

我々のブースは、灯油配送システム「雪ん子」、軽油税納税管理システム「D-TAX」
石油ビジネスとしては、地味な存在なのですが、
今年は、税制変更や灯油収益の増加などの影響か意外と目的をもってブースにきた方が多かったようです。
流行や流れに左右されない石油ピシネスのコア(核)となる分野ですから、
以前よりも結構チラシも受取って頂けます。

よく考えてみると、我々のように毎年出展している企業は意外と少ないようです。
地下タンクのライニングの企業の幹部の方やLEDの販売担当者とコーヒーを飲みながら業界の流れとトレンドを分析してきました。

懐かしい、顔とも面談しながら、業界状況分析、
やはり、
エコカーなどの増加により、自動車用燃料は減少するだろう
SSビジネスに残された収益は「洗車」、「板金」などが中心となるという意見が多いようです。

元売による次世代エネルギー政策と既存業者への啓蒙不足などの指摘も多かったようです。

「商談コーナー」の椅子に座って、情報交換をするリテール業者の会話を聞いていると本当に色々な意見が出ていました。

まるで「情報交換コーナー」のようで、声をかけて頂いた皆さんの意見を拝聴しながら私も勉強してきました。

いずれにしても、SSビジネスは最終的な段階に至っており、
「次の時代に向けての模索」を開始しているようです。

流行やトレンドに流されない、確固とした経営方針を持って生き残りを目指しましょう。
ありがとうございました。