ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

負債が無いのは、最大の資産

2011年10月19日 05時07分06秒 | Weblog
いま、私は、
企業というものはその業態によっては社会的に大きな責任を負う事になると痛感しています。

我々はこれまで、上場企業や大手特約店様が使用する軽油税納税管理システムの開発と販売を進めてまいりましたが、
我々のシステムは、「軽油税納税管理システム」ですから、世の中になくてはならないものであり、
ユーザー企業のために、
これらのシステムの開発と保守を完璧に継続するためには社会的にも大きな責任を負う事になると思うからです。

すなわち、我々のような零細なベンチャー企業ではあっても、
ビジネスソリューションの開発ベンダーとしては、
クライアント企業様に対して経営的には絶対的信頼感を持って頂く事が非常に大切な事であると考えるからです。

という事は、『絶対に倒産しない経営体質』を保持し継続していかなければならないという事になります。
絶対に倒産しない企業とは、一切の負債を持たない経営体質、
経営者にとって、この条件を実現する事は非常に難しい課題である事は当然なのですが、
我々は、この条件を絶対に実現するという信念で経営を進めています。

単に、預金と借入金が同額という『無借金経営』というのではなくて、本当に『有利子負債セロ』の実現。

そして、自社の経営コンセプトを確実に実行出来る安定した資本構成も必要となるはずです。

本来の「ベンチャー企業」の成功とは、
他社に真似出来ない、ビジネスソリューションの開発リスクを乗り越えながら努力して成功する企業。、
そして、完成したコンテンツを世に問い、認められることで初めて経営的なリスクも克服出来るという事でしょう。

ですから、経営者としては
リスクという幾多の山坂を努力と勇気を持って乗り越える事を覚悟する必要があります。

手元資金と資産はあるが、見合った負債もあるというような経営体質よりも、
当面のお金は少ないけれど、安定した収益を生み出す事が出来る優良なコンテンツを持ち、
しかも、本当に「有利子負債ゼロ」と買掛金ゼロを実現する事が一番大切なことだと思うわけです。

企業にとって理想的な経営環境を構築するためには
時間は掛るし、軌道に乗るまでは本当に地味な苦労が必要となりますが、
ベンチャービジネスを心掛ける経営者にとっては、避けては通れない大きな関門だと認識しています。

そうしたら、
金融機関なんてものは、入金処理と支払い管理に利用するだけで良いわけです。
借入が必要ない企業体質を構築できたらメインバンクなんて必要ありませんね。

そんな事は、理想論だと仰るかもしれません。
しかし、時間をかけてでも強固な経営基盤を構築できた企業が一気に成長する速度は凄いモノがあるはずです。

これは、
私自身が、一度企業経営に挫折し、そして、現在このように再生出来たことから学んだ
絶対の『経営哲学』です。

勇気を持って、実現に努力します。
そして、数ヵ月後に夢を実現して見せます。