ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

「勝ち組」の視点とポイント。

2011年10月22日 04時02分26秒 | Weblog
『灯油の商売で、儲けるためのポイントは・?』

最近では、経営者の方からよく受ける質問なのですが・・
私が単なるシステム屋だと思われていない証拠です。

私の過去の石油ビジネスに関する実績をご存知の方も多いようです。

現在のシステムインテグレーターとしての立場でいえば、
システムに関する質問ではない訳ですから、余計なことのように感じますが、

石油リテール販売に強い経営者には
一つのパターンがあるように感じています。

これは、石油ビジネスに限った事ではなく
①.石油ビジネスについて、経営管理も含めた業務全体の「オペレーション」を重視している。
②.「拡販戦略」に関する企画立案力があり、意思決定が速く、行動が早い。
③.異業種展開などにも強く視野が広い。
④.IT関係に関する知識が豊富
⑤.中核社員の年齢構成が若い。

などが挙げられます。

ですから、儲けるポイントは、むしろ
経営者の『人間力』だと思います。
「直観力」、「意思決定能力」、スピーディーな「行動力」、などにあるように感じますね。

ですから、厳しい事を云えば、
逆に「伸びない経営者のパターン」というものもあるわけです。

やはり、ビジネスセンスとでもいうのでしようか。

・あまり、完璧主義でもいけないようです。

・能力があっても、なんでも自分で行おうとする経営者も良くない、
  それでは、「人が育たない」

・経営規模や現在の自分販売力に合った自分に必要な情報取得。
  販売規模が小さいのに、原油価格や石油流通まで、
  自分に直接必要ない石油の総論だけを論じているような身の丈を知らない中小業者ではダメですね。

・「仕切り情報」ばかり、気にして、「販売力」は「店頭価格」の安売りのみに依存している。
  このパターンは、中小PB系などに多いようです。その場限りのCODでは続きません。
  本来、「仕入に強い」業者は、仕入先と人間力でつながっています。
  「無理が通れば、道理が引っ込む」と云います。

・情報取得が掲示板情報などに限定され振り回されている。
  掲示板などの情報は、「周辺情報」として捉えるべきで、それがすべてではありません。

SSビジネスに関して言えば、
経営規模に関係なく、
地域性や自らの企業の独自性を発揮している強い企業はたくさんありますね。
競合店が減少して、「残存者収益」を享受している「勝ち組企業」は、
むしろ、大都市の激戦地よりも、地方都市の周辺部などに増えてきたようです。

私も、ビジネスの「勝ち組」になりたくて、毎日努力しています。
一緒に頑張りましよう。