今年の灯油ビジネスは、店頭販売と配達で大きな収益格差が出ています。
店頭販売は「豊作貧乏」でしたが、配送部門については高収益が確保できたシーズンであったといえるでしょう。
「灯油ビジネス」に関する手法は地域制や企業の取り組みに大きな格差があります。
しかも、成果を上げている優良店ではその拡販手法や業務コスト削減の努力などについて、ほとんど公開していない事が多いため実態が分かりにくいという事もあります。
逆説的に言えば、それだけ「妙味」があるビジネスですから、他社に見せたくない、公開したくないのも当然のことといえるでしょう。
商法を真似することに長けているといわれるSS業界ですから、
他社に「格差」を付けるための配送サービスや外販手法についてはまさに、『ブラックボックス』であるともいえます。
「それぞれの企業が創意工夫しながら努力している。」という意味では、最も創造的な分野となっています。
灯油ビジネスで勝つには『ステルス商法』が最も有利な戦法であるともいえます。
データベースを駆使して、音もなく、競合企業に気づかれずにマーケットを囲い込むわけですから「先手必勝」が原則です。
当社の「雪ん子」ユーザー様にも多様な業態の企業があります。
最近では「巡回販売」の業者もデータベースマーケティングの優位性に気づいているようです。
すでに、一般企業による「マーケット囲い込み」が浸透しているエリアなどでは、後発の巡回販売は極端に苦戦しているという現実もあります。
我々から見ると『雪ん子』のデータベース機能を駆使した販売戦略効果は確実に「巡回販売戦略」を凌駕するものであると確信できます。
そんなわけで、全国各地を見ていると、
灯油ビジネスに関する業態と手法に関する地域ごとの販売戦略と課題が良く見えてきます。
『巡回販売業者』が、いかに汗を流しながら労力を費やしても、絶対に効果が上がらないエリアがあるという事。
最新のデータベースによる地域戦略という「戦車」に竹槍で立ち向かってもビジネスの勝敗の行方は見えているともいえます。
しかし、SS業界の多くの企業はそのことさえも気づかない業者が多いですね。