元売り統合の影響に関しては色々な見解があるようですが、
SS業界を取り巻く周辺ビジネスにおいても今後は大きな動きがあるようです。
例えば、系列計算センターなどの勢力地図などにも大きな動きが出るはずです。
店頭POSなどはある程度の期間は固定化されたままなるかもしれませんが、
ここ数年で統一されることになるはずです。
データを活用しての販売戦略などの工夫によりリテール企業間の格差はかなり拡大すると予想されています。
SS業界においても、本格的なビッグデータの活用がスタートするはずです。
遅ればせながら、「オフコン系システム」からオープン化に向けた動きも急速に進んでいます。
今後のSS業界にあっては、ITを駆使した経営手法により、
拡販戦略、特に「油外収益」確保の新手法が最大のポイントとなるはずです。
来年から当社では
これまでの「待受け型ビジネス」から、WEBを駆使した新たな販売展開の手法について
具体的な提案をスタートさせることになります。
これまでも、石油リテール業界の今後の行方をリードできる提案活動が求められていましたが、
いよいよ、構想をまとめ、全体の構築に着手しており、現場検証段階に至りました。
大手広域ディーラーにおいて、テスト段階から予想以上の効果を発揮しております。
問題は、石油リテール業界でも思い切った業態転換や経営改革ができるかどうかということ。
シャープや東芝などなど、大手製造業であっても経営的に苦境となる今日ですから、
どこがどうなるか、判りません。
常に危機感を持って、新たな取り組みに挑むことが大切だと感じます。
仮に組織の規模が大きくとも、
構造的に疲弊している組織では今後の展開はおぼつかないと思います。
来年は「臥竜塾」を中心として、SS経営における新たな試みをスタートさせます。
御期待ください。
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