ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

SS販売競争最前線

2007年09月03日 06時40分27秒 | Weblog
競争の激しい北関東の都市部では最近郵便受けにSSのポスティングチラシ投入合戦が激化しています。

ちなみに最近のチラシの内容は
「洗車無料券」:ガソリン20L以上給油
「車検サービス」:車検基本料5000円引き、(オイル交換3回無料券付き)
「ポイント会員募集」:地域ショッピングセンター提携でのポイント値引き
「食パンプレゼント」:毎週○曜日先着150名
「月曜・水曜」:FK2洗車半額Day (消費者はFKの意味が判らない)
「○曜日は特別価格」:ガソリン店頭価格からさらに3円引き!
などです。

その他、レディースDay、スタンプ捺印2倍Day、500円金券投入(燃料油以外)などなど、まあ良くここまでと思われるほど企画も豊富なのです。
各社が競って企画サービス内容を大きく書いて郵便受けにアルバイトなどを使ってポスティングしていますが週末の投入が多いようです。

これでは消費者としても迷いますね、なるべくガソリンタンクを空にしてから最初の店で20L給油して無料洗車して、次の店で20L給油して食パンを手に入れて・・、それからポイントも二倍の日に合わせて、なんて考えたら迷ってしまうでしょう。

直近ではガソリン価格も下落しています。さらにこの洗車に車検のサービス合戦ですから「油外収益」もなにもあったものではありません。激戦地で「売り勝つ」という事は本当に大変なことです。

北関東は激戦地といわれて久しい訳ですが、特に商社系販社どうしの競争が顕著のようです。

群馬は「ヤマダ電機」、「ビックカメラ」、「カインズホーム」、「ベイシア」などのをはじめ、全国有数のディスカウンター系企業の発祥の地であり本社もあります。ここで生き残れれば全国どこでも生き残れるといわれています。

消費者としては、このようなSS競争激化は楽しいことでしょう。
しかし、SSビジネスは末期症状の様相を呈しています。

これで、売り勝ったSS企業がはたして、家電の「ヤマダ電機」の様な「勝ち組」になれるのでしょうか? どちらにしても大変な競争が勃発です。

高崎では個人経営の家電屋さんや薬局はほとんど閉店状態です。

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