ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

今後のガソリンスタンドビジネスの展望と展開

2010年12月15日 10時52分54秒 | Weblog
今年も全国各地のSS業界の経営者の方といろいろな話題で盛り上がりましたが、次世代に向けたエネルギービジネスの話題と異業種展開の話題が増えてきました。

これまでのSSビジネスは「自動車用燃料」を基軸としているわけですが、
EV、エコカーの普及により必然的に減販となるはずですから、やはり事業転換や多角化が関心事のようです。
間接的に石油ビジネスに関係している我々も今後の推移については気になるところですが、
すでに幾つかのビジネスアイデアに対応するためのカスタマイズ要望なども寄せられています。
SSを運営している企業にとって今後の展開はより切実な課題となっています。

「洗車」、「車検」、「保険」もあると強気の見通しを持つ方もいますが、皆さんはどのようにお考えですか・?

全国各地を回ってみると、すでにいろいろな模索が開始されています。
現状のガソリンスタンドという業態そのものの企業内構成比率を下げようと多角化を進める企業も増えてきました。

色々な模索がなされていますが、意外と多いのがフードサービスです。
外食チェーンのフランチャイジーとしての展開などが増えています。
変わったところでは北海道の石油企業が高崎市にスポーツジムを開設していたり、
首都圏では高齢者用の介護老人ホームの運営などもありますね。

先日お伺いした北陸の企業では、リホームビジネス展開に積極的で、さらに「焼き鳥屋」なども企画していました。

石油とは全く異なる分野でのビジネス展開はこれまでよりも増えている感じです。
来年あたりから、経営多角化はさらに進む傾向にあるようです。

灯油ビジネスを「宅配」という全く切り口で新しいビジネス業態としてとらえ、新たな取り組みを開始している企業も増えています。

付随するビジネスとしては「天然水の宅配」、カロリー調整の「宅配弁当」、
さらには高齢者向けの「お買いものサービス」なども動き出しています。
これらのサービスはさらに細分化されつつあり、地域密着型ビジネスとして注目されます。

ガソリンスタンドを「地域のコミニュティー」としてとらえると色々なアイデアが生まれてきそうです。
「ホームエネルギー」から派生してリフォームビジネスに参入する企業は確実に増えており、
すでに、かなりの実績を上げています。
今後はソーラーパネルなどの普及も進みそうですから、可能性のある分野となるはずです。

当社も「雪ん子」のユーザー様と共に新たな企画を立てるべく考えています。
まだまだ、新たなアイデアや試行中のビジネスモデルは沢山あるわけですが、
現段階での事例公開は控えさせていただきます。

とにかく、セルフ化などによる余剰人員の活用などを前提にした「脱SSフィールド」の動きが急速に進行しています。

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