ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

読書の秋

2008年09月08日 05時23分09秒 | Weblog
高層マンションから望む関東平野の朝焼け
ようやく朝晩が過ごしやすく、秋らしい天候になってきました

最近は娯楽物の時代小説ばかり読んでいましたので、心を改めましてここ数日、経済関係の本を読み始めました。
私の家の近くには本屋の大型店が多く販売競争も激しいようです。
本屋の店先に行きますと時代を反映して景気動向の本が増えてきましたね、店頭に並んでいる本の題名を見ているだけで世の中の大体の景気と世相が読めてしまいます。
とにかく景気が悪化していることは間違いなさそうです。

読んだ本は「サブプライム後の資産運用」(中原圭介)と、「チャイナ発世界大恐慌」(浅井隆)

「サブプライム後の・・・」には『10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践』というサブタイトルがついています。
サブプライムに影響されなかった本人が教える世界恐慌でも負けない投資法! だそうです。
最後まで一気に読んでみましたが、あまりにもくだらない内容なので呆れてしまいました。本を買ったお金が無駄でした。

浅井隆氏の本は今まですべて読んでいますが結構面白い。ためになるというよりも経済活劇小説を読んでいるような感じです。それでも「どうかな。。」という部分もあるのですが、つい買って読んでしまう。

最近の経済誌の著者はまるで売れっ子有名作家のように次から次へと著作を発表してきます。過去の予測が当たっていたり、ドはずれていたりいろいろですが下手な鉄砲も数打ちゃ当たるといったところなのでしょう。

バブル真っ盛りに売れっ子だった長谷川慶太郎氏の著作なんて今読んだらとんでもない内容のものです。呆れてしまいます。もし、私が長谷川氏なら恥ずかしくて経済評論家なんて看板は外してしまうことでしょう。

私も現在、某業界誌から原稿を求められていますが題材やテーマを与えられても書き出すのは本当に難しい。明日から書こう、明日から書こうで、なかなか手がつきません。

そんなわけで、他人様が書いた本を読んでは自分なりに批評したりしているわけですが、理屈は解っても実業の世界の現実は異なるわけで、経済評論家とは話題性の高いサブタイトルを付けて本を売ろうという魂胆が見え見えですね。

私は、実際に自分自身のビジネスを立ち上げながら厳しい現実をテーマに描いてみたいと考えています。

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