ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

灯油販売は『松茸狩り』

2010年12月17日 12時40分49秒 | Weblog
先日、灯油配送の協業化に参加している経営幹部の方々との面談がありました。

全国で灯油配送の協業化が叫ばれて十年余が経過し、システムのリプレイスが検討されています。

いよいよ、灯油システム構築も第二世代に入ります。
これまでの問題点やこれからの灯油ビジネスのあり方、それに伴い必要となる機能追加、
最も注目されるのは、データセキュリティなどに対する課題も出てきた事です。

今後、石油業界にもクラウドの時代が到来する事を想定しながら新たな方向性を模索します。

今迄、地元のソフトハウスなどと協力開発してきた灯油システムですが、
IT環境の変化に伴い、時代に合わせたグローバルな仕様と機能が必要となります。

開発ベンダーも、飾り物のような多様な機能だけではとても時代に追従出来ません。
時代の変化を根底から考えながら、石油流通ビジネスの実務キャリアを生かしていきたいと考えています。

メンテナンスやサポートなどを考慮すると、我々のシステムの運用コストの安さが理解できるはずです。

わずかなバージョンアップ料だけで常に最新のOS環境で稼働できるわけです。
ウィンドウズのバージョンが変わっても常に対応しています。

これだけ普及してくると、サポート体制などにも色々な課題が出てきます。
すでに、5年も前に販売が終了しているハンディPOSなどもありますから、修理部品調達などでメーカーも苦慮しています。

しかし、20年も前にご購入頂いたシステムでも、サポート契約により常に最新環境で稼働しながら、新しいモバイルハンディで納品書にQRバーコードを印刷出力し、携帯WEB受注などまで対応している企業がほとんどです。

「雪ん子」ユーザーの企業様との「付き合いも」永くなりました。
全ての企業がここ数年、周辺SSの淘汰と閉鎖により、顧客の囲い込みに成功して売上数量を倍増させています。

今年も、
「雪ん子」で頑張って決算が組めました。という嬉しい言葉が多くのユーザー企業様から頂いています。

最近では、システムのバグ対応よりも、拡販手法やら、新たな宅配ビジネスの展開に向けてのご相談が増えているわけで、私としても、次に向けてのビジネスアイデアの企画に向けて頑張っているわけです。

「松茸は千人の股をくぐる」と云われますが、
灯油ビジネスは「松茸狩り」のようなものですね。
誰でも、利益率の高い事は判っているが、需要に応じた販売だけではだめなのです。

売るためには幾つかの「コツ」があるわけですが、
その「方程式」が理解できれば、SSを廃業しても、SS以上の利益を生み出せるわけです。

これから、石油ビジネスは大きく変化しますが、
「松茸狩り」の名人は、毎年松茸が出てくる場所を誰にも教えない訳です。

SSの周辺ビジネスはフランチャイズなどで色々なものがありますが、
「灯油販売」だけは、地域性や立地条件などもありますから、松茸採りのようなものなのだと感じます。

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