最近、石油業界の人達のビジネスの話題の内容がだいぶ変わってきたような気がしています。
しかし、この傾向はなにも石油業界だけではないようです。
100年に一度の大不況という時代背景ですから、
特に製造業などにおける「事業転換」の模索などは盛んになってきたようです。
自社で保有している技術特性を今までとは全く別の分野で優位に再活用することでビジネスの再生を図るという考え方です。
たとえば、特殊な技術を持つ自動車産業の下請け部品メーカーが、生活関連用品などの自社製品開発をして新たに自立の方向性を模索する努力を開始しているというわけです。
私の知人の、自動車のバックミラー部品の下請け加工製造メーカーでも、いろいろな工夫をしているようです。
ミラー(鏡)というものを切り口に、アイデアマンである社長はかつてユニットバス専用の曇らない鏡を・
「曇りまセブン」などと商品名を付けて開発したこともあるアイデアマンです。
事業転換などを考える場合には、当然のことですが、
全く別の業界よりも何か現在の仕事に関連していて、しかも知識や技術を再活用できる業種を探すことが成功の確率を上げるポイントのようです。
独自性がある業種では、先代から引き継いだ仕事を丁寧に継承したほうがよいケースもありますが、
一般的な業種の寿命はどんなに長くても30年と言われます。
新規開発や事業転換などの変化に対応する努力を怠っている二世、三世経営者が非常に多いわけですが、
その種の経営者の特徴としては、なんとかなっているうちは努力をしないという基本的欠陥をお持ちの経営者の方が多いような気がします。
老舗であれば技術や人材など企業の経営資産を食い潰しても、自分一代くらいは食べていけるなんて考えたら、
すでにその企業は「負け組」で淘汰の危機にさらされていわけです。
柔軟な頭脳と行動力がポイントとなるわけですが、別に若い方が優位とは言えないようですね、
業務に熟練精通したベテランなどが温めてきたアイデアや技術、経営のキャリアに「光るもの」が多いようです。
実は、石油業界でもすでに同様の考え方をお持ちの方が多いわけです。
九州地区の著名なスーパーディーラーの経営幹部の方も同様な視点で、石油ビジネス自体を根底から考えています。
たとえば「灯油配送」を切り口にしての新たな宅配ビジネスの模索です。
よく考えますと、灯油配送に関する地域データは多くの可能性を秘めたデータであるともいえるわけです。
「エネルギー転換」や「オール電化」などが叫ばれ普及する時代であったとしても、
逆説的に考えますと、現状「灯油」を消費している顧客がエネルギー転換ビジネスのターゲットとなるわけです。
大手ディラーなどでは、すでに「リフォーム」関連や住宅関連サービスのビジネス展開が盛んです。
「灯油」も視点を大きく持って「ホームエネルギー・ビジネス」の一部という切り口で考えたら
「次にくるエネルギーの時代」を、コストやエコの時流を前提に想定しながら自社のビジネス転換をしていくのは少しも不自然なことではないわけです。
昔、石油業界の先人が仕事を始めた創業期には石炭や薪などを燃料としていた時代だったはずで、
灯油は新しいエネルギーであったはずです。
いや、私の若いころでも、田舎では灯油がホームエネルギーとして認知され始めた時代だったのですから、
それほど昔の話ではないはずです。
ブリキ缶に詰めた「燈油」を自転車の荷台に積んで配達を始めたことで、
きっと日本の石油業界のビジネスの黎明期は口火を切ったはずなのです。
そんな業界の先人の心意気を考えると、
エネルギービジネスの可能性が違った視点で見えてくるように感ずるのは私だけではないはずです。
最大の課題は自主性と創造性と、特に「行動力」が必要だと考えています。
それぞれの企業が持っている特性や地域性によって、発想の視点は大きく変わります。
しかし、「考えている」だけではだめです。
実際に行動を起こすだけの「行動力」が最大のポイントなのです。
現状、なんとか採算点が維持できていると、行動力が鈍ります。
業態が低迷してから、新たな模索をすることや着手するには二倍のエネルギーを要することになります。
ですから、動けるときがチャンスです。
そんな事を考えるのが「楽しい」と思う経営者と、
時代背景の必要性に迫られながら「やむなく」ビジネスを変える方もいるでしょう。
私は、次の時代を考えることを「楽しく」、ポジティブに考えるべきだと思っています。
今まで、永い間店頭ビジネスを前提に考えてきたガソリンスタンド業界では、
「灯油配送ビジネス」などを前提に次の時代を考える場合に、
配送という業態自体をネガティブに考えている企業が多いことも事実です。
そのような企業は、思考が硬直化していてなかなかアイデアが湧いてこないという弱点があります。
変なプライドがあって、新しい時流の発想に遅れやすいという組織疲労のような致命的な弱点が潜在的に染みついてしまったら、
その企業組織の衰退はすでにはじまっているとみるべきです。
それにしても、現在の時代背景を考えますと「宅配デリバリービジネス」はいろいろな業界で、その可能性が非常に大きな注目を集めています。
ヨシケイなどが展開している「ケータリングビジネス」は、
今後、家庭の食生活まで大きく変えてしまうと予測されています。
そのほかにも、高齢化を時代背景として、「宅配ビジネス」の可能性は無限です。
「アスクル」やコクヨの「フォレストウェイ」などの「文房具ビジネス」も宅配というビジネスフォームが大きく変化させています。
佐川、ヤマトなどの宅配便の普及と関連しての、宅配ビジネス展開を見ればその可能性はいまさら紹介するまでもありません。
私の家内なども、神戸のケーキをWEBで注文して、
宅配業者にお金を払って普通に食べています。
そんな生活パターンを主婦が普通に利用している時代です。
SS業界が持っている地域の消費者データを今後のマーケティングに再活用するとしたら、
その可能性は無限だと思います。
新たなビジネスを考えること自体が楽しくなりますね、
他人が考えたビジネスにFCで参加するなんて、馬鹿馬鹿しく思えてきます。
これから自分自身が本気で向かい合うビジネスだとしたら、
まず、自分自身の「頭で汗をかく」ことも必要です。
そのこと自体が、新たなビジネスのパイオニアで先取得利益も大きいわけです。
だから、他人のアイデアに頼らず、基本は自分自身と皆で考えましょう。
ということになるわけです。それがもっとも大切です。
与えられた、ビジネスフォームをお探しなら、現在、業界で流行している
中古車を使った「レンタカービジネス」でも始めたらどうでしょう。
そんな訳で、某大手ディラー様と「雪ん子」を再活用しての宅配ビジネスの勉強に着手しようとしています。
新たなビジネスアイデアなどがございましたら、お寄せください。
やはり、ビジネスは、楽しくなくてはいけませんね。
頭を使う事と、「行動力」が衰退しない組織を再構築することが、まず先決です。
しかし、この傾向はなにも石油業界だけではないようです。
100年に一度の大不況という時代背景ですから、
特に製造業などにおける「事業転換」の模索などは盛んになってきたようです。
自社で保有している技術特性を今までとは全く別の分野で優位に再活用することでビジネスの再生を図るという考え方です。
たとえば、特殊な技術を持つ自動車産業の下請け部品メーカーが、生活関連用品などの自社製品開発をして新たに自立の方向性を模索する努力を開始しているというわけです。
私の知人の、自動車のバックミラー部品の下請け加工製造メーカーでも、いろいろな工夫をしているようです。
ミラー(鏡)というものを切り口に、アイデアマンである社長はかつてユニットバス専用の曇らない鏡を・
「曇りまセブン」などと商品名を付けて開発したこともあるアイデアマンです。
事業転換などを考える場合には、当然のことですが、
全く別の業界よりも何か現在の仕事に関連していて、しかも知識や技術を再活用できる業種を探すことが成功の確率を上げるポイントのようです。
独自性がある業種では、先代から引き継いだ仕事を丁寧に継承したほうがよいケースもありますが、
一般的な業種の寿命はどんなに長くても30年と言われます。
新規開発や事業転換などの変化に対応する努力を怠っている二世、三世経営者が非常に多いわけですが、
その種の経営者の特徴としては、なんとかなっているうちは努力をしないという基本的欠陥をお持ちの経営者の方が多いような気がします。
老舗であれば技術や人材など企業の経営資産を食い潰しても、自分一代くらいは食べていけるなんて考えたら、
すでにその企業は「負け組」で淘汰の危機にさらされていわけです。
柔軟な頭脳と行動力がポイントとなるわけですが、別に若い方が優位とは言えないようですね、
業務に熟練精通したベテランなどが温めてきたアイデアや技術、経営のキャリアに「光るもの」が多いようです。
実は、石油業界でもすでに同様の考え方をお持ちの方が多いわけです。
九州地区の著名なスーパーディーラーの経営幹部の方も同様な視点で、石油ビジネス自体を根底から考えています。
たとえば「灯油配送」を切り口にしての新たな宅配ビジネスの模索です。
よく考えますと、灯油配送に関する地域データは多くの可能性を秘めたデータであるともいえるわけです。
「エネルギー転換」や「オール電化」などが叫ばれ普及する時代であったとしても、
逆説的に考えますと、現状「灯油」を消費している顧客がエネルギー転換ビジネスのターゲットとなるわけです。
大手ディラーなどでは、すでに「リフォーム」関連や住宅関連サービスのビジネス展開が盛んです。
「灯油」も視点を大きく持って「ホームエネルギー・ビジネス」の一部という切り口で考えたら
「次にくるエネルギーの時代」を、コストやエコの時流を前提に想定しながら自社のビジネス転換をしていくのは少しも不自然なことではないわけです。
昔、石油業界の先人が仕事を始めた創業期には石炭や薪などを燃料としていた時代だったはずで、
灯油は新しいエネルギーであったはずです。
いや、私の若いころでも、田舎では灯油がホームエネルギーとして認知され始めた時代だったのですから、
それほど昔の話ではないはずです。
ブリキ缶に詰めた「燈油」を自転車の荷台に積んで配達を始めたことで、
きっと日本の石油業界のビジネスの黎明期は口火を切ったはずなのです。
そんな業界の先人の心意気を考えると、
エネルギービジネスの可能性が違った視点で見えてくるように感ずるのは私だけではないはずです。
最大の課題は自主性と創造性と、特に「行動力」が必要だと考えています。
それぞれの企業が持っている特性や地域性によって、発想の視点は大きく変わります。
しかし、「考えている」だけではだめです。
実際に行動を起こすだけの「行動力」が最大のポイントなのです。
現状、なんとか採算点が維持できていると、行動力が鈍ります。
業態が低迷してから、新たな模索をすることや着手するには二倍のエネルギーを要することになります。
ですから、動けるときがチャンスです。
そんな事を考えるのが「楽しい」と思う経営者と、
時代背景の必要性に迫られながら「やむなく」ビジネスを変える方もいるでしょう。
私は、次の時代を考えることを「楽しく」、ポジティブに考えるべきだと思っています。
今まで、永い間店頭ビジネスを前提に考えてきたガソリンスタンド業界では、
「灯油配送ビジネス」などを前提に次の時代を考える場合に、
配送という業態自体をネガティブに考えている企業が多いことも事実です。
そのような企業は、思考が硬直化していてなかなかアイデアが湧いてこないという弱点があります。
変なプライドがあって、新しい時流の発想に遅れやすいという組織疲労のような致命的な弱点が潜在的に染みついてしまったら、
その企業組織の衰退はすでにはじまっているとみるべきです。
それにしても、現在の時代背景を考えますと「宅配デリバリービジネス」はいろいろな業界で、その可能性が非常に大きな注目を集めています。
ヨシケイなどが展開している「ケータリングビジネス」は、
今後、家庭の食生活まで大きく変えてしまうと予測されています。
そのほかにも、高齢化を時代背景として、「宅配ビジネス」の可能性は無限です。
「アスクル」やコクヨの「フォレストウェイ」などの「文房具ビジネス」も宅配というビジネスフォームが大きく変化させています。
佐川、ヤマトなどの宅配便の普及と関連しての、宅配ビジネス展開を見ればその可能性はいまさら紹介するまでもありません。
私の家内なども、神戸のケーキをWEBで注文して、
宅配業者にお金を払って普通に食べています。
そんな生活パターンを主婦が普通に利用している時代です。
SS業界が持っている地域の消費者データを今後のマーケティングに再活用するとしたら、
その可能性は無限だと思います。
新たなビジネスを考えること自体が楽しくなりますね、
他人が考えたビジネスにFCで参加するなんて、馬鹿馬鹿しく思えてきます。
これから自分自身が本気で向かい合うビジネスだとしたら、
まず、自分自身の「頭で汗をかく」ことも必要です。
そのこと自体が、新たなビジネスのパイオニアで先取得利益も大きいわけです。
だから、他人のアイデアに頼らず、基本は自分自身と皆で考えましょう。
ということになるわけです。それがもっとも大切です。
与えられた、ビジネスフォームをお探しなら、現在、業界で流行している
中古車を使った「レンタカービジネス」でも始めたらどうでしょう。
そんな訳で、某大手ディラー様と「雪ん子」を再活用しての宅配ビジネスの勉強に着手しようとしています。
新たなビジネスアイデアなどがございましたら、お寄せください。
やはり、ビジネスは、楽しくなくてはいけませんね。
頭を使う事と、「行動力」が衰退しない組織を再構築することが、まず先決です。