ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

特別徴収義務者の皆様へ

2009年05月14日 09時44分37秒 | Weblog
平成21年4月 東京都主税局より、以下の通達が出ていますので、
念のため、

「地方税法の改正に関するお知らせ」
日頃から東京都の税務行政にご理解ご協力を頂きありがとうございます。
地方税法の改正に伴う軽油引取税に係る変更等について、お知らせいたします。
[主な変更点]
■平成21年4月から軽油引取税は、目的税から普通税に変わりました。
  これに伴い軽油引取税に係る該当条項が変更されました。
  (該当条項の変更につきましては、別紙にてご確認ください)
■課税方法に変更はありません。従来通りの申告納入・納付をお願いいたします。
  (該当条項が変わりますので、ご注意ください)
【様式の変更について】
 地方税法の改正に伴い、申告書等に使用する様式が変更となります。
 旧様式は平成22年4月以降使用ができなくなりますので、お手持ちの申告書等 の在庫管理について、ご確認、ご対応をお願いいたします。
 ●プレプリント様式を使用されている方
  すでに配布しております平成21年8月行為分までの「旧様式」については、そのままご使用ください。
 ●白紙の様式をドットプリンター等で印刷されている方
  すでに配布しております「旧様式」については、平成22年3月ま末までご使用いただけます。
  新様式につきましては、別途送付いたします。

すでに、ご承知のこととは思いますが、
以上の通達が出ていますので、ご確認ください。

ゆきんこサポートセンターでは、
すでに、対応を完了し、全国のユーザー様向けのアップデート作業を開始します。

新たに、軽油税申告の自動化をご検討中の企業様、
ぜひ、この際に「D-TAX」をご検討ください。


仕事のバランス感覚

2009年05月14日 04時56分38秒 | Weblog
この季節になるとだいぶ夜明けが早くなりました。
昨日の夕方、ストレッチに行きましてだいぶ絞られました。
お陰で昨晩は早く床に入りまして、今朝も早くから目覚めています。

当社の仕事は店を構えての物販業ではありません、
製造業のような感じなのですが工場を持っているわけでもありません。

営業活動は、全国の特定業種を掘り起こしながらのマーケティング活動ですから、結構な労力と時間がかかります。

自ら、ビジネス企画を立案して、マーケットを掘り起こして、
提案資料やドキュメント類を整備して、宣伝活動をしてから、
全国のクライアント企業からのオファーに応えてプレゼンテーションやら提案活動で飛び回ります。

その間、新たなソフトウェア開発業務も同時進行しているわけです。

そんな訳で、仕事は毎日忙しいわけですが、
社員数も少ないことから、すべての業務をバランスよく進行させることは、本当に大変です。

少し気を抜くと、どこかに歪みや穴が開きやすい。
ですから、一つの仕事にはまって、熱中し過ぎて時間を取られると別の仕事が遅れてしまうということで、
この時期は仕事にバランス感覚が要求されます。

当然「疲れる」わけですが、
精神的な疲れと、体力的な疲れに同時に襲われることもあるわけです。

全国各地の知らない町に出張している時のほうが、
変化があって仕事に慣れてくるとストレスがたまりませんね。

今年も灯油シーズンが終わりまして、ボチボチと問い合わせなども増えてきました。
石油業界はこれから、時間ができてシステム構築の季節となるわけです。

来月は、九州博多で「ゼンセキ総会」での展示会。
当社は、毎年一番小さいブースでユーザー様にごあいさつといった感じです。

さてさて、今日も仕事の「遅れ」や「漏れ」が無いかよくチェックしながら、
地味な準備作業と原稿書きに励むことにしましょう。

こうして、毎朝早く起きて仕事を考えながらブログを書くことは、私にとって、
一日の仕事に臨んでのまさに「頭のウォーミングアップ」といったところです。

今日も一日の仕事の段取りがうまくいくように、
頑張りましょう!

消費者の視点と値上げのタイミング

2009年05月13日 05時37分34秒 | Weblog
最近のガソリン市況を消費者的な視点で見ていると、
昨年のあの物凄い値上げペースを経験してしまったからなのでしょうか
販売業界が考えているほど細かく観察してはいないような気がします。

一方、販売業界は
昔から、SS業者がガソリンで収益が上がるのは、
昨年のように「仕切りが下がる」タイミングに、
売価の下げのタイミングを遅らせるなど、「下げ」で儲かるケースが多いわけです。

逆のケースでは、今までの経験では収益を出しにくいともいえます。
「仕切りが上がる」にもかかわらず、売価に「転嫁できない」ケースです。
この期間が長いと必然的に、儲からない期間が長くて赤字になりやすい。
実は、ここが過当競争の業界の最大の弱点なのです。

このままいくと、今年のパターンは、どうなるのでしょう?

ここで、少し我慢して、値上げせずに消費者の支持を得るか・・

それとも、厳しい経営状況ですから、即時仕切りにスライドして転嫁していくか・・

しかし、値上げを我慢して消費者から得られる支持などを当てにしているようでは、
この厳しい販売競争の時代に勝ち残れるはずもありません。
そんな、女々しい商売しているのなら、いっそ閉鎖すべきです。

近くの同業者の看板価格はどうだろう・・・

みんな、内心では、どこかが売価を上げてくれないかと思っていますが、
自分で先頭を切るほど自信がない。これを「疑心暗鬼」といいます。

石油業界の値上げ作業は、まるで
相撲の立ち会いのように「見合って、見合って」といったところです。
タイミングが合わなければ、「待った」がかかって、立会のやり直しで価格は上がりません。
相手が、透かして、はたいてくるのか、ぶちかましてくるのか読みが難しい。
相撲なら、最近は、ここで勝負審判から叱咤の声がかかります。

しかし、強い横綱や力士は、自分の相撲をとれますから、
相手の立会を確認できる地力と余裕があるわけです。

SS業界でいえば、さしずめ「プライスリーダー」か「地域一番店」ですね。
とにかく、マーケットを自分の得意な「組手」に持っていく余裕があります。
そうしたら、得意技(油外などの収益力)で勝負できますから、負けはない。

格下の力士は飛んだり、はたいたり、けたぐりに出たり、
なんとか、立会の変化で「金星」を狙います。
横綱の力が落ちてきたら(地域一番店の経営力が落ちたと見えたり)、
自分に自力がついて自信を持ってくると「何とかしてやろう」と
立ち合いの変化や奇をてらった取り口で幻惑するというわけです。

万年大関の千代大海のように、思い切りが悪く引き技に頼る癖で横綱になれない力士もいます。
それでも、何とか大関を張っているわけです。(倒産せずに商売を継続している)

平幕でも癖のある高見盛のような人気力士もいます。
小規模でも、経営者の人柄や、キャラクターで持っているお店と言えますね。

横綱になれる力士の取り口は、やはりオーソドックスですね。
モンゴルの二人の横綱を見ていると、やはり才能も感じます。
とにかく、モンゴルの力士は真剣さが違います。

なんだか。朝から相撲談議になってしまいました。

私は、好きな相撲を見ていると、
なんだか、商売の組手が見えてくるのです。

ビジネスの勝ちパターンを探りましょう。

体力勝負の仕事です

2009年05月12日 17時51分20秒 | Weblog
今日はフェーン現象が発生したようで、暑くて、夏のような一日でしたが、夕方になってようやく過ごしやすくなりました。
お陰様で、今になって作業が順調に推移しています。

資料作成や原稿書きの手を休めてブログを書いています。
なんて言いますと、驚かれるかもしれませんが、現実、システムに関する資料やドキュメント類の制作は、
キャッチコピーやら説明能力やらで本当に頭が疲れる根気の要る体力勝負の仕事なのです。

それに比較したら、ブログを書くことなんて、オチャノコサイサイで楽しいわけです。

今朝はなんと朝の三時から起きだして、作業を開始したわけです。
本日はブログを三本も書きましたが、最初の書き込み時間を確認すると
なんと午前四時三十三分となっています。
何だかんだ言っても、私の仕事は体力勝負の力仕事なのです。
還暦を過ぎてこのスタミナですからまだまだ、若い衆に負けずについて行けそうです。
しかし、あまり元気すぎても嫌われますね、

今夜はよく眠れそうですが、頭が冴えると逆に眠れなくなる場合もあります。

そんな時には、寝酒を一杯。と思いますが心臓に悪いので止めましょう。
健康第一、早寝、早起き、元気なオヤジです。

まだまだ、為すべきことが山ほどあります。
最近は、世の中から与えられる課題が歳を取るごとに大きくなっているような感じです。
課題はさらに、増えてきます。

時間もお金も掛りますが、「これが私のソリューション」といったところです。

家内も、資料の製本などの作業で頑張っています。
全員が体力勝負です。

新仕切り体系に対する具体的対応、 軽油税納税書式も変わります

2009年05月12日 05時55分02秒 | Weblog
最近、大手特約店企業から「新仕切り」に関するシステム対応の課題についての問い合わせが急増しています。
やはり、具体的な「対応」が必要となるのは「特約店」ということです。
特に、システムの技術的な部分に関する質問が増えています。

システム的には「単価置き換え」、「遡り演算機能」、「価格設定」に関する「収益シュミレーション」、油種別の「数量枠管理」、運送会社別、油種別「運賃コスト演算」などなど、
予想される課題のほかにも、企業ごとの特殊性に基づく対応要望なども多数出ています。

石油流通ビジネスというものは、現場実務を知らなければ判らないことがたくさんあるものです。
どんなことでも、遠慮なくお気軽に「プロフェッショナル」にお任せください。

軽油税特別徴収義務者(特約店企業)の皆さんへ
4月納税分から納税帳票の仕様が変更されます。
対応に関する猶予期間もございます。
お気軽に音合わせください。
「DーTAX」を使用中のお客様には、
無料にて全面対応をさせていただきます。
来週より、全国のシステムアップデートを開始致します。

新規問い合わせ、または、軽油税システム構築を希望するお客様は
お早めに、お申し付けください。

石油業界と景気対策

2009年05月12日 04時33分25秒 | Weblog
今更ながら・・・、といった感じなのですが、全国各地の石油業者の方から、
景気悪化に関する情報が増えてきました。
マクロ経済とは別に地域金融情勢などにも、本格的に不況の風が吹き始めたということでしょうか。
一部では、今月末発表となる地方銀行をはじめとする信金、信組クラスの金融機関の決算内容が予想以上に悪化しているためという見解もあるようです。
地方金融機関でも意外とサブプライムローンの影響が大きいようですね。

政府や日銀などの公的機関の発表する景気指数と、一般国民が肌で感ずる景気観は、
今迄だいぶ温度差があるように感じていたのですが、今回ばかりは、「景気が悪い」で一致しています。
悪いほうで一致しているわけですから、本当に悪いと理解すべきなのでしょう。

ところで、土、日曜日の高速道路の1000円走り放題により、各地の郊外型アウトレット、観光地、などにもかなりの経済効果が出ているらしい。
当然ガソリン消費も増えてくるわけですから、内需型の消費拡大には大きな効果があるという考え方もあります。

誰が考えたのか、うまい経済対策を考えたものです。
高速道路料金が安くなって、ガソリン消費が増えて、
ドライブに行く人たちが増えて、観光地などの地方経済も潤うというわけです。
確かに、内需型経済は庶民がお金を使わなくては、景気が良くなりません。
家電などの耐久消費財までお金が回らないとしても、せめて、ドライブぐらいはということでしょう。

その点では、リテールの石油ビジネスは「内需型」の代表みたいなものですから、
だいぶフォローの風が吹くはずなのですが、なにしろ、競争が激しくて相変わらずの安売り戦争をしていては、いつまでたってもメリットを享受することもできないわけです。

今回の高速道路1000円走り放題などのように、政策的な誘導により国民の消費を喚起させる手法などを見ていると、
SSに関連するビジネスアイデアのヒントが何か生まれてきそうな気がします。

そんな訳で、何人かの有志と「今後、可能性のあるSS関連ビジネス」についての勉強会でも始めようということで、スタートしようと準備中。
あまり、硬く考えずに雑談の中から、何か生まれてきたら、面白いですね。
やはり、世代を超えることで視点を変えなければ、これからの消費動向はつかめませんから、若手の参加も必要です。

全国各地から、面白いビジネスアイデアを集めて、具現化して収益化出来たら面白そうです。
WEBやシステムを効率よく組み込んで、独自性と省力化が実現できるかもテーマとなりそうです。
そしたら、私の出番もありそうです。

などと、夢を見ている朝です。

「灯油ビジネス」と「オール電化」の課題。

2009年05月11日 18時32分22秒 | Weblog
オール電化が進むと灯油が売れなくなる。
SS運営専業者などの灯油販売業者は危機感を持っているようですが、面白い話題を一つ。

当社の「雪ん子」ユーザー様では、ホームヒーティングという切り口で、
ガスや家電なども取り扱っている業者が多いわけです。

「オール家電」の見込み客を取るにしても、現在灯油を使用しているお客様が「見込み客」となるわけです。
「逆もまた、真なり・」というわけですから面白い。
灯油でもオール家電でも、どちらに、転んでもビジネスは成立するわけです。

よくSS専業者でセルフ灯油だけを取り扱っているような、業者が「オール電化で灯油が売れなくなる」などと判ったような事を言いますが、
実際のところ、ホームヒーティングの切り口で行くと、配送灯油からオール電化が見えてくるわけです。

マーケティングというものは、意外と複雑です。
古来「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざもありますが、面白いものです。

当社の「雪ん子」のユーザー様は、その辺のことについて非常に研究していますね、全く驚くほどです。

外販灯油ビジネスにはこのようなビジネスチャンスが足もとにいくつも転がっています。
儲かりそうなビジネスモデルがあれば、誰でも、すぐに真似してすぐに全国に伝わります。
最近のレンタカービジネスなんていい例ですね。

ところで、SSの灯油配送を起点とする、これからのビジネス。
誰でも興味あるでしょう、「マツタケは千人の股をくぐります」

おいしい、お金儲けは意外と足元に転がっているというわけです。

オール電化になると灯油は使わないけれど、ホームヒーティングビジネスはなくなるわけではありません。
新たなビジネスモデルを作り出すことがお金儲けです。

真似されないように、大切に育てましょう。

SSを起点とする、「雪ん子」による新たなビジネスモデル

2009年05月11日 12時43分56秒 | Weblog
SS業界では、最近、自動車を切り口としての「中古車レンタカー」のビジネスモデルなども動き出していますね。

SS業者がSSという限定されたフィールドから飛び出して、
新たなビジネスモデルに進出するということは、いいことですね、
個人的にも私も大賛成です。
これは、「車」という切り口から派生したビジネスモデルですね。

ところで、SSにはもっと大きな経営資源があります。
その最たるものが灯油配送などで蓄積された地域の顧客データです。
最近では「雪ん子」による、SSを起点とする新たな宅配の「ビジネスモデル」の開発もかなり具体的な形で進んでいます。
すでに「天然水」などの宅配はご承知のとおりですが、
さらに、ホームエネルギーや各種宅配サービスなどを切り口とする
いろいろなビジネス企画のフィールドテストが動き出しているわけです。

ハンディPOSの高機能や、顧客管理システムとしてのSQLデータベース機能を
発展的に応用して活用することができ、
しかも収益率が高くて将来的にも可能性の高い新規ビジネスが全国各地で試行されています。

私は、月刊ガソリンスタンドの新年号の「今年の予測」で、従来のSSフィールド内の「待ち受けビジネス」からの脱却を予測したわけですが、
地域に立脚した本来の「ガソリンスタンド」としての業態と歴史を考えたときに、
顧客データは最大の経営資源として見直されています。

確かに一時的には「元売りカード」のメリットもありました。
しかし、自社の「お得意様」を改めて、独立した自らの「顧客管理データベース」に蓄積して、新たな切り口でビジネスを模索する。
素晴らしい、ビジネス企画です。大切にしたいものです。

予想を超えるほど多彩な業態で形を変えていろいろなビジネスフォームが出てきました。

商品アイテムや業態だけでなく、受注段階から携帯電話のWEB受注機能を利用したり、最先端のITビジネスとして機能が見直されており、
「灯油配送管理システム、雪ん子」の名称を変更したいほどです。

今回、新たなビジネスモデルを想定した、25周年アニバーサリーバージョンのリリースも企画しています。
ご参加いただける企業様にはサポート料金込で、定額にてシステムを優先供給させていただきます。
有効で具体的な企画でもございましたら、無料カスタマイズも承ります。

ところで、今回の企画では「ビジネス特許」も想定できるわけですから、
独自性が高く、公開したくないビジネスアイデアに関しましては、「守秘契約」により、公開は致しません。
パートナー企業様との提携開発も想定しています。

ご興味のある企業様は、奮ってお問い合わせください。
ご要望、ご意見もお寄せ下さい。

ご連絡をお待ち申し上げます。
ただし、ビジネス情報の取得だけが目的のお問い合わせはご遠慮ください。

選挙が近いようです

2009年05月11日 06時02分50秒 | Weblog
週末は友人の弁護士が主宰するゴルフコンペに参加しました。
兄弟三人が弁護士という全国でも珍しい、弁護士三兄弟が主宰する大規模なコンペです。
それそれが仲間と政治や景気談義をしながら、ラウンドしていました。
テレビで見かける、プロゴルファーをはじめ国会議員、サッカーJリーグの重鎮、
タレント、ボクシング会、などなど多士多彩なキャラクターの参加者です。

いよいよ衆議院解散の雰囲気ですから、政治家も力が入っています。
選挙の話題ですが、自民対民主という政権選挙が、
いつの間にか麻生対小沢という個人対比的な構造になっているようだという意見もあります。

景気の話題ですが、金融機関の理事長などの話では、
不景気は製造業だけでなく、流通の拠点北関東エリアの小売業などでも過去にない不況だということです。

確かに、首都圏の高崎の街並みも人の出が少ないように感じます。

某、金融機関のお偉いさんの話ですが、「お金は貸したいけれど、政府が言うほど簡単にお金を貸すことができない現実がある。」との事。

お金を借りたいのは不景気で赤字の企業が多いはずです。
逆に景気が良い企業があったとしたら、お金は不要ということ。

まさに、「晴れた日に、傘を貸して、雨の日に傘を取り上げる」といった状況なのでしょう。

今までは全国を代表する保守王国の群馬県でしたが、だいぶ空気が変わってきたようです。
地域、政財界の皆さんの意見は総じて、政府の景気対策に批判的ですね。

ここにきて、保守王国群馬もさすがに大きく変わりそうな雰囲気です。
まあ、一議席の自民党は堅いと思いますが、注目です。

そんな訳で、いつの間にやら地域の政治談議の話題に入っている自分がいるわけです。

「頭文字〈イニシャル〉D」 の 洗車テクニック

2009年05月08日 16時57分02秒 | Weblog
SSビジネスにおける「油外収益」向上は、「洗車」が中心となっている昨今のようですが、
私が初めてガソリンスタンドの経営を親父から引き継いだ昭和45年頃は、
「洗車有料化」がガソリンスタンド業界の大きな課題だったのです。

今考えたら、大変な時代でしたが、当時は100㌔SSなんて言われまして、
とにかくガソリンを100㌔売るためなら何でもやった時代です。

それまでは、ほとんど水道手洗いか、良くてもスプレー式洗車機で無料洗車をしていたものですが、とにかくガソリン拡販のためのサービスでした。

その頃ですよ、元売りから「サービスステーション」なんて洒落た言葉が出てきたのは、
大体において「サービス」なんて言葉がよくなかったですね、
何でも「サービス」なのです。「フィールドサービス」、「窓ふきサービス」
当時、「サービス」なんて言葉はイコール「無料」のイメージでした。
いや本当に、笑いごとではありません。

お客も「向こうのスタンドは、洗車がタダでサービスがいい」なんて感じでした。
まあ、田舎でしたから、タダ(無料)のものを有料化するのに苦労したものです。

弟が、自動車大学を出て就職が決まっていたのに、ガソリンスタンドを増やすことになり、手伝わせることになりました。

弟が、当時の元売りの「トレセン(トレーニングセンター)」へ泊まり込みで行ってきてから、急に「洗車」を「有料化」することになりました。

フィールドサービスも所定の動作で「サービス」しまして、
田舎にしては早めに門型洗車機とスプレー洗車でなんと当時では夢の「洗車収益100万円」を達成したわけです。
当時としては、「洗車収益100万円」はすごかった。話題になりました。

私も、弟も社員もとにかく洗車はよくやりました。

同時、ビューティーの洗車機メーカーが、よく見学のお客様を連れてきたものです。
あの頃は、「洗車会員」と言って、月間3000円とか5000円とかの売り方も多かったように思います。

まあとにかく、朝から晩まで「洗車、洗車、洗車」で手の皮が薄くなって、
指紋が消えてしまうくらい洗車をしました。
洗車台数を積算したら、今だってその辺のSSマンよりは確実に多いほうでしょうね。
あの頃の年間の手洗い洗車台数なら、今でも日本で何番目かもしれません。

当時は、ラリーチーム「やまびこ」を主宰していて、仕事が終わった仲間が洗車作業の手伝いまでしてくれて、
お礼にガソリンを入れてやっては、夜間練習をしていたわけです。

時代が大きく変わって、今では消費者としてSSへ行くわけですが、

たまに、出先のお客様のSSで自分の車を洗車して、
セーム皮での拭き取り作業なんかしていると、
そこのマネージャ君が「その手つきは、本物ですね」なんて驚いてます。
あたりまえだよ、これでも私は昔、洗車のプロでした。

ですから、今でもSSで洗車をしてもらうと、やたらと細かい事を注意したくなります。

そんな弟も、42歳で早死にしてしまいました。

弟は土屋栄治、
FJ(フォーミュラジュニア)から、ラリーまで、モータスポーツが本当に大好きな男でした。
その友達の、加勢裕二。
ご存じ、あのキャロッセ、クスコインプレッサの創立者。
ともに、全国に名だたる「チームやまびこ」のスター選手でした。

今では、二人とも雲の上で、ラリーでもしていることでしょう。
加勢は私と同じ年ですから、栄治よりも二つ年上でした。
「オイ!、栄治!! 、早く洗車を片づけて、今夜も練習だ!!」

のちに、マンガや映画にもなりました。

ご存じ「頭文字〈イニシャル〉D」

今考えたら、洗車作業を少しでも早く終わらせてラリーの練習するために、
彼等が、群馬の田舎町で一生懸命洗車作業をしていたわけです。
豪華なスタッフが仕事をしていたスタンドでした。

それにしても、映画のガソリンスタンドの息子はバカ息子ですが、あれはひどいね、
佐々木君、豆腐屋も「こんにゃく屋」もいいけど。

いい時代でした。

だから、、、私の洗車作業は「根性が入った」本物中の本物なのです。

今は、昔の「洗車物語」でした。