ポーニョ ポニョ ポニョ ポーニョ
つい口ずさんでしまう宮崎アニメの主題歌「崖の上のポニョ」
大オンチの私でもこの辺は歌える。しかも微妙な音程で…。
それもチビ丸の前でしか歌えない。
何故かチビ丸は首をちょこっと右45度にかたむける。
犬にもわかるのだろうか?
ちょっと変な音が聞こえるぞ…と。
これで「ワォ~ン」と吠えられたらたまったものではない。
ほどほどにしておこう。
小学校の音楽の時間。テストでよく歌わされたが、これが大の苦手。
もう既にこの頃から心臓バクバクであります。
順番がやってきて、さあ本番。覚悟を決めて歌い始めた。
しかし何故か「クスッ」と周りで笑いが起き始めた。
そう、音程が外れたのだ。自分でも気づいたが…
その時から私は歌が嫌いになった。
そして初めて自分は 「オンチ」 だと気づいた。
日を改めて次は笛のテストが行われた。
ピアノを弾く先生の両隣に一人ずつ立って吹くのである。
全員終わってから何故か私だけが呼ばれた。
「笛を吹く時の息つぎが一番うまかった。さっきの通りもう一度吹いてごらん」
いきなりプレッシャーをかけられた。
私は後で先生の空耳ではないかと疑った程だ。
まぁ確かにいつもより練習はしたが…。
何とか事なきを得たが自分でも何処が良かったのか皆目わからない。
あとにも先にも褒められたのはそれ一回こっきりだった。
嫌な思い出と嬉しい思い出がごっちゃになったへんてこりんな思い出だった。