遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

ウインナーソーセージ(調整の詳細)

2007-05-06 | 燻製の部屋

  出来たてのソーセージを熱々にパリッと焼いて、マスタードをたっぷり載せてがぶり・・・

 そいでもって、ビールをゴクリ・・・・。

 言うこと無いです。

 スモークをやっていて良かったと思う瞬間です。





先日ウインナーソーセージの記事を載せたところお問い合わせがありました。

「以前作ったけどパサパサして美味しくなかった、どうして?」というのが大部分です。

 連休の後半にも作りましたので、再度詳しく説明します。


 材料です。(一般的に基本の材料です)

 豚挽肉 900g(できれば バラ500、モモ400)
 背脂  100g(背脂ともも肉の微塵切りは好みで)
 塩   25~30g(2%以下では難しい)
 砂糖  20g
 セージ 2g、ナツメグ1g、ブラックペパー 2g
 牛乳  100ml
 氷   150~200g

 羊腸  6m
 
 



 フードプロセッサーに肉、調味料、香辛料、氷を入れ数回に分け混ぜます。

 少量ずつ、温度が上がらないように短時間撹拌します。

 




 一旦、すり鉢にまとめ良く捏ねます。

 フードプロセッサーを使わない場合は、最初から冷やしておいたすり鉢でこねます。氷を入れて温度が上がらないように。

 再度フードプロセッサーにかけるとベストです。

 最終的に餅のような弾力のある生地になれば出来上がりです。





 粗挽き感をを出すために、背脂ともも肉の微塵切りを混ぜます。

 これ以降は前回の記事をご覧下さい。

 産業的にはサイレントカッターという高速のチッパーを使いますが、アマチュアはフードプロセッサーが現実的です。

 だだ、最後にすり鉢で擂った方が仕上がりは良いようです。

 良く混ぜ、脂肪と水をエマルジョンの状態にすることが肝心です。

  このことによりジュウシーなソーセージが出来上がります。

 牛乳を入れるのはエマルジョン化を促進するためで、入れなくてもOKです。

 その場合水分は氷で調節してください。





 今回は行きつけの魚屋さんで購入した「ツブ貝」と「会津地鶏の膝軟骨」も一緒にスモークしました。





 燻材は冬に剪定したプルーンとチェリー(サクランボ)の剪定枝です。

 市販のチップは結構高いので、庭の木の剪定枝を有効利用しています。

 それと木工で出た端材は貴重です。





 このスモーカー(スチールロッカーを改造した物)もかなり傷んで来ました。

 追々新しいスモーカーを作らなければなりません。

 できればログハウス風のスモーカーなど素敵ですね。

 木で遊ぶ民・・・「遊木民」ですからこれでも楽しみます。

 来年のGWの課題ができました。

 1年かけ、設計から楽しむとします。

縮緬山椒(連休中に作った物)

2007-05-05 | 食品加工の部屋
 

 常備菜の縮緬山椒の在庫が乏しくなってきましたので、「縮緬山椒」を作りました。

 京都に行ったとき、京都の物産展があると必ず購入します。

 自家製ができないか以前から挑戦してきました。

 なんとかそれらしい物ができるようになりました。





 合わせ調味料に縮緬ジャコを入れ炊きます。

 



 煮汁が1/5程度になったとき、山椒の実を加えます。




 出来上がりです。


 詳しいレシピはこちらです。




  

新緑(いわき公園)

2007-05-05 | 田舎の風景など

 昨日のいわき公園です。  家族連れが木陰でお弁当を広げています。  一番嬉しい光景です。

  フィールドアスレッチックの設備もあります。             標高の高いところでは八重桜が。

   いわきの平野は新緑の季節です。

気持ちの良い森林浴を楽しめました。

 


暮らしの伝承郷

2007-05-04 | 田舎の風景など

 いわき市中央台にある「暮らしの伝承郷」です。古い民家を移築してあり、昔の生活を感じることができます。

また、失われようとしている四季折々の行事を、後生に伝えるため様々なイベントが行われています。

連休どこにも出かけませんが、時間に余裕ができたので久しぶりに出かけてきました。

 

 昭和40年代の再現です、なんか懐かしい・・・。

  昭和30年代と40年代の学校給食です。30年代はもちろん、あの「脱脂粉乳です」。

 民家の前に人が集まっています。

けんだまの講習会でした。

江戸から明治の古い民家が5棟移築されています。

懐かしい囲炉裏です。板の間にござです。

足踏みのミシンと長火鉢。

氷で冷やす冷蔵庫が見えます。

納屋です。外にかかっているのは田車(畝の間の除草に使う)です。

 

馬小屋、2頭も飼っていたとはかなり大きい農家です。

囲炉裏の道具です。黒いツボは火消しツボ。

手前の丸い物は本物のカボチャをくりぬいて作った炭入れ。

 こちらは養蚕農家の道具です。何に使う分かる人も少なくなってきました。

今日は日差しも強く、初夏を思わせる一日でしたが、木陰は涼しく、

過ごしよい一日でした。

100年近く、タイムスリップした感じの楽しい時間を過ごせました。

 


包丁を研ぐ

2007-05-03 | 食品加工の部屋

連休中はどこも混雑しています。

 当地域も新舞子海岸や塩屋崎灯台が近いこともあって県外ナンバーの車が目立ちます。

 そんなわけで、当家は連休中はどこへも出かけません!! きっぱり

 と言うか、先立つものが・・・・・・。

 こんな時は普段できないことをしましょう・・・!

 包丁研ぎです!!!





 まず、砥石を2時間ほど水に浸けておきます。





砥石は同じ番手の物を必ず2つ用意します。

 中砥(右の2個)と仕上げ砥(左の2個)を2個ずつです。

 これは砥石の面直しをするためです。

 どんな高価な砥石でも、砥石の面が真っ平らでなければ刃物を研ぐことはできません。

 常に砥石の面を平に保つために、同じ番手の砥石が2個要ります。





 同じ番手の砥石をすり合わせます。





 しばらくすると2個の砥石がぴったり付いて離れなくなります。

 これで両方の砥石の面ができました。






 まず中砥で全部の包丁を研ぎます。

 押し7分引き3分の加減で。

 大きな刃こぼれがある場合は、その前の粗砥をかけますが、私は耐水性のサンドペーパーを使います。
 詳細は後日に。




 次に仕上砥をかけます。

 この前に、中砥の粒子をしっかり洗い流します。





 当家の包丁全部を研ぎ終えました。

 和包丁が5本、洋包丁が7本の12本です。

 12本を研ぐのに約3時間かかりました。

 切れ味の戻った包丁で調理するのは楽しいものです。

 切れる包丁ほど、よけいな力が入らないため、疲れず安全です。