座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

仏様は香りを召しあがる?

2013-10-07 | おしゃべり
最近読んだ 小さな仏教のパンフレットの中に、
「仏さまは 香りを召しあがる」という項目があり、

お仏壇には 真心からお供え物をしましょう、とありました。

その基本は、

・お香
・華
・灯蝕(とうしょく)
・飲食(おんじき)

などだそうです。

その場を 香りで整え、美しい花で飾り、灯明で明るく照らし、
家族と同様に 飲み物やお食事、お菓子や果物をさしあげる、
という事です。













また、仏さまは 香りを召しあがるとされており、
お香や 生花は 香りが良いものを供えます、
と書かれています。

「造花はダメということになります。

 飲食物も 実際には食べられはしませんが、
 香りを召し上がります。」

だそうです。



先日の「造花」についての答えが、ここで出てしまいました。

問題は、このパンフレットの文章を 信じるかどうか、
になってきます(苦笑)。



お仏壇の造花が好きではない私は、信じる事にしましょうか(笑)。













ただ、この文章は、続けて

「生花ですが 仏さまを飾る着物と言われ、
 とげのあるバラ等や、すぐに散る花は 避けます。

 花や葉は しおれる前に替えたいものです。」

とあるのです。



住職は 違った言い方をしています。

子孫が丹精した花を嫌う先祖が いるはずがない、
と言うのです。

ですから、バラを作っているお檀家さんに
ご先祖様に バラをお供えしなさい、
と言っているのです。

確かに、子孫が作ったバラを 先祖が嫌うのは
ちょっとおかしい気がしないでもありません。













今日も お檀家さんから バラを頂戴しました。

「食卓にでも」とおっしゃっていましたが
私は 仏壇にも飾るつもりです。

お檀家さんが 丹精込めたバラですよ、と伝えたいと思います。






話は違いますが、

同じパンフレットによれば、
お供えしてはダメなものは、
酒類、ニンニクなどの生臭、肉・魚 などだそうです。

これらは、仏戒を冒すものだそうです。



実家の姉は 用意した食事の中から 
父が好きだったものを 小皿に取り分けて
どんなものでも お供えしていました。

私には それが自然な事のように見えました。

本堂の仏様と 仏壇のご先祖さまとでは 
分けて考えてもいいものでしょうか?

お酒が好きだった方に お酒をお供えする事は 
そんなに不自然な事には思えませんので。



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