野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

ブルペンに黒田と清原(19日・安芸)

2008-02-20 12:59:24 | Aki Camp
 2軍の安芸キャンプに1軍が合流した初日。ブルペンに(大学・社会人)ドラフト4巡目の黒田祐輔(シャンソン化粧品)。足が長い……白仁田寛和(福岡大学)も足が長い、と思ったが、190cmの黒田はそれ以上。キレイなフォームをしているし、これも楽しみなピッチャーだと思った。明日(21日)の紅白戦で登板機会があるか? タイガースにも黒田が「いる」。

 そしてブルペンの左端に(高校生)ドラフト4巡目の清原大貴(常総学院高校)。高校生にしては纏まった(コンパクトな)ピッチング・フォームをしている。既に完成されたピッチャーというイメージ。意外に早く1軍に上がってこれるかも知れない。いい素材だと思った。……タイガースにも清原が「いる」。

 タイガースはいいピッチャーは見つけてくるが、野手はなかなか人材不足で育ってこない。先日の北海道日本ハムファイターズや東京ヤクルトスワローズとの練習試合でも≪痛感≫した。燕やハムには活きのいい野手がたくさんいた。
 その補填の意味合いで、平野恵一のような野手を他球団(オリックス・バファローズ)から獲ってくるのだろうが、その平野もいきなりキャンプで故障(左太腿痛)。トレードでも鑑識眼がないことを露呈してしまっているのか? 果たして浜中治を出してまで獲得した甲斐があったのか? これから厳しく問われる。

桜井“全快”…合流初日にサク越え33発 (デイリースポーツ)

不惑 桑田・清原と戦った男たち

久保田、剛球復活!(28日・安芸)

2007-03-08 13:40:22 | Aki Camp
 安芸キャンプ最後の紅白戦は、白組が「4対0」でリードして【6回表】その白組のマウンドには4番手≪絶好調≫太陽が上がった。
 先頭の浜中治に速球(140km)ファークで「2-1」に追い込んで、速球(145km)で決めに行ったが、高めに浮いて、これが決まれば、太陽も≪一流投手≫の仲間入りなのだが……結局、高めにすっぽ抜けたフォークを浜中がライトに打ち上げて、ファウルフライ。
(途中出場)狩野恵輔には初球(142km)を打ち上げさせて、サードフライ。<シュート>に見えたが、実際は外角を狙った“逆球”だったようだ。キャッチャー(清水誉)に向かって、苦笑いを浮かべる太陽。
 6番・桜井広大には「0-2」の後、速球(142km)を外角にビシッと決めて、ファウルも打たせて、「2-2」。5球目も“逆球”で速球(130km)がシュート回転して、結果オーライでピッチャーゴロ。決して満足のいくピッチングではないだろうが、3者凡退。

【6回裏】紅組のマウンドには(対照的に)≪絶不調≫久保田智之、登場。先頭の赤松真人に146kmを計測して「2-2」。最後は143kmを振らせて、空振り三振! 先ずは上々の立ち上がり、だったが、2番・藤本敦士に2球目(140km)を流し打たれ、レフト前ヒット! 
(途中出場の)高橋勇丞(3年目)には、146km、147kmの剛速球で攻め込み、最後は148kmで掠りもさせずに空振り三振! その間に藤本が盗塁して、キャッチャー狩野の送球は(相変わらず)悪送球! 
 4番・林威助との対決では147kmを(強引に)引っ張られて、1塁線を破られて、藤本が生還して、1失点。しかし、これは(試合後)岡田彰布監督が「あんなもんファーストゴロや」。哀れファースト(一塁手)喜田剛は、この4日後、ファーム落ちの憂き目を見る。

 太陽の【7回表】先頭の「その」喜田を「2-2」に追い込んで、懐に速球(140km)を決めるが、判定は惜しくも「ボール」。マウンド上で表情を崩す太陽だが、ラストボールのフォークで空振りさせて、俯くのは喜田。このまま1軍では活躍できない選手で終わってしまうのか……(期待の)背番号「55」。
 8番・坂克彦には初球(144km)を狙われ、センター前クリーンヒット! 1番・赤星憲広には「1-3」になるが、速球(141km)を打たせて、ショートゴロ併殺! ……これで太陽のキャンプは終わった。次はオープン戦。そこで、どれだけの結果を残せるか? 

 久保田の(最終回)【7回裏】先頭の中村豊にスライダー2球で入って、「2-0」。146kmは僅かに外れたが、最後は147kmで空振り三振! (途中出場)清水には144km、147kmで空振りさせて、最後は146kmで見逃し三振! ルーキー清水は「これがプロのスピードか…」と恐れ戦いたことだろう。8番・秀太は初球(147km)をジャストミートしたが、センターライナー。
 紅白戦(練習試合)で結果が出なかった久保田が、最後の最後で≪剛速球≫を復活させた。先発に転向したい、という邪念を捨て、とにかく「いい球」を投げる、速い(強い)球を投げる、自分のピッチングを思い出して、最後に結果が出た。これで久保田は≪安心≫。『J.F.K』再結成の日は近い……!

剛腕戻った!久保田 抑えイケる (デイリースポーツ)

ボーゲルソン、雪辱の3回無失点!(28日・安芸)

2007-03-06 23:59:28 | Aki Camp
 一方、前回(22日)打ち込まれた、白人ヴォーゲルソングの【1回裏】先頭の赤松に2球目(141km)をセンター前に弾き返されて、“悪夢”は繰り返されるのか……? 2番・藤本敦士は(同じく)2球目(139km)を打ち上げさせて、サードへのファウルフライ。3番・アンディー・シーツとの外国人対決では3球目(139km)を打たせて、センターフライ。4番「背番号31」(林威助)には3球目(135km)を打たせて、セカンドゴロ。

【2回裏】のヴォーゲルソング。先頭の「新加入」今岡誠には速球(141km)をセンターに弾き返されるが、センターライナー。6番「一際、拍手の多い」桧山進次郎には速球(141km)で追い込んで、チェンジUpでタイミングを狂わせて、手打ちのセンターフライ。7番・浅井良には速球(141km)に合わせられるが、ファーストライナー。

【3回裏】先頭の秀太には速球(141~142km)で追い込んで、チェンジUpで空振り三振! 1番・赤松と2番・藤本は共に初球を打って、サードゴロとセンターフライ。この試合は安定感≪抜群≫だったヴォーゲルソング。全て低めに制球されていた。

 メジャーリーグ(ピッツバーグ・パイレーツ)時代は速球投手のイメージがあったが、この試合では球速140km前後。これから球速がUPするのだろう。UPしなければ、公式戦では厳しい気がする。しかし(出遅れている)福原忍、安藤優也の仕上がり次第では、開幕=先発ローテーションに入ってくるかもしれない。少なくとも、この試合で(紅組の2番手で)4失点のダーウィン・クビアンとは立場が逆転して、存在感を見せ付けた、ヴォーゲルソングだ。

ボギー“変身”3回無四球無失点 (デイリースポーツ)

ジャン、3回無失点で先発合格!(28日・安芸)

2007-03-05 23:52:26 | Aki Camp
 安芸キャンプ最後の紅白戦は28日、新外国人投手エステバン・ヤンライアン・ヴォーゲルソングの先発で始まった。
【1回表】の黒人ヤン。先頭の赤星憲広に2球目(141km)を弾き返されて、センター前ヒット! しかし2番・関本健太郎を速球(142km)で詰まらせて、セカンドゴロ併殺! 
 3番・鳥谷敬にはチェンジUpを駆使し、速球(145km)でファウルを打たせるが、最後はチェンジUpが制球できずに四球。4番・浜中治にもチェンジUpの制球に苦しんで、「1-2」にするが、速球(139km)を打ち上げさせて、レフトフライ。

【2回表】のヤン。先頭の「紅白初出場」矢野輝弘は初球(141km)を打って、サードゴロ。6番・桜井広大にはチェンジUPが高めに浮いて、四球。7番・喜田剛は初球(139km)を打ってショートゴロ併殺! オープ戦の序盤(4日)にファーム落ちが決まった喜田だ。

【3回表】のヤン。先頭の坂克彦は2球目(141km)を打って、センターへ大飛球! センター赤松真人が背走してキャッチ! 1番に還って(9番がいない!!)赤星にはチェンジUpで翻弄して、速球(143~145km)で誘って、ファウルを打たせるが、最後はチェンジUpが外れて、四球。課題はチェンジUPの制球か……。
 2番・関本の4球目のチェンジUpの際に赤星にまんまと盗塁を決められるが、関本は速球(145km)で詰まらせ、セカンドゴロ。赤星は3塁へ(進塁打=最低限の仕事ではない)。3番・鳥谷は初球(144km)を打って、センターライナー! 赤松が快走してキャッチ!
 
 予定の3イニングスを投げ終えたヤン。145km前後の速球にチェンジUpを織り交ぜて、打ち取るタイプのピッチャー。恐らく(先発して)10勝(前後)は勝てるだろうが、それ以上は望めないような気がする。それ以下にも落ち込まないだけのスキル(能力)はあるが……。少なくとも、昨シーズンのクリス・オクスプリングよりは≪上玉≫のようだ。

「JFK」復活でジャンは先発 (デイリースポーツ)

小嶋、紅白戦でも好投!(22日・安芸)

2007-03-02 00:09:55 | Aki Camp
「3対3」の同点で迎えた【5回裏】白組のマウンドには左腕・中村泰広。先頭の赤星憲広に「0-3」。また悪い癖が噴き出したか? 帽子を取って額の汗も拭って、5球目(140km)を打たせて、ショートゴロ。
 2番(途中出場)大和にも「1-3」から四球。しきりにマウンドを気にして、エクスキューズ(言い訳)するが、≪不安≫が消えない中村泰。これを消せない限り、1軍では「使えない」。(ネット越しに)厳しい顔で見守る岡田彰布監督。
 3番・関本健太郎との「奈良県」対決でもボールが高めに上ずって「0-2」。しかし同郷の誼(?)で関本が3球目(140km)を打って出て、ショートゴロ併殺。敗戦投手のような表情でマウンドを降りる中村泰……。

 その裏のマウンドには、ルーキー左腕・小嶋達也が颯爽とマウンドへ。先頭の藤本敦士に真っ直ぐとカーヴで「2-0」早々に追い込んで、同じ左腕・中村泰とは対照的なルーキー。3球目の速球(140km)を打たせて、ショートゴロ。堂々たるピッチング。マウンド上で忙しなかった中村泰とは、これも対照的。観客席から拍手。
 3番「2打数2安打」鳥谷敬との対決では、初球カーヴで入って、2球目に高めで誘って、3球目に内角低目(膝元)ズバッと速球(141km)で「2-1」。4球目(今度は)外角低めにズバッと決めて、141km! しかし判定は「ボール」。惜しい……際どい判定だ。観客席がどよめいている。勝負球の5球目は同じ球を配して、鳥谷が(ファウルで)カットして、6球目。今度はスライダーでタイミングを完全に狂わせて、手打ちの鳥谷、ファウルで逃げる、しかない。
 鳥谷と小嶋。ポーカーフェース同士の対決だが、バットのヘッドを見つめながら、「手強い…」と感じているか、鳥谷? 7球目は速球が高めに外れて、「2-3」。軽く唇を噛む小嶋。プロの≪手強さ≫を感じているか? そしてラストボールは、スライダー! これを鳥谷が空振りして、見事な小嶋!! 手打ちになった鳥谷。完全にタイミングを崩して、バッティングをさせなかった。驚くべきルーキー、だ。
 4番・林威助には「1-3」にするが、4球目(134km)を打ち上げさせて、レフトフライ。左3人を見事に封じて見せた、ルーキー小嶋。

【6回表】の中村泰。見せ付けられている、中村泰。先頭の浜中治が初球(139km)を打って、サードゴロ。続く(途中出場)岡崎太一も初球を打って、ショートゴロ。7番・桜井広大も2球目も打って、ライトフライ。早打ちしてくれたのか、早打ちさせたのか? コントロールの≪不安≫は解消されたのか、されなかったのか? 判らないまま最後の紅白戦の登板を終えた、中村泰。……果たして、今年は開幕1軍には残れるか? 

 小嶋の最終回【6回裏】先頭の秀太に「1-3」にして、唇を噛むが、キャッチャーのサインに首を(2回)振って、投じた球は速球(139km)空振り! ラストボールも速球(136km)を投げ込むが、惜しくも外角低めに外れて、四球。しかし際どい球だ。明らかに「ボール」の球など1球もない。低めに制球良くコントロールされている。
「右の代打の切り札」候補=高橋光信との対決では、初球(138km)を振らせて、空振り! 2球目の速球(136km)で「2-0」にして、3球目のスライダーが際どく外れて、4球目の速球(138km)を打たせて、セカンドゴロ併殺! 小嶋よりも高橋光の心配をしたくなった。
 7番・庄田隆弘への初球もカーヴで入って、2球目の外角低目の速球(140km)が際どく外れて、3球目(136km)を打たせてファウル。キャッチャー(清水誉)のサインに3回首を振って、投げたスライダーがバックネットに達して(珍しく)苦笑いの小嶋。5球目の仕切り直しのスライダーも外れて、ラストボール。選んだのは、速球(140km)これを庄田がセンターに打ち上げて、ゲームセット! 

 現時点で開幕投手(3月30日)は、ベテラン左腕・下柳剛。第2戦(3月31日)は(同じく)左腕・能見篤史。そして第3戦(4月1日)は、この小嶋だろう。現時点での調子から考えると、そうなる。果たして、開幕シリーズの京セラドーム大阪(対広島東洋カープ戦)で、大阪ガス勢(出身者)の競演はあるのか? 

野原 首脳陣も絶賛“1軍GO格” (デイリースポーツ)

三東、左肩痛で緊急降板!(22日・安芸)

2007-02-28 23:59:59 | Aki Camp
 初回の鳥谷敬の3ランで「3対1」白組の2点リードで迎えた【4回表】マウンドには、今シーズンに≪復活≫を懸ける左腕・三東洋が上がったが……先頭の関本健太郎にストレートの四球。この直後に腕を伸ばしたりして、かなり左腕を気にしている様子。そして続く浜中治への初球がワンバウンド! これで投球≪不能≫。

 昨年の秋季キャンプでは≪絶好調≫だったのに、今年の春季キャンプでは途中で左肩に違和感を訴えて、ペースダウン。それでも復活に懸ける気持ちから、この紅白戦に間に合わせてきたが、それが≪徒≫になったか……幸いにも左肩に直接のダメージはなかったようだが、それでも出遅れは確定。このまま投手生命が消えていくのか、それとも再起はあるのか? バッティングも良いからバッターに転向なんて、話も出るかもしれない。

三東が左肩痛で緊急降板 (デイリースポーツ)

対決! ジャン対ボーゲルソン(22日・安芸)

2007-02-26 21:42:58 | Aki Camp
 安芸の2回目の紅白戦の先発は新外国人投手、エステバン・ヤンライアン・ヴォーゲルソングの対決! 白組のヤンは初回、先頭の赤星憲広に3球続けて速球(138km~141km)を投げ込んで、レフトフライ。2番・坂克彦にはチェンジアップを織り交ぜるが、ファウルで粘られて、四球。3番・関本健太郎への初球にボークを宣告されて、2球目(144km)を打ち返した関本! ライト前ヒットで1,3塁。ここで4番・浜中治が3球目の速球(140km)を引っ張って、3塁線を破って、紅組が1点を先制! 

 ヴォーゲルソングの初回。先頭の赤松真人に3球目の速球(144km)を打ち返されて、センター前ヒット! 2番・藤本敦士には「1-3」から四球を出して、1,2塁。ここで3番・鳥谷敬が初球(内角)の速球(138km)を捉えて、ライトネットを越える、3ランホームラン! 
 4番・林威助も2球目の内角への同じような速球(136km)を捉えて、ライトへ大飛球を放つが、これは失速……林と鳥谷との現在の技量の差かも知れない。

 ヤンの【2回表】先頭の桜井広大を速球(142km)で詰まらせて、サードへのファウルフライ。7番・上坂太一郎にはチェンジUPで追い込んで、高めの速球(144km)を打たせて、サードゴロ。8番「高校生ルーキー」野原将志には逆に速球(143~145km)で追い込んで、最後はチェンジUPを振らせて、空振り三振! 「格」の違いを見せ付けた。

 テンポのいいピッチングが印象的なヤン。メジャーリーグではクローザーで名を馳せて、球速が衰えてからは技巧派=スターター(先発)への転向を図っていたが、メジャーの厳しい生存競争の中で「枠」に入ることが出来ずに、日本でその活躍の「場」を求めて、来日した。明らかに先発タイプ。ローテーションの5,6人目には確実に入って来れるピッチャーだろう。

大汗かきのジャンに日本野球の洗礼 (デイリースポーツ)

 ヴォーゲルソングの【2回裏】先頭の高橋勇丞(3年目)には(初球)スライダーで入って、「2-3」になって、最後もスライダーで仕留めに掛かるが、レフトに大飛球を飛ばされ、あわや……レフトフライ。9番・狩野恵輔にも(初球)スライダーで入るが、速球(135km)をライトに飛ばされ、これもあわや…の大飛球。
 1番・赤松には初球(134km)を引っ張られ、3塁線を抜かれ、思わず観客席から「あ~あ」の溜息。観客も新戦力(新外国人投手)に期待していた、のだ。2番・藤本にも「1-3」にするが、速球(135km)を打たせて、レフトフライ。

 ヤンが【2回表】から球速が増したのに較べ、ヴォーゲルソングは変化球が増えた。(現時点では)この球速、この変化球では「開幕1軍」は難しいだろう。どうやら、最後の外国人枠は(昨シーズンの実績からも)ダーウィン・クビアンになりそうだ(?)。オープン戦で“化ける”のか、それもとも、このままか? ヴォーゲルソングへの≪懐疑≫の目を向けられたままのtestは続く。

ボギーの初登板は冷や汗タラタラ (デイリースポーツ)

赤星、赤松より先を走る!(21日・安芸)

2007-02-24 20:59:59 | Aki Camp
 安芸(高知県)に移動して、早速2日目に紅白戦。「1対1」で迎えた【5回表】白組の3番手はサイドスローの伊代野貴照(5年目)。先頭の赤松真人に「2-3」にするが、セカンドライナー。しかし、これをセカンドの「ルーキー」大城祐二が弾いて、「俊足」赤松だから、1塁は「セーフ」。
 ここで赤松の盗塁が期待されたが、2番(途中出場の)前田忠節の初球には走らず、躊躇。2球目に走ったが、前田が打ってしまって、ファウル。3球目を前田が打ってセカンドゴロで併殺。3番・鳥谷敬もセカンドゴロに打ちとって、伊代野はナイスピッチング! 今シーズンこそは(初勝利を挙げた)2003年のように、1軍に定着なるか? 

 紅組の3番手は先発ローテ入りを狙う9年目の金沢健人。【5回裏】先頭の赤星憲広に初球(134km)を弾き返され、センター前ヒット! 2番・大城の初球に赤星が走って、楽々盗塁成功! 初球で走れなかった赤松との≪≫を見せ付ける。やっぱりタイガースの1番センターは「赤星」だと印象付ける走り!!
 大城はスライダーで見逃し三振に斬って取り、格の違いを見せ付け、(何故か)3番に入っている葛城育郎もバットをへし折り、セカンドゴロに打ち取るが、これを(今度は)前田が弾いて、1,3塁。ここで4番・浜中に「1-2」から(キャッチャーのサインに首を振って)速球(135km)勝負に出るが、これをまんまとライトに打ち返されて、1失点。さすがは浜中! 

【6回表】白組の4番手には3年目の玉置隆。次々と楽しみな若手投手が出てくる……その玉置。先頭の4番・林威助に四球。5番(途中出場)藤原通は高いバウンドのセカンドゴロ。セカンドの大城が(何故か)尻餅を突きながら、1塁で封殺して、1-OUT2塁。
 ここで(途中出場)高校生ルーキーの野原将志が登場! 初球を打って、サードゴロに打ち取られるが、解説の有田修三氏(sky-A)は「雰囲気が良いね」。確かに……体格は良いし、スウィングも速い。野手にも楽しみな逸材がいる。
 7番「ファームの二冠王」喜田剛を歩かせて、8番「同期」の高橋に2球目を打たせて、センターフライ。昨シーズンに念願の1軍登板も果たした玉置だが、この投球内容には反省点が多いだろう。……開幕1軍争いからは早々に脱落した。

【5回裏】紅組の4番手は移籍2年目の相木崇。昨年はキャンプで≪秘密兵器≫として注目されたが、シーズンに入れば、さしたる活躍ができなかった。キャンプも2軍(安芸)スタートとなり、忘れられた存在になりかけていたが、この試合で驚くべきピッチングを見せる。
 先頭の左バッター庄田をチェンジアップで空振り三振! 球が全て低めに集まっていた。相木の真骨頂!! 8番ルーキーの清水にも同じ球で抜いて、空振り三振に打ち取り、9番・大和(2年目)には外角にズバッと速球(130km)を決めて、見逃し、3者連続三振!
 3人ともファームの選手だったとは言え、現在、同じタイプの桟原将司が調子を落としているだけに、相木にはチャンスが拡がる。今度は1軍クラスとの対戦(オープン戦)を見てみたい。

【7回表】白組の5番手は2年目の右腕・若竹竜士。昨シーズンは後半、ファームの先発ローテーションに定着した逸材だ。先頭の(4年目)小宮山慎二に得意のスローカーヴで見逃し三振! 1番・赤松にはそのカーヴを狙われ、三遊間を抜かれる。
 今度は赤松が走る番。【5回表】の雪辱を期して、四球に盗塁成功! 赤松も負けていない。ライヴァル赤星を追走する。キャッチャー清水の送球が反れて、赤松は3塁へ。ルーキー清水は強肩が「売り」のはずだったが……2番・前田は浅いセンターフライ。3番・鳥谷にはレフトに大飛球を飛ばされるが、レフト手前。ピンチを切り抜けた若竹。
 一方、3番・鳥谷はこの試合で≪沈黙≫したが、爆発するのは翌22日の第2戦……。

大城にホレた!岡田監督が熱烈指導 (デイリースポーツ)

「天才」今岡の太陽撃ち!(21日・安芸)

2007-02-23 14:30:28 | Aki Camp
 安芸(高知県)に移動して、早速2日目に紅白戦。白組の先発は「再起を懸ける」久保田智之。初回1-OUT後、2番・藤本敦士に初球(134km)をフルスイングされ、右中間を破るツーベース(2塁打)!! 2-OUT後、4番・林威助を歩かせ(四球)、5番・高橋光信にも「1-3」。5球目の何の変哲もない高めに浮いた速球(137km)を叩かれ、ライト前にタイムリーヒット! 
 中日ドラゴンズから移籍してきた高橋は「右」の代打の切り札として「使えそう」だ。その確信を(首脳陣が)得たのだろう、代走が起用されて、早々に1打席で交代した高橋。(八木裕のように)“神様”になれるか? 

 紅組の先発「好調」太陽。【2回裏】先頭の4番・浜中治との息詰まる対決になる、ハズだったが、初球(138km)ライトへ大飛球! ファウルフェンスに直撃された後、2球目~4球目とフォークを続けて、ショートゴロに打ち取って、1-OUT。安全策を取ったな、キャッチャーは狩野恵輔。浜中との真っ直ぐ勝負を見てみたかったが……
 5番・今岡誠には(一転して)速球を続けるが、3球目(136km)を巧く運ばれ、1,2塁間を抜かれる。「天才」今岡、技有りのヒット! 6番・桜井広大にはフォークを巧くセンターに持って行かれ、一皮剥けたか、桜井? 7番・庄田隆弘(4年目)には「2-3」にして歩かせ(四球)1-OUT満塁になって、8番「女房役」浅井良に2球目(133km)をライトに打ち上げられ、犠牲フライで1点を失う。……この日は球速が伸びなかった太陽、だ。

 白組の2番手は背番号「41」ルーキー上園啓史。【4回表】先頭の7番・喜田剛に初球(134km)を狙われ、レフトに大飛球を飛ばされるが、フェンス手前で「51」番がキャッチ。8番・高橋勇丞(3年目)には「2-3」にするが、高めの速球(130km)を打ち上げさせ、レフトフライ。直後に首を捻った上園は高めに浮いた自身の投球に納得がいっていないか? 9番・代打(ベテラン)野口寿浩には初球フォークの後、「2-1」に追い込んで、速球(133km)で空振り三振! ……上園もまだ球速が伸びるピッチャーだろう。

 紅組の2番手は2年目の右腕・金村大裕。昨シーズンのウェスタン・リーグで防御率1.44(8試合)。途中で右肘を痛めて戦線を離脱したが、この金村が後半戦に1軍に上がって(戦力になって)いれば、≪逆転優勝≫もありえたかもしれない(?)。そういうファームの逸材。背番号は「17」。タイガースでは不吉な番号とされるが、果たしてジンクスを破って、大成できるか? 
【4回裏】先頭の浜中に「2-3」にして、勝負球(138km)が甘くなり(見事に)ライトに流し打たれる。5番・今岡には(初球ボークの後)速球(135km~140km)で攻めて、詰まらせて、サードゴロ。6番・桜井には何故かストレートの四球。(ファームで苛められているのか?)7番・庄田に(四球の後の)初球(137km)を狙われ、センター前ヒット!
 1-OUT満塁にされるが、8番「ルーキー」清水誉にも「2-3」にするが、最後は速球(137km)で空振り三振! 9番・坂克彦には速球(135km)を痛打されるが、センターライナー! 少々ガックリしながら、マウンドを降りる金村。ルーキーの上園との勝負に敗れた形になってしまったか……。

鉄腕ルーキー上園に岡田監督も絶賛 (デイリースポーツ)

安芸キャンプ終了!(2日)

2006-03-03 21:01:48 | Aki Camp
 昨日(2日)で安芸キャンプも終了。30日間に亘ったタイガースのスプリングトレーニングも終わり、いよいよ明日(4日)から実戦モード=オープン戦に(本格)突入する。このキャンプを通じて、大体の戦力把握は出来た。ズバリッこの時点での開幕1軍登録メンバー(28人)を予想してみたい。

【先発】井川慶 下柳剛 安藤優也 杉山直久 能見篤史
福原忍 クリス・オクスプリング(ダーウィン・クビアン)
【中継ぎ】江草仁貴 桟原将司(相木崇) 吉野誠(中村泰広)
【抑え】藤川球児 久保田智之

 能見がキャンプ中盤から調子を上げ、江草と肩を並べるくらいに。江草は【先発】で使いたいところだが、ジェフ・ウィリアムスの戦線離脱でやもを得ず中継ぎに配置。『JFK』に代わる『E・FK』結成なるか? 
 先発6人目は福原と新外国人オクスプリングとの争い。オクスプリングが勝つようなら、福原は【中継ぎ】に降格か。福原が勝てば、ダーウィンが1軍に昇格か? オクスプリングの実力は未だ計り知れない。オープン戦のピッチングが非常に注目される。

1番ショート 鳥谷敬 
2番センター 赤星憲広 (上坂太一郎)
3番ファースト アンディー・シーツ(町田公二郎)
4番レフト 金本知憲 (中村豊)
5番サード 今岡誠 (片岡篤史)
6番ライト 浜中治 (桧山進次郎)(林威助)
7番キャッチャー 矢野輝弘 (野口寿浩)(浅井良/岡崎太一)
8番セカンド 藤本敦士 (関本健太郎)

 キャッチャーは2人制を採らざるを得ない。浅井か岡崎を入れるのなら、右の代打要員の町田が外れることになるか? しかし右の代打は欲しい。ここはオープン戦で浅井がバッティングでアピールする必要がありそうだ。
 左の代打要員は桧山、片岡、林と3枚揃って強力。交流戦では浜中がDH(指名打者)に回り、桧山がポジションに就くことになるか? 

 セントラル・リーグでは13年≪連覇≫が無い。タイガース史上では1度も無い。その偉業に挑む。まずは日本シリーズ4連敗の屈辱を晴らすべく、開幕戦、敵地、鬼門の神宮でヤクルト・スワローズを叩き、波に乗って、交流戦の緒戦で千葉ロッテ・マリーンズに雪辱を期す。
 現時点での死角は無い、と言いたいところだが、ジェフ離脱は痛い。『JFK』の一角が崩れ、他球団はほくそえんでいるだろう。右の球児と久保田の速球派の間に挟む左のジェフに「価値」があったのだが、そこに『E』江草を入れて、効果があるかどうか……速球派を3人並べることで齟齬を来たさないか? やはり≪連覇≫に死角あり、だ。

第2の球児は江草と能見や!(デイリースポーツ)