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Hanshin Tigers Series 2024

ボーグルソン、弾丸2ラン!(12日・甲子園)

2007-04-13 19:11:40 | Koushien Stadium
 初回に4番・金本知憲が、ドラゴンズ先発「エース」川上憲伸からセンターのフェンス直撃のツーベースで先制して、前日(11日)のいい流れを持ち込んだタイガース。【2回裏】には1-OUT_1塁で8番・藤本敦士の放ったショートゴロ併殺打が何故か、2塁が「セーフ」になって、2-OUT_2塁。
 二塁塁審はベテラン谷博(部長待遇)。前日(11日)初回の荒木雅博のハーフスウィングの判定を「セーフ」に判定した一塁塁審だ。何でも「セーフ」と言いたい年頃なのだろう(?)。ここで9番(ピッチャー)ライアン・ヴォーゲルソング。誰もがこれで3-OUTチェンジの“ありふれた”≪未来≫を想像した……マウンド上の川上を含めて。

 初球(145km)空振り。2球目カーヴがスッポ抜け、3球目。真っ直ぐとカーヴの次は真っ直ぐ、単純な配球。バッテリーにはヴォーグルソンのバッティングが(意外に)「良い」というデータが入っていなかったのかもしれない。あるいは球審の(明らかな)誤審で頭が錯乱していたか? キャッチャー谷繁元信はインコースに構えたが、3球目の速球(143km)は魅入られたようにど真ん中に入ってきた。これを叩いて、レフトスタンドへ弾丸ライナー! まるで野手のような打球!! こんなピッチャーのバッティング、見たことない!! 「3対0」にリードを拡げて、後はヴォーゲルソングはピッチングに専念。

 毎回ランナーを許しながら、「あの」タイロン・ウッズを振り遅れさせる快速球(MAX=148km)で要所を締め、1失点で【6回表】まで投げきり、後は『KJF』にバトンタッチ! 3連投の『JFK』だったが、3人とも一人もランナーを許さず、「3対1」完勝! ≪宿敵≫ドラゴンズに2勝1引き分け。価値ある最初の3連戦だった。問題は来週(17~19日)からのナゴヤドーム3連戦か……

福原が登録抹消、1軍には帯同 (デイリースポーツ)

林の同点打で「6対6」!(11日・甲子園)

2007-04-13 14:29:15 | Koushien Stadium
 今シーズン初先発の福原忍の出来(調子)は悪くないと思った。相変わらず落ち着いたマウンド捌きで慎重に立ち上がっているな、と思ったが、初回に先頭の井端弘和を≪逆球≫のスライダーで見逃し三振に取ったとき、気付くべきだったのかもしれない。2番の荒木雅博を「2-1」に追い込んだが、フォークをハーフスウィングで見逃され、カーヴも外れ、「2-3」になって、苦し紛れに投げたスライダーをレフト前に運ばれた。
 そして3番・福留孝介に「1-1」からの真っ直ぐ(134km)を叩かれ、右中間を真っ二つに割られ、井端が還って、早くも先制を許す。4番タイロン・ウッズ、5番・李炳圭に連続四球を与え、6番・中村紀洋を「2-1」に追い込みながら、高目の速球(140km)をレフトに打ち上げられる。2点目が入って、さらに7番・森野将彦には初球を打ち上げさせたが、ショート、レフト、センターの中間点に落下して、レフト前ヒット! 3点目が入って、初回に3失点!! 

 しかし味方が(同じく)初回に3点を返してくれて、「3対3」。仕切り直しの【2回表】は2-OUT「2-1」から荒木にライト線にしぶとく打たれるが、福留を(得意の)スローカーヴで追い込み、最後はフォークを落として、≪MVP≫男から空振り三振! 
【3回表】はウッズをスローカーヴで見逃し三振に斬って取り、李は初球を打って、ファーストゴロ。中村紀はピッチャーゴロに打ち取り、この回の攻撃を「3分」で終わらせた福原。誰もが立ち直ったと「確信」したのだが……

【4回表】先頭の森野を歩かせ、8番・谷繁元信を「2-1」に追い込みながら、高めに浮いた速球(138km)を叩かれ、三遊間を抜かれ、水戸商業の井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)の後輩=9番(ピッチャー)長峰昌司に「2-3」から誰もいない三遊間にバントを転がされ、0-OUT満塁! 
 ここで1番・井端に初球のスライダーを狙われ、三遊間を抜かれて、勝ち越しを許す。2番・荒木の高いバウンドのショートゴロの間に2点目が入って「3対5」。福原はここで無念の降板……この後、2番手の左腕・江草仁貴が、4番ウッズにレフトに高々と打ち上げられて、あわや満塁ホームラン!? 一瞬、甲子園の観衆(43,862人)が凍りついたが、レフトフェンスのギリギリで落下して、これが犠牲フライ。ウッズが風邪で体調が万全ではない、らしいのが幸いした(?)「3対6」。

 井川の後輩の左腕を打ち倦(あぐ)んでいたタイガースだが、【6回裏】先頭の金本知憲がセンターバックスクリーン(右)に追撃の(第4号)ソロホームラン! 
 そして【8回裏】2-OUTから、その金本が1,2塁間をしぶとく抜いて、5番・今岡誠がドラゴンズの6番手、浅尾拓也の初球=150kmの快速球をレフト前に弾き返して、1,2塁。ここで代打の切り札=林威助が浅尾のスライダーを捉えて、センターの頭上を越える≪値千金≫のタイムリーツーベース!! 「6対6」同点に追いついたタイガース! 「勝ち」に等しい(延長12回)引き分けに持ち込んだ。

今季初JFK鉄壁リレー21回無失点 (デイリースポーツ)