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先発の秋山拓巳(0勝0敗、防御率3.00)が【6回表】まで(中日ドラゴンズ打線を)散発3安打に抑えながら、【7回表】1-OUTから四球を出して……「1対1」同点に追いつかれた、阪神タイガース。しかし【7回裏】0-OUT満塁のチャンスを作って、1点でも入れば、秋山に3年ぶりの勝ち星が付いたのだが……

「1対1」同点で迎えた【8回裏】も2-OUT。打席には3番(スタメンの)狩野恵輔(3打数0安打)。カウント「2-2」に追い込まれ、5球目(149km)6球目(133km)ファウルの後、7球目(150km)=外角低めに決められたが、判定は「ボール」。際どい判定だ。「ストライク」と言われても、文句は言えないコースだ。この試合の球審=橘高淳さん(阪神タイガースOB)。

京セラドームの観客からも(思わず)「おおっ」と、どよめき。マウンド上の2番手、又吉克樹(5勝4敗、防御率3.02)もマウンドを降りかけたが、気を取り直して8球目。スライダー(133km)を投げた。そのスライダーを捉えて、打球は左中間スタンドへ! (第3号)勝ち越しのソロホームラン! 又吉はその場で座り込み、狩野は吠えた。

狩野弾「興奮」虎5連勝で貯金最多7(デイリースポーツ)

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