火曜日(9日)の読売ジャイアンツ戦。(3試合連続完封中の菅野智之から)初回に2点を先制した阪神タイガース。【2回表】1-OUTから左打席に(先発投手の)秋山拓巳(打率.182)。カウント「2-2」からチェンジアップ(132km)を投じられて、タイミングを外されて、内野(三塁)フライ。投手を相手にチェンジアップを投げるか? 秋山が「打者」として認められているのだろう。こういう興味深いシーンなのに、放送席(BS日テレ)では延々、関係のない話をしている。(野村謙二郎・上重聡)
【4回裏】は2-OUT(ランナーなし)で打席に入った9番・秋山。初球(144km)内角低めにストライク。この試合の球審(小林和公)はとにかく内角に甘く、外角に辛い審判だった。外角球へのコントロールを身上とする秋山には苦難をもたらす審判だった。この審判を相手によくぞ7回2失点の好投をしたものだ。秋山、8年目の開花(覚醒)。
2球目は外角球(148km)を空振り! 誰もが「あぁ、このイニングは簡単に終わるな」と思った直後、菅野の3球目のカーヴ(125km)を捉えた秋山! ライト線にツーベース!! 「バッティングは野手並みですね」と、このシーンはちゃんと見ていた野村謙二郎(50歳)。真っ直ぐ2球を続けられた後に、第1打席で抑えられた変化球を待っていた(狙っていた)秋山。さすが、だ。
秋山、菅野に投げ勝った 号泣降板から7年、東京ドームでリベンジ(デイリースポーツ)