毎年(ルーキーイヤーを除いて)セットアッパーとして期待されながら、毎年、期待を裏切り続けている、石崎剛(2014年ドラフト2位)。今シーズンもウエスタン・リーグで防御率3.77(平凡な数字)。このまま二軍に沈んだままなのかと思ったら、8月9日に(今シーズン初)一軍登録され、金曜日(11日)の横浜DeNAベイスターズ戦「8対1」と7点リードした【9回裏】のマウンドに立った。
久しぶりに見る石崎、背番号「30」。先頭の4番ロペス(打率.307)に初球153km! 外角低めにズバッと決めて、思わず3塁側ダッグアウトを振り返っている。驚いている。2球目(152km)3球目(153km)ファウル! いずれも振り遅れている。4球目(138km)5球目(132km)スライダーを続けた後、6球目(152km)を叩かれて、左中間を破るツーベース!! 最後の決め球が真ん中に入ってきた。2球スライダーを続けたから、完全に(真っ直ぐを)読まれていた。
5番・宮崎敏郎(.340)は初球(151km)を打ってセカンドライナー! これも真ん中の甘い球だったけれども。6番打者(.213)は2球目(151km)を打ってショートゴロ。7番・梶谷隆幸(.253)は4球目(151km)で空振りを取って、カウント「2-2」から5球目(148km)で空振り三振! 梶谷から空振りを取った。
正規(しかもエース格)の先発投手を2人も欠いた阪神タイガースは弥縫策として、中継ぎ投手(松田遼馬)を今日(13日)から先発に回す。その中継ぎの穴を埋められるか、石崎。背番号「30」を毎試合のように見られる日が来るか? そのような願いが込められて、授けられた番号なのだから。
岩田快投2勝目!試合前ミーティング参加メッセの魂受け取った(デイリースポーツ)