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Hanshin Tigers Series 2024

どっちがドラフト1位でshow!(2月21日・宜野座)

2018-02-22 08:13:55 | Spring Camp


 阪神タイガースが、韓国のKIAタイガースを「125」とリードした昨日の練習試合。【9回表】のマウンドには9番手、ドラフト1位のルーキー、馬場皐輔(仙台大学)が上がった。スカイAの放送席では解説の岡田彰布氏が「阪神の18番ってのは、いい印象ないですね」「18番って誰が一番活躍したんだろ?」「藪、18やったですかね? 結局、背番号18から変えてるわけですからね」…池田親興野田浩司の存在が忘れられている。二人とも晩年は不遇、他球団に移籍させられてしまったが……

 先頭打者に3球目(144km)を捉えられ、センター前ヒット! 二人目(左打者)にも2球目(135km)を捉えられ、ライト前ヒット! 放送席では「(大学時代)155㎞投げとった? これで?」と早くも疑問の声が上がっている。その疑問の声の主、岡田氏が「このテークバックの小ささで155いけるかね?」。もう一人の解説者、有田修三氏が「投げ方自体は悪くない。今日は力んでるせいか、左サイドの開きが早い」と指摘
 3人目(左打者)は(高めに浮いた)速球(142km)を一塁手のヒットで1失点。4人目(左打者)はカーヴで3球(見逃し)三振に打ち取ったが、5人目には初球(142km)を捉えられ、ライト前ヒットで2失点目。6人目(左打者)は2球続けたスライダーを捉えられ、センター前ヒット! 3失点。7人目(左打者)には2球目(144km)を捉えられ、ライト前ヒットで1-OUT満塁。ここで香田勲男投手コーチがウインドブレーカーを脱いだ。
 放送席の岡田氏が「ブルペンのピッチング見てて、ちょっと、しんどいなと思いましたよ」と結論。有田氏が「しかし、ドラ1で獲ってるわけやから、スカウト陣がドキドキでしょうね」と言えば、岡田氏が「誰やろ、スカウト? 獲ってきたん」…かつてのアンダースロー、葛西稔氏が担当スカウトだ。

 急遽マウンドに上がった10人目は、ドラフト5位のルーキー、谷川昌希(九州三菱自動車)。カウント「1-2」から唸り声を上げながら投じた5球目(143km)は外れたが、「!」と唸りながら投じた6球目(146km)で空振り三振! どっちがドラフト1位だ? 気合の投手。
 続く左打者も2球で追い込んで、「1-2」から唸り声と共に投じた勝負球スライダーを見送られ、5球目(142km)6球目(133km)ファウル! 唸り声も継続している。キャッチーのサインに首を9回振って投じた7球目(145km)も「おら!」が出たが、惜しくも外れて「3-2」。8球目はスライダーを見送られて、押し出し四球。「129
 3人目の打者を2球で追い込んで、気合の3球目(143km)はファウル! 4球目のスライダーを見送られた後、5球目(142km)ファウル! 6球目のスライダーで空振り三振! どっちがドラフト1位だ? 放送席の岡田氏が「谷川にしても、最後、登板できるっていうのも、何か持ってるかも分からないしね」で締めた。背番号「34」…大活躍する予感…少なくとも、ファン(観客)を魅了する投手だ。

阪神ドラフト5位・谷川昌希を社会人時代に大変身させた元プロの3人(Sportiva)