オーナーズリーグ 02-044 黒 葛城育郎(阪神)バンダイ
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せっかくの【GAORA】のウエスタン・リーグ中継なのに、淡路島に大挙して押し寄せた鐘（トランペット）や太鼓の応援団。先発投手＝白仁田寛和（5年目）が投げている時には「静か」だったが、タイガースの攻撃になると一転、騒音を撒き散らす。ファームの試合（育成目的）を何と心得ているのか？
騒音に耐えながら、注目したのは、8番ショートで“スタメン”のルーキー（ドラフト3位）西田直斗（大阪桐蔭高校）。【2回裏】（第1打席）6年目の7番打者が見逃し三振に倒れた後、3球目を振り抜いてライトへ大飛球！ 惜しくもファウルになったが、5球目を捉えて、一二塁間を抜けるクリーンヒット！ 打ったのは元メジャーリーガーの白嗟承（オリックス・バファローズ）から。
【3回裏】（第2打席）には2-OUT一塁三塁のチャンスに初球をレフトに流し打って、タイムリーヒット！ 何て“柔らかい”バッティングなんだ……“高卒”ルーキーとは思えない。
【5回裏】（第3打席）は3番手のルーキー（ドラフト3位）佐藤達也（ホンダ）に“イン・ハイ”を速球で攻められ、空振り三振に倒れたが……≪弱点≫はインサイドか（？）。
【7回裏】（第4打席）は1-OUT一塁二塁で（4番手の）西川雅人（4年目）から一二塁間をゴロ（イレギュラーバウンド）で抜けるライト前ヒット！ 外の変化球（チェンジアップ）を巧く捉えた。
タイガースには彼に対する独自の育成プランがあるのだろうが……≪貧打≫に悩む一軍に今直ぐにでも欲しい≪逸材≫だ。ショート（遊撃手）の守備も無難にこなしているし……この試合では【2回表】（1-OUT一塁で）併殺の際に一塁に悪送球してしまったが、これは慣れない（一塁ランナーの併殺阻止の）スライディングへの対応の不備だった。
いっそサード（三塁手）の練習をさせた方がいいかもしれない。このバッティングが欲しい。このバッティングを活かしたい。……それほどタイガースの一軍は（若い力が）≪枯渇≫している。背番号「33」か……。
若トラ・中谷、３安打猛打賞も２失策で… （デイリースポーツ）
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