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Hanshin Tigers Series 2024

幻の「野手転向」(2月2日・宜野座)

2020-02-03 11:23:48 | Spring Camp

キャンプ二日目でフリー打撃に登板した秋山拓巳(11年目)。放送席の真弓明信元監督が「ピッチャーで、バッティングいいですよ、って時に真っ先に聞くのが、脚、速いですか?」「いや脚は……って言われたら、それじゃピッチャーで、そのままでいっときましょう」

「秋山がバッティング良いって、どっちでも成功するんじゃないかと入ってきた選手なんですよね、高校から」「ピッチャーで、もうひとつ球が速くなっていかないということで、野手転向どうですかね? と聞いてきたことがあって、コーチから。脚、速いの? って聞いたら、あんまり速くないです」「盗塁できるぐらいの速さがあったら、今頃、野手かもしれない」

2009年のドラフト4位、秋山。2009年~2011年まで3年間、阪神タイガース監督、真弓さん。2010年の1年目に高卒で4勝を挙げ、2年目に「エース候補」として期待されたが、0勝に終わり、真弓監督は解任。思い入れは半端ではないだろう。入団時の背番号は「27」。どっちでもいい番号を付けられた。やはり球団内部でも「野手転向」が真剣に検討されたのだな。


心配なのは、高橋遥人。入団時は怖いもの知らずだったのに、「怖さ」を教わり、変化球も教わり、おかしくなった。高橋には真っ直ぐとスライダーだけでいいヨ。また若い有望な投手が周りに寄ってたかって弄られ、潰されようとしている感、これも半端ない。…心配。





ボーアとサンズでいい(2月1日・宜野座)

2020-02-02 10:14:00 | Spring Camp


ボーアは期待通り。昨年のLAエンジェルス時代のプレーを見ているから、驚きはない。サンズは想像以上。意外に柔らかい打撃。ロサリオのような癖がないから、期待できる。彼が4番に座れば、ジグザグの良い打線を組める。




藤浪は見事に上から腕が出ている。横振りじゃない。もう昨年の藤浪は顔を出してこないだろう。復活イヤーになるか。



まず目についた長所は投球を打つ瞬間に間が取れていたこと。小さなステップで打ちにいくときに一瞬だが、間が取れている。ここが好打者の条件で能力を感じさせた。コースに逆らわず、外角球は左方向、内角から真ん中は右中間から右方向に打ち分けていて、柔軟性を感じさせた。メジャーで92本塁打を記録した打者だけのことはある。