広島東洋カープ【1回裏】1アウト一塁二塁のチャンスで4番・鈴木誠也(25歳)。カウント「1-2」から、阪神タイガースの先発ガンケル(28歳)の投じた球(145km)は内角に決まったが、判定は「ボール」。キャッチャーの構えたところに吸い込まれたのに。鈴木は手が出なかった風情なのに、その風情が読めない審判が「あの鈴木誠也が見送った球だから」「ボール」に判定した。誰だ、この球審。練習試合だから、探すことすら困難だ。
顔色一つ変えなかったガンケルだが、続く5球目(145km)も同じ球を投げて、今度は真ん中に甘く入って、鈴木にライト前に運ばれる。1アウト満塁のピンチで打席には5番メヒア(27歳)を迎える……