タンパベイ・デヴィルレイズの先発(スターター)は、左腕スコット・カズミアー。明日(31日)は(日米通算)「200勝」が懸かった野茂英雄。果たして、結果は……。このカズミアー、ニューヨーク・メッツの<プロスペクト>だったが、メッツの「愚かな」トレードで放出されて、結局、メッツは同じ左腕の石井一久をロサンジェルス・ドジャースから補充している。大都会ニューヨークから田舎町タンパに落ち延びて、目指すは、メジャーリーグ「最強」左腕か? その素養は十分感じられるが、初回にオークランド・アスレティックスの3番ボビー・キールティーに左中間に特大の一発を食らって、1失点。
タンパベイも反撃。【2回表】に7番デーモン・ホリンズの2ランで逆転。さらに1点を加えて、「3対2」。【5回表】にもオークランドの先発ジョー・ブラントンを攻め、3番オーブリー・ハフのライトの頭上を越すダブル(2塁打)で「4対2」。ここで藪恵壹、登板。それにしても先発のブラントン、ここまで0勝5敗、防御率6.55。何故、こんなピッチャーをスターターで使う? 藪の方が「いい仕事」をすると思うのだが、しかし、この試合の結末を見れば、ケン・モッカ監督の術策も分からないではない。
藪は5番ジョシュ・フェリプスに「3-0」にするが、シュートの連投(88MPH)(79MPH)でファウルを打たせ、外のフォーク(83MPH)を振らせて、空振り三振! 球審の最終的なコールがある前から、スタスタとマウンドを降り、帽子のひさしに手をやり、地元のファンの声援に応え、3塁側のラインをひょいと飛び越え、その挙動が恥ずかしかったのか、顔をキュッと引き締め、ダッグアウトに歩いていった。
【6回表】の藪。6番ホルへ・カントゥにも、2球目のフォーク(79MPH)で空振らせ、3球勝負のフォーク(81MPH)はワンバウンド。この日はフォークを多投している。やはり前回、リリーフで打ち込まれた影響か。最後もキレイにフォーク(81MPH)で空振らせ、2者連続三振。7番(ホームランを打っている)ホリンズには、シュートの連投の後、やはり、3球目のフォーク(81MPH)で空振り。4球目(84MPH)も続けて、難なく空振り三振を獲った。
8番キャッチャーのトビー・ホールには、2球目のフォーク(81MPh)を見送られるが、3球目のフォーク(84MPH)で再度チャレンジして、空振り奪取。さすがに普段、野茂の「女房役」を務めているだけに、フォーク(スプリット・フィンガー・ファストボール)への免疫はある、そう思ったが、4球目のフォーク(83MPh)も「大」空振り。さすがにフォークを3球続けるとは、読みきれなかったようだ。これで4者連続三振! 嵌れば凄い、藪の「快投」が続く。
【7回表】は先頭の9番ニック・グリーンを「0-2」に追い込み、3球目のフォークを打たせて、サードゴロ。1番カール・クロフォードも2球目のフォーク(85MPH)で空振りを取り、「0-2」に追い込み、3球目(84MPH)を打たせて、セカンドゴロ。2番フリオ・ルーゴにはストレートの四球(ウォーク)。初球のフォーク(83MPH)を見送られ、計算が狂ったのか、その後、3球続けたストレート(ファストボール)がコースを外れ、「パーフェクト・ピッチング」が終わった。
3番ハフにも「2-0」にして、3球目のフォーク(82MPH)を見送られ、「3-0」に。さすがにメジャーリーガー。同じ球には何度も引っ掛からないか? ダッグアウトで各自、こんな短い間にも、藪のピッチングを研究してきたか? キャッチャーのジェイソン・ケンドールがマウンドに行く。藪が笑顔で出迎える。しかし、ケンドールが去った後、一人になったマウンドで藪の顔は緊張。肩を上下させて、リラックスに務める。4球目、ストライクを取りに行った甘い球(89MPH)これをセンターに飛ばされるが、センター「名手」マーク・コッツエイが背走して、フェンスにぶつかりながら、ジャンプしてキャッチ! 素晴らしい! スーパープレイが出た。
2005オールスターゲーム、アメリカン・リーグの外野手部門、イチロー(シアトル・マリナーズ)、松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)に投票した後、3人目の外野手には、このコッツエイに投票する! ゴールドグラブを捧げたいくらい、だ。藪はまたしても、「名手」コッツエイに助けられた。「2回3/1無安打無失点」の名誉ある報道をしてもらえた。しかし、明日(31日)は、このコッツエイも「敵」になるのだが……
コッツエイのスーパープレイで流れを引き寄せたオークランドは、【8回裏】そのコッツエイのセンター頭上を越すダブル(2塁打)で2,3塁にして、4番エリック・チャヴェスのタイムリーで「3対4」。【9回裏】に同点に追いつき、延長【11回裏】決めたのは、またしても、コッツエイだった。センター前へ歓喜のサヨナラ(ゲーム・エンディング)ヒット! オークランドはこれで8連敗から脱出。オールドルーキー・藪もチームに貢献した。先発しなくても、貢献できる道はある、と示している。
タンパベイも反撃。【2回表】に7番デーモン・ホリンズの2ランで逆転。さらに1点を加えて、「3対2」。【5回表】にもオークランドの先発ジョー・ブラントンを攻め、3番オーブリー・ハフのライトの頭上を越すダブル(2塁打)で「4対2」。ここで藪恵壹、登板。それにしても先発のブラントン、ここまで0勝5敗、防御率6.55。何故、こんなピッチャーをスターターで使う? 藪の方が「いい仕事」をすると思うのだが、しかし、この試合の結末を見れば、ケン・モッカ監督の術策も分からないではない。
藪は5番ジョシュ・フェリプスに「3-0」にするが、シュートの連投(88MPH)(79MPH)でファウルを打たせ、外のフォーク(83MPH)を振らせて、空振り三振! 球審の最終的なコールがある前から、スタスタとマウンドを降り、帽子のひさしに手をやり、地元のファンの声援に応え、3塁側のラインをひょいと飛び越え、その挙動が恥ずかしかったのか、顔をキュッと引き締め、ダッグアウトに歩いていった。
【6回表】の藪。6番ホルへ・カントゥにも、2球目のフォーク(79MPH)で空振らせ、3球勝負のフォーク(81MPH)はワンバウンド。この日はフォークを多投している。やはり前回、リリーフで打ち込まれた影響か。最後もキレイにフォーク(81MPH)で空振らせ、2者連続三振。7番(ホームランを打っている)ホリンズには、シュートの連投の後、やはり、3球目のフォーク(81MPH)で空振り。4球目(84MPH)も続けて、難なく空振り三振を獲った。
8番キャッチャーのトビー・ホールには、2球目のフォーク(81MPh)を見送られるが、3球目のフォーク(84MPH)で再度チャレンジして、空振り奪取。さすがに普段、野茂の「女房役」を務めているだけに、フォーク(スプリット・フィンガー・ファストボール)への免疫はある、そう思ったが、4球目のフォーク(83MPh)も「大」空振り。さすがにフォークを3球続けるとは、読みきれなかったようだ。これで4者連続三振! 嵌れば凄い、藪の「快投」が続く。
【7回表】は先頭の9番ニック・グリーンを「0-2」に追い込み、3球目のフォークを打たせて、サードゴロ。1番カール・クロフォードも2球目のフォーク(85MPH)で空振りを取り、「0-2」に追い込み、3球目(84MPH)を打たせて、セカンドゴロ。2番フリオ・ルーゴにはストレートの四球(ウォーク)。初球のフォーク(83MPH)を見送られ、計算が狂ったのか、その後、3球続けたストレート(ファストボール)がコースを外れ、「パーフェクト・ピッチング」が終わった。
3番ハフにも「2-0」にして、3球目のフォーク(82MPH)を見送られ、「3-0」に。さすがにメジャーリーガー。同じ球には何度も引っ掛からないか? ダッグアウトで各自、こんな短い間にも、藪のピッチングを研究してきたか? キャッチャーのジェイソン・ケンドールがマウンドに行く。藪が笑顔で出迎える。しかし、ケンドールが去った後、一人になったマウンドで藪の顔は緊張。肩を上下させて、リラックスに務める。4球目、ストライクを取りに行った甘い球(89MPH)これをセンターに飛ばされるが、センター「名手」マーク・コッツエイが背走して、フェンスにぶつかりながら、ジャンプしてキャッチ! 素晴らしい! スーパープレイが出た。
2005オールスターゲーム、アメリカン・リーグの外野手部門、イチロー(シアトル・マリナーズ)、松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)に投票した後、3人目の外野手には、このコッツエイに投票する! ゴールドグラブを捧げたいくらい、だ。藪はまたしても、「名手」コッツエイに助けられた。「2回3/1無安打無失点」の名誉ある報道をしてもらえた。しかし、明日(31日)は、このコッツエイも「敵」になるのだが……
コッツエイのスーパープレイで流れを引き寄せたオークランドは、【8回裏】そのコッツエイのセンター頭上を越すダブル(2塁打)で2,3塁にして、4番エリック・チャヴェスのタイムリーで「3対4」。【9回裏】に同点に追いつき、延長【11回裏】決めたのは、またしても、コッツエイだった。センター前へ歓喜のサヨナラ(ゲーム・エンディング)ヒット! オークランドはこれで8連敗から脱出。オールドルーキー・藪もチームに貢献した。先発しなくても、貢献できる道はある、と示している。