【8回裏】「6対9」3点リードされた局面で、藪恵壹(オークランド・アスレティックス)5番手で登板。先頭の3番(いきなり強打者)カルロス・ベルトランに初球カーヴが曲がりすぎて、ボール。2球目のアウトサイドのファストボールで詰まらせて、サードへのファウルフライ。
途中から4番に入っているクリス・ウッドウォードには、初球アウトサイドのファストボールで手堅くストライク。2球目はカーヴが曲がりすぎ。3球目のアウトサイドのファストボールでファウルを打たせて、4球目はフォーク(スプリット)がワンバウンド。5球目のフォークも見送られ、「3-2」。6球目のアウトサイドのファストボールで(これも)詰まらせて、キャッチャーへのファウルフライ。
5番「大物」マイク・ピアッツアにも、初球のファストボールを打たせて、サードゴロ。(スピードガンの表示はなかったが)この日は球が走っていた。1イニングスをピシャリと抑えて、【9回表】の味方の反撃に望みを託した。しかし、その【9回裏】に同じ日本人選手に“悪夢”が待ち受けていた……
【9回裏】ニューヨーク・メッツのクローザー、ブランデン・ルーパーが、先頭のジェイソン・ケンドールを歩かせて、ノーアウト1塁。2番マーク・コッツエイはレフトフライに打ち取ったが、3番ボビー・クロスビーがサードゴロ。「5-4-3」でゲッツー(ダブルプレー)が成立して、マウンドを降りたルーパーは歯を剥き出して、笑顔。しかし、その直後の映像で、松井稼頭央が倒れて動けない! 1塁ランナー・ケンドールに削られた、らしい。
VTRで見れば、完全にケンドールの左足が、松井の左膝目がけて、飛んでいる。そして、右手で2塁ベースをタッチに行っている。この異常さ。しかし、これがメジャーリーグでは普通、当たり前のプレー。ダブルプレーを阻止する為のランナーに許された行為。この文化が日本には全くなかったから、メジャーリーグに行った日本人プレーヤーは、そのギャップに戸惑う。特に内野手。特にセカンドベースマンは……井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)もかなり削られて、欠場を繰り返している。
松井は翌日からシアトル・マリナーズ戦を控えていたが、出場は初戦の1イニングの出場に留まり、20日からDL(故障者リスト)入りが確定した。松井は「無念」だろう。せっかく「ライヴァル」ミゲル・カイロのDL入りで、スタメンのチャンスが巡ってきたのに、自らもDL入りで、チャンスを手離してしまった。悉く、故障続きのメジャーリーグ生活。日本を離れた、この選択は失敗だったのか? 松井の苦悩は深まるばかり……。
試合を壊すクローザーとして名高いルーパーだったが、今日は試合を壊さなかったが、僚友の膝を壊す羽目になった。そういえば、【8回表】のマウンドから、かつてのシンシナティ・レッズのクローザー、ダニー・グレイヴスがメッツ移籍後、初登板を果したが、シングル、連続ダブル(2塁打)、シングルで、計3失点。滅多打ちを食らった。やはり、メッツでも苦しい。ニューヨークのファン相手に、例のポーズを取らなければいいのだが……。
途中から4番に入っているクリス・ウッドウォードには、初球アウトサイドのファストボールで手堅くストライク。2球目はカーヴが曲がりすぎ。3球目のアウトサイドのファストボールでファウルを打たせて、4球目はフォーク(スプリット)がワンバウンド。5球目のフォークも見送られ、「3-2」。6球目のアウトサイドのファストボールで(これも)詰まらせて、キャッチャーへのファウルフライ。
5番「大物」マイク・ピアッツアにも、初球のファストボールを打たせて、サードゴロ。(スピードガンの表示はなかったが)この日は球が走っていた。1イニングスをピシャリと抑えて、【9回表】の味方の反撃に望みを託した。しかし、その【9回裏】に同じ日本人選手に“悪夢”が待ち受けていた……
【9回裏】ニューヨーク・メッツのクローザー、ブランデン・ルーパーが、先頭のジェイソン・ケンドールを歩かせて、ノーアウト1塁。2番マーク・コッツエイはレフトフライに打ち取ったが、3番ボビー・クロスビーがサードゴロ。「5-4-3」でゲッツー(ダブルプレー)が成立して、マウンドを降りたルーパーは歯を剥き出して、笑顔。しかし、その直後の映像で、松井稼頭央が倒れて動けない! 1塁ランナー・ケンドールに削られた、らしい。
VTRで見れば、完全にケンドールの左足が、松井の左膝目がけて、飛んでいる。そして、右手で2塁ベースをタッチに行っている。この異常さ。しかし、これがメジャーリーグでは普通、当たり前のプレー。ダブルプレーを阻止する為のランナーに許された行為。この文化が日本には全くなかったから、メジャーリーグに行った日本人プレーヤーは、そのギャップに戸惑う。特に内野手。特にセカンドベースマンは……井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)もかなり削られて、欠場を繰り返している。
松井は翌日からシアトル・マリナーズ戦を控えていたが、出場は初戦の1イニングの出場に留まり、20日からDL(故障者リスト)入りが確定した。松井は「無念」だろう。せっかく「ライヴァル」ミゲル・カイロのDL入りで、スタメンのチャンスが巡ってきたのに、自らもDL入りで、チャンスを手離してしまった。悉く、故障続きのメジャーリーグ生活。日本を離れた、この選択は失敗だったのか? 松井の苦悩は深まるばかり……。
試合を壊すクローザーとして名高いルーパーだったが、今日は試合を壊さなかったが、僚友の膝を壊す羽目になった。そういえば、【8回表】のマウンドから、かつてのシンシナティ・レッズのクローザー、ダニー・グレイヴスがメッツ移籍後、初登板を果したが、シングル、連続ダブル(2塁打)、シングルで、計3失点。滅多打ちを食らった。やはり、メッツでも苦しい。ニューヨークのファン相手に、例のポーズを取らなければいいのだが……。