野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

高津、1回3/1を無失点(14日・USセルラーフィールド)

2005-06-23 22:34:56 | Chicago White-Sox
 先発(スターター)のホセ・コントレラスが乱調で8失点で降板。高津臣吾(シカゴ・ホワイトソックス)は【8回表】2アウト2塁の場面で登板。この時点で「1対8」7点ビハインド。今シーズンここまで21試合に登板して、0勝2敗、防御率6.61。守護神(クローザー)の座をダスティン・ハーマンソンに譲っている。先頭の1番クレイグ・カウンセル(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)に初球、2球目、速球でストライクを取り、3球目のカーヴを打たせて、ライトフライ。難なくピンチを切り抜けた。

【9回裏】チャド・トレーシーに初球は高めに浮いて、2球目はファウル。3球目も速球でファウルを打たせるが、4球目の緩いカーヴをライト前へ! 3番ルイス・ゴンザレスには初球、緩いカーヴでストライク。ゴンゾーが首を振る。2球目のシュートは外れ、3球目でファウル。4球目を外に外して、「2-2」。5球目に「宝刀」シンカーを打たせて、サードゴロ。翻弄されたゴンゾー。

 4番トロイ・グラウスには初球、速いカーヴでストライク。2球目、今度は遅いカーヴを打たせて、レフトフライ。バッティングをさせない! 5番トニー・クラークには初球、遅いカーヴが外に大きく外れて、2球目も外に外れて、一呼吸を置く高津。3球目は速いカーヴでストライク。4球目は渾身の速球を打たせて、ファウル。5球目はカーヴが外に反れて、6球目は「宝刀」シンカー。これでクラークのバットがクルッと回って、空振り三振!

 完璧に“モップアップ”(敗戦処理)のマウンドだったが、地元USセルラーフィールドで「復活」を印象つけるピッチング。守護神ハーマンソンが不調に陥れば、いつでも高津が取って代れる、そういう状態に戻った。“ミスターゼロ”回帰の日は近い。