野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

フランクリン、遠い7勝目…(13日・セーフコ・フィールド)

2005-09-15 22:10:08 | Seattle Mairners
 先発(スターター)のライアン・フランクリンが【7回表】2アウトまでロスアンジェルス・エンジェルス(オブ・アナハイム)を「0」に抑えていながら、4番ヴラディミール・ゲレーロ、5番ダリン・アースタッドに連打を浴び、1,3塁。ここで踏ん張れるか? 踏ん張れないだろうな、と思っていたら、打たれ出したら止まらないフランクリン。6番ベンジー・モリーナに詰まりながらもライト前に持っていかれ、「1対1」の同点に追いつかれた。

 6勝14敗のフランクリン。前半戦は序盤で試合を壊すパターンが続いたが、ここ最近は何故か安定して、クオリティー・スタートを続けているが、打線の援護が無く、勝ち星も増えなければ、負け星も増えない。そんな状態、連鎖が続いてたが、この日もそこから抜け出せなかった。【9回表】のマウンドにも上がったが、連打を浴び、ノーアウト満塁のピンチを残したまま「無念…」の降板。せめてもの慰めは、地元セーフコ・フィールドの観客から貰った盛大なスタンディング・オヴェーションだったか……

 その絶体絶命のピンチを2番手の左腕ジョージ・シェリル、3番手の速球派J.J.プッツが奇跡的に凌ぎ、そして迎えた【9回裏】。2アウトながら、2,3塁のチャンスを掴み、6番DH(指名打者)で起用され続けている若手のグレッグ・ドッブスが期待に応え、センター前にクリーンヒットを放ち、「2対1」サヨナラ(ウォーク・オフ)勝ち。歓喜のシアトル・ナイン。こういう若手が育ってくれて、来シーズンに戦える戦力になればいいのだが……。

 シアトルは今日(14日)もエンジェルスに「10対9」で競り勝ち、これでスウィープ(3連勝)。アメリカン・リーグ西地区、あるいはワイルドカード争いの「混線」に大きく関与する連勝を挙げた。残念なのは、イチローが目立たないことだが……セーフティー・バントでしかヒットを打てないのか? この3連戦は「1日1本」に終始した。
Seattle Mariners