野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

藪、押し出しを献上…(16日・フェンウェイパーク)

2005-09-18 22:52:50 | Oakland Atheletics
 そのボストン・レッドソックスに勝ち星を献上したのが、藪恵壹(オークランド・アスレティックス)。延長【10回裏】1アウト満塁の絶体絶命のピンチに出てきて、4番マニー・ラミレスと対決。スライダーを投げたら、ライトへ巧く流し打たれるし、フォークで三振を取るか、得意のシュートでゲッツーを取るしかない。藪の結論は“真骨頂”シュートだったようだが、当たってしまったようだ。デッドボール(ヒット・バイ・ピッチ)で押し出し、サヨナラ(ウォーク・オフ)負け。

 登板間隔が開いて、急に1アウト満塁だから、無理もないのだが、ケン・モッカ監督も藪の経験も勝ったのだろう。期待に応えたかった。東地区のニューヨーク・ヤンキースにアシストできなかったアスレティックス。同率で並んでいた西地区の「ライヴァル」ロサンジェルス・エンジェルス(オブ・アナハイム)に突き放され、ワイルドカードでも1歩後退した。「痛い」1敗。この先、藪はチームに貢献できるか? 
MAJOR.jp

ジャパニーズ・ナイトの乱(16日・ロジャースセンター)

2005-09-18 22:34:46 | New-York Yankees
 先発のランディー・ジョンソンが【2回裏】球審に暴言を吐いて退場。ど真ん中の真っ直ぐ(ファストボール)を「ボール」に判定されれば、そりゃ誰だってキレる。球審ガルブレス。ランディーと過去に遺恨でもあるのかもしれない。信じられない判定だった。【2回裏】でスターターを失ったニューヨーク・ヤンキースはそれでも打線は好調で、【3回表】に6番に抜擢されたロビンソン・カノの逆転3ランと、ランディーの「無念」を受け継いだ“女房役”(キャッチャー)8番ジョン・フラハティのソロで「6対3」。

【4回表】にも2番A-RODの2ランとカノの2打席連続ホームラン等で5点を挙げ、「11対3」の大量リード。楽勝ムードが漂ったが、2番手の若手スコット・プロクターが捕まり、4失点、後続のフェリックス・ロドリゲス、左腕アラン・エンブリーも打たれて、連投のセットアッパー、トム・“フラッシュ”・ゴードンが使えない、この試合「11対10」に迫られた。
 (何故か)“ジャパニーズ・ナイト”のこの日、ヤンキースの勝利は風前の灯になったが、守護神マリアーノ・リヴェラが締めて、辛うじて勝利をモノにした。

 それにしても、3番手のフェリックス。サンフランシスコ・ジャイアンツ時代の幻影だけで起用されているセットアッパーだが、球速は落ちているし、球は悉く高め真ん中に集まるし、見ていて「打てれない気がしない」。この分なら、高津臣吾(ニューヨーク・メッツ)を獲れば良かったのに、と思ったが、今日(17日)のアトランタ・ブレーヴス戦で1イニング持たず、3安打1ホームランを浴びたようだ。
 それでも、フェリックスを使うよりはマシ、だと思う。ブルペン陣の乱調で大事な試合を落しかけたヤンキース。この「不安」はいつになったら解消されるのか? 首位ボストン・レッドソックスとのゲーム差は「1.5」のまま、だ。
New York Yankees