いまの子どもたちは、「印刷」というと、パソコンでつくった絵や文章をプリンターにかける動作を連想するといいます。
一般オトナの方も、印刷物が身近にゴロゴロしていながら、あらためて、関心を持つ人は少ないようです。
かつて、グーテンベルクの「活版印刷術」は、羅針盤や火薬の発明とならぶ大きなものでした。それなのに、まことに、残念といわざるを得ません。
もっと残念なのは、エレクトロニクスの進化で、金属活字を使う活版印刷は、私たちの前からほとんど姿を消してしまいました。
「活版印刷」が人類の文化にはたしてきた功績を忘れてしまっていいものでしょうか。
私は、まず、日本で、いつ、だれによって、どこで活版印刷がはじまったのか、その土地を訪ねるところから、この、ブログを始めることにします。