活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

うなぎ 後日談

2012-08-05 12:36:55 | 活版印刷のふるさと紀行

 6月20日のこのブログで「うなぎのシラスやーい」と今夏のシラス不足によるうなぎの品不足や価格高騰を嘆きました。たしかに7月27日の丑の日を前にテレビも紙メディアもこぞって、うなぎ君を登場させました。加えて、アメリカがうなぎの捕獲を禁ずることを世界諸国に提唱しようとしているニュースまで報じられて憎くっきアメリカと歎じる有様でした。

 さて、丑の日当日、私はどうしたかと思いますか。家人と2人で金1万2千円のお店行きは涙を呑んで断念。近所の大型食品店に予約してあった三河奥矢作の天然うなぎの蒲焼1折3千円也を求めたのです。丑の日当日家人が引きとって来た小ケースの底からヒラリと「うなぎの産地証明書がでてきました。『愛知県三河地区で水揚げされた天然鰻であることを証明いたします』なんだか宝石みたいといいながら自家製うな重をしつらえてくれた家人には面倒がられましたがまあまあの味でした。

 そして昨日、上野のデパートの食品売り場で三河のうなぎの「ひつまぶし」を発見。吸い寄せられるように近づいて匂いに負けて購入。2千700円でした。ところで、ひつまぶしはご存知ですか。ひつとはお櫃のこと、うなぎの蒲焼が細かく刻まれてご飯にまぶしてあるのです。以前、名古屋のうなぎ料理店でよく食べたことが蘇って来て飛びついたのです。食べ方としては茶碗に盛ったひつまぶしを最初はうな丼ふうに、つぎはそのうな丼の上に刻み海苔、わさび、薬味のねぎをのせてさっぱり味わう、最後は海苔、わさび、ネギを乗せた上からだし汁、あるいはお茶をかけてうなぎ茶漬けにするという三通りにわけて食べるのが定法とか。この「ひつまぶし」はベリィグッドでした。

 三河産の天然鰻はいずれも一色とありました。ただ、丑の日に食べたうなぎが予約段階で奥矢作産とあったのは解せません。一色は矢作川と関係ないはずです。あれは?。

 

 

 

 

 

 

 

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