活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

麺だしは「あごだし」に限る話

2012-08-19 11:34:22 | 活版印刷のふるさと紀行

 残暑斬るあごだし五島うどんや舌に冴え   あごめしの写真を載せておいて麺の話では羊頭狗肉?まあ、暑いので勘弁してください。トビウオのことを九州の方で「あご」と呼ぶとしったのはそんなに昔のことではありません。九州取材であごの塩焼きやフライの淡白な味に惹かれました。写真のあごめしは五島に向かう船の〝船弁〟で、これも旨かった証拠写真です。

 さて、その五島で度々、食してやみつきになったのが五島うどん。喉ごしがスルッとしてうどんでありながらそうめんみたいな食感。とくにだしの「あご」がちょっぴり塩っ気もあってカツオだしほど自己主張はしないのですが、そこはかとなく深い味を醸しだしているのが気に入りました。

 うどんといえば稲庭も讃岐も抜群ですが、暑い日の舌にはあごだしの麺つゆにつけて食べる五島うどんほどぴったりのものはないと思うのです。うどんだけではなく、平戸や山形の酒田ではラーメンのだしで有名だと聞いています。

 麺以外で有名なのはトビウオが県の魚になっている島根にあご野焼があります。しかし、私はアツアツのあごだし五島うどんが最高の消夏法です。きょうも福岡から取り寄せた粉末のあごだしを溶いて酒とみりん少々、大分は臼杵のしょうゆでつゆをつくって昼飯といきますか。ところで、トビウオは魚扁に飛ぶでしたか、あごには漢字がないでしょうね。

 

 

 

 

 

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