活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

電子書籍のこと 1

2011-08-28 05:34:23 | 活版印刷のふるさと紀行
 8月最後の残暑の日曜日です。
 昨晩は隅田川花火の日でしたが、例年より盛り上がりがいささか足りなか
ったような気がしました。
 もっとも春海橋という遠くから眺めているだけですから、上空を飛び回っ
ているヘリコプターの方が気になりました。しかし、大会特有の花火の音と色、
(匂いは無理ですが)あの、空気感だけは伝わってきました。

 このところipad2にハマっています。
 とはいうものの、その機能の十分の一も享受しているわけではありません。
電子書籍実体験が目的ですし、正直、「操縦自由」といかないのです。

 それにしても紙の印刷が縮小カーブを切りはじめたのが1996年でしたか
らやがて15年になります。
「なにが電子書籍元年だ」と反発を感じながらiPhoneやiPadのような高機能端
末の出現、普及を見ると「印刷よ何処へ行く」とだんだん気がかりにならざる
を得ません。

 あれは、1984年でした。イタリアのベネッツアで開催されたコンプリント
国際会議で大日本印刷の北島義俊社長が印刷とこれから台頭してくるであろう新
しいメディアについて論じたことがありました。
 かれこれ20年前になりますが、当時の予測としてはかなり大胆な発言でした
が私はよく今日を想定していた意見だったと思います。その内容については次回
、記憶している範囲でご紹介しましょう。

 隅田川花火を見終わって帰宅したらBSで秋田大曲から花火の全国大会を中継
していました。こちらはカブりつきです。
思わず「花火大会の電子版か」とひとりごと。




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