活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

書店との距離感

2014-04-08 16:06:07 | 活版印刷のふるさと紀行

 近頃、書店店頭のPOPにいろいろなタイプが出現するようになりました。私は 大きな書店でその店で働くみなさんの手で「私の推薦する本」というのが手書きで 出ているようなのを読むのが好きです。新聞や雑誌の書評のように肩をいからせてい ないで、なんとなくその本に手を伸ばしたくなるコピーに出会うと「やるな」と 思ってしまいます。 その意味では本屋大賞も。 

 もう1ヶ月にはなるでしょうか。村上春樹さんの『女のいない男たち』という短編 集の発売予告のPOPが私のよく行く本屋さんの店先に出てから。文春さんですが オーソドックスといえばオーソドックスですがこれを見て予約しようとは思いませ んが私は悪い気はしません。 なぜか本屋さんとの距離が縮まって見える感じがするからです。

 おかしなもので 学生時代は新聞一面の8ツ割の書籍広告が好きで、あれを見て本屋さんに向かうことが結構多かったのです。ところが近頃は「書籍広告と私と書店との距離」てな感想を書いてみたいくらい、心ひかれる広告がすくなくなりました。

 電子出版時代のせいか、だんだん8ツ割に登場する書籍の表題が変わってきました。いわゆる実用書が増えた気がするのです。そこで当方としましては、どうしても店頭の平台に積まれた新刊書の棚を確かめに行くのがベストになりました。

 それがおっくうになったり、時間にせかされてゆっくり平台めぐりが出来ない日もあります。こうしたとき、店頭POPが本と私の距離を縮めてくれる気がするのです。毎週の週刊誌のオドロオドロシイ広告は書店ではなくコンビニやキヨスクへのチケットのような気がします。

 

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王子の桜

2014-04-07 10:09:59 | 活版印刷のふるさと紀行
 あいかわらず怠惰気味の毎日をすごしております。
そうこうしているうちに桜もほとんど終わりです。しかし、感心にも重い腰をあげて
花見だけは行って来ました。行先は王子。

 昨年のいまごろは名古屋で缶詰めになっていて桜をたのしむゆとり
なぞ、露ほどもありませんでしたから凄い違いです。

 王子といえば、飛鳥山が定番ですが、まず足を向けたのが「名主の滝公園」
男滝、女滝をはじめ4つの滝があって江戸時代からの名所です。私は滝よりも
門をくぐってすぐの池のあたりで見るのが好きですが。

 実は罰当たりの話ですが、彼岸に欠礼したすぐ近くにある先祖代々のお墓詣りと、
これも近くの有名な「くずもち」のお店にひかれてのことでもありました。
すいません。

 ついでに飛鳥山公園に足をのばしましたが、こちらは大音声の民謡や太鼓の音で
いたたまれません。300年前に徳川吉宗が享保の改革で市民にレジャーの場をとして造った
のがはじまりで、やがて上野の山での花見の宴が禁止になったので、花見酒ができるというので飛鳥山が脚光を浴びたとか。

http://blog.goo.ne.jp/admin/editentryhttp://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=69cd25701df0a523254b24e1780d1cb2#?eid=69cd25701df0a523254b24e1780d1cb2#
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