暑い日が続きますね。
少しの涼を求めて、三重県鈴鹿市の椿大神社に行って来ました。
天孫降臨の際に道案内をした神として知られる、猿田彦大神を祀る神社です。
猿田彦と縁の深いアメノウズメノミコトも祀られていました。
天照大神が天岩戸にお隠れになった際、その岩戸の前で踊りを踊った神として知られる彼女ですが、天孫降臨の際、道案内に来た猿田彦命に名前をたずねたのがこのアメノウズメノミコトで、椿大神社では猿田彦大神と夫婦となったと紹介されていました。
大きな駐車場に車を止めて、まずは鳥居のある参道の入口へ。
手水屋で身を清め、ゆるやかな上り坂が続く参道を本殿へと登っていきます。
鳥居をくぐると心持ち空気が涼しくなったような気がしました。
参道を囲む木も立派で、途中ニニギノミコト一行の船が到着したという「御船の磐座」を見たりして拝殿へ。
お賽銭を入れ二礼二拍手一礼。
この時同行していた友達が建物の隅に毛皮の塊を見つけました。
猫?
たぬき?
ピクリとも動かないので、巫女さんにたずねると、神社の人も気がついていなかったようで、ちょっとした騒ぎに(苦笑)
人が近づくと、ようやくモゾモゾ動きだし、小さな顔と大きな太い尻尾が見えました。
どうやら森に住むムササビが寝ていたみたい(笑)
昼間なのでふらふらしていましたが、神社の職員さんがバケツに入れて運ぼうとするとタタッと逃げ出し、頼りない足取りで戻って行きました。
野生のムササビを見れるなんて貴重な体験でした。
その後、いくつかの見所も押さえて来ました。
こちらは待ち受け画面にすると恋が叶うというウワサの「かなえ滝」♪
なでると運気が上がるという「招福の玉」
その後、松下幸之助が寄進したお茶室「鈴松庵」で抹茶をいただきました。
あさがおをイメージした和菓子とお抹茶は美味しかったです。
一人800円ですが、和菓子の受け皿は記念に持って帰れます。
しばらくくつろいでから建物を出ると、どこからか「キーキー」と細く高い鳴き声が。
今度は小さな生き物が建物の土台の上をウロウロしています。
ネズミ?
いや、何か違う。
職員の人も出て来て「モグラだ!」ということになりました(笑)
椿大神社、かなりのパワースポットです!
子供たちが弓を引いている弓道場を横目で見ながら、手水屋に戻ってくるのに小一時間。
心を清め、新しい気持ちで身を引き締めようと思ったのですが、ムササビとモグラのインパクトが強すぎた(笑)
縁結び、導きの神として人気の神社だそうです。
古事記や日本書記も好きですし、鈴鹿山系の神社や神様についての本を読んだところなので、椿大神社、かなり楽しめました。
帰りには四日市の名物「とんてき」を。
ここの定食はキャベツとご飯と豚汁がおかわり自由という太っ腹。
これもとても美味しかったです♪
これで何とか夏を乗り切れそう。