私的図書館

本好き人の365日

推薦図書

2007-06-24 22:18:00 | 本と日常
今日も雨です。

洗濯機に乾燥機能がついててよかった~

仕事は体が二つ欲しいほど忙しいし、電気メーターは取り替えに来るし、録画した番組はどんどんたまっていくし、読みたい本は増える一方だし…

とても牛肉入りコロッケの品質にまで目を光らせてるヒマがない。

来月は浜名湖に遊びに行かなくちゃいけないし。

スーパーに買い物に行ったらコロッケ売り場にしっかり原産地が表示されていました。

ここにも牛肉ミンチ偽装の影響が?

どの売り場もすっかり夏休みモードで、本屋さんでも夏休み推薦図書が並べられていました。

もうそんな季節か~

『オズの魔法使い』や『兎の眼』、『ブレイブ・ストーリー』なんかも並べられていて、何だか嬉しい♪

その中で筒井康隆さんの*(キラキラ)*『時をかける少女』(新装版)*(キラキラ)*が目に止まってしまい、つい買ってしまいました☆

なつかしいなぁ~

ついでに買った本は、
乙一さんの*(キラキラ)*『失はれる物語』*(キラキラ)*
伊坂幸太郎さんの*(キラキラ)*『チルドレン』*(キラキラ)*

そういえば、作家の恩田陸さんが女性だということを初めて知りました。
しかも名前の由来が「やっぱり猫が好き」の恩田三姉妹からきていると知って驚き♪

あの番組好きだったんですよね☆

『博士の愛した数式』の小川洋子さんが作家を志したきっかけがアンネ・フランクの『アンネの日記』だったことも知りました。

その小川洋子さんがアンネの足跡をたどる旅を綴った本があるとかで、これも読んでみたい!

今月紹介した梨木香歩さんの『家守奇譚』で名前の登場したトルコに留学中の村田くん。
彼が主人公の『村田フェンディ滞土録』という作品があることも知ったので、これも今探しています。

こりゃあ、体が二つあっても足りないかも…

たまに自分がたくさんいたら、どんなに便利だろうと、仕事が忙しい時なんか思ってしまうのですが、冷静に考えるとそんな嫌な世界もないな、と反省します(苦笑)

同じ考え、同じ発想の人間しかいなかったら、多分人類は亡んじゃてますしね。

みんな同じ顔、同じ性格だったら恋もできない☆






六月の名言集

2007-06-19 20:43:00 | 本と日常
つよいところのある人だけが

真の優しさを持つことができる。

優しそうに見える人は、

たいてい弱さしか持たず、

その弱さは容易にとげとげしさに変じてしまうのである。









               ―ラ・ロシュフコー「箴言集」―





年金問題

2007-06-18 23:57:00 | 本と日常
今話題の社会保険庁。

先日、うちに社会保険事務所からの葉書が届きました。

若い頃、五ヶ月間だけ国民年金を免除してもらっていた時期があって、そのお金を追納したければできますよ、という内容のお知らせ。

ムムムゥ…この騒ぎの中お金を納めろとはいい度胸だ。

お金を徴収するこの熱心さを、ぜひ支払いの方にもかたむけて欲しい。

というか、国民のために仕事をして欲しい。

うちの父親も公務員で、下っ端も下っ端だったけれど、公務員であることに誇りを持っていたし、家族も公務員の家なんだからと、襟を正して暮らすようなところがあったのに。

天下りしたお偉いさんの退職金などを見ると、何だかやってられない。

こういうのを「厚顔無恥」というのだろう。





  国家公務員法


第九十六条  すべて職員は、国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。






六月の本棚 『家守綺譚』

2007-06-16 23:52:00 | 梨木香歩

古い日本家屋の縁側から、庭を眺めてみませんか?

マンション住まいでも大丈夫。
人混みにもまれて、列車に乗る必要もなし。

ただ一冊の文庫本を手に取るだけ。

今回は、庭に植えられた木々や草花、タヌキやキツネ、河童に湖をおさめていらっしゃる浅井姫命、それと犬のゴローが登場する梨木香歩さんの清々しい小説。

『家守綺譚』をご紹介します☆

清々しい小説ってどんなの?

という純真無垢な疑問を抱いた方、そう、それは、まるで雨後の竹林のような清々しさを読書後あたえてくれる世にもまれなる小説…

余計わかりにくくなりました?☆

亡き親友の家に、「家守」として住むことになった”私”、こと綿貫征四郎。

売れない文章書きの彼は、いっこうにすすまぬ原稿と、これまたいっこうに温かくならない懐をもてあましながら、二間続きの他人の座敷から、伸び放題の庭の草木を眺め、池を眺め、田んぼや山を眺める日々を送っています。

庭先のサルスベリがすべすべしていて撫でると気持ちがいいので撫でていると、夜中に硝子戸を微かにたたく音がする。

少し濃い目の桃色をしたサルスベリの花が、房となって硝子戸に当たっているのだが、その様子がどうも尋常ではない。

どうやらサルスベリの木に惚れられたらしい…

しかたがないので話し好き(!)というサルスベリのために、根元で本を読んで聞かせる征四郎。

このサルスベリが女性の姿になって、あやうくタヌキに騙されそうになった征四郎を助けたりなんかします♪

白木蓮。
南蛮ギゼル。
ドクダミ。
カラスウリ。
葛。
竹の花。

家に住みついた犬のゴローは人格者で、河童と掛け軸の中のサギのケンカを仲裁したとかで、近辺ではちょっとした顔だったり、河童の女の子が脱いでいった河童衣を(ゴローのつてで)返しにもらいに来たり、そうかと思うと、竜田姫の侍女が鮎の姿で庭の池に迷い込んだり、カミナリが落ちて白木蓮が白竜を身ごもったり。

どのお話も、ちょっと不思議で、でもすごく懐かしい☆

忘れてしまった友達を思い出した時の罪悪感とも、照れくささともとれる気持ち。
そんな気持になったことありませんか?

彼らはどこにでもいます。

特別の場所じゃない。
ちょっと目をこらせばあなたにも見えるかも☆

風にそよぐ木々の枝の間に。
水面に浮かぶ水草の影に。
舞い散る桜の花の中に。
竹林の奥にひっそりと…

英国に留学した経験も持つ作者の梨木香歩さん。
彼女の描く草や木や花、庭や家屋の様子が好きです♪

長年日本に住んでいると、自然についてもイメージが出来上がっていて、ついつい頭の中の形で見てしまうってことありませんか?

桜といえば実物を見ないでも花びらの形や色が思い浮かんだり、チューリップといえば、描くのは同じような形ばかり。

本当は一本、一本、木も花もみんな違って見えて、季節や時間で輝きも変わるはずなのに。

梨木果歩さんの描く自然は、まるでそのものを実際に目で見て感じた姿を描いているように感じます♪

女の子は髪が長くて赤い服を着てスカートをはいている?

そんなトイレの表示板みたいな女の子、実際にはいませんよね♪

一人一人がそれぞれ違った姿をしている。

だから、話好きなサルスベリがいてもいいんじゃないかな☆

主人公の征四郎もいい性格していますが(なんたってサルスベリのために本を読んでやるくらいですから☆)、実はこの物語で一番活躍しているのは犬のゴローかも知れません♪

河童とサギの仲裁をしたことで、すっかりみんなに信頼され、ひっぱりだこのこのゴロー。

犬好きの隣のおかみさんからは、征四郎のぶんの晩のおかずまで頂いちゃうちゃっかり者なのです☆

そろそろ梅雨入りした所も多くなってきました。

この時期、草や木や花たちは大きく成長する時期。

雨が降ってうんざりという人もいるかも知れませんが、私は雨は眺めている分には大好きです♪

あのすべてが濡れて清められたみたいな雰囲気。
清々しい空気。

思いっきり深呼吸したくなります。

さあ、あなたも縁側に腰掛けて(他人様の縁側ですが)、雨に濡れたサルスベリやヒツジクサ、都わすれなどを眺めてみませんか?

もしかしたら、葉っぱの影に、小鬼が隠れているのを見つけることができるかも知れませんよ☆













梨木 果歩  著
新潮文庫





名前が変わった

2007-06-11 19:16:00 | 本と日常
今日は病院で定期検査。

ま、たいした病気じゃないんですがね。

いつものように文庫本片手に待合室の椅子に座わろうとすると、診察室の壁に張り紙が。

「医師の名前が6月から変わりました」って。

え!? 先生結婚したの?

かかりつけのお医者さんは、若い女医さん。
若いっていっても30代の私より年上の微妙な年頃(笑)なので、ちょっと驚き。

結婚だよね。まさか離婚ってことは…

気になりましたが、ずけずけと聞くわけにもいかずそのままに。

先生にもいろいろあったんだろうなぁ~

それより今回は検査の結果が思わしくなくて、そっちの方が重大。

やっぱり薬の量を減らしたからかな?

体調には気を付けないと。

帰って来てから思いついたんですが、先生の結婚指輪をチェックしとけばよかったんじゃ?

いや、だから気にするのはそっちじゃないって…





日曜日

2007-06-10 23:59:00 | 本と日常
今日はお休みだったので、本屋さんに行って来ました。

最近ちょっと疲れ気味なので、一日本屋ですごすくらいの勢いで出かけたのですが(本屋さんが一番落ち着くので☆)、実際は一時間ほど。

そんなにいられるものじゃありません。

仕事が忙しいのもありますが、自分の欠点がよく見える一週間で、公私共にため息ばかり。

ま、面白いことは面白いのですが。

自分の欠点は知っておいて損はないですからね。
ある点では欠点かも知れないけれど、別の点で見れば長所になるかも知れないし。

本屋さんで買って来たのは、森見登美彦さんの『太陽の塔』と『四畳半神話大系』*(キラキラ)*

この間読んだ『夜は短し歩けよ乙女』という作品が面白くて、つい買ってしまいました♪

もう一冊は森薫さんのマンガ、『エマ』 (第8巻)*(キラキラ)*

全7巻で完結した古き英国を舞台にした物語の外伝です☆

待ってたんですよね、これ♪

その他、立ち読みした本の中で面白かったのは、コピー用紙の裏側を使うことは実は経費削減にはならないと書かれていた本。

同じ本の中に、電気代節約で蛍光灯を一本か二本抜くのは単なる迷信だと書いてあって(節約できたとしてもほんのわずか)、目からウロコでした。

あと、講談社から出ている『龍樹(ナーガルジュナ)』という本が欲しかったのですが、文庫本のくせにあまりに高いかったので抗議の意味で買うのをやめました。

文庫本で千円以上ってどうよ?

ま、誰にも届かない抗議ですが…

自分の欠点は人に頼らず自分で何とかしようとしてしまうところです。

何とかできるので、自分としては他の人の手を煩わせたくない、という思いもあるのですが、結果的に自分が手一杯になってしまって疲れ果ててしまう。

助けを求められない。

でもこれも言い訳で、ホントは仕事を頼んで嫌な顔をされるのが嫌なだけ。
結局自分がかわいいだけなんです。

心が固いなぁ。
もっと自分の「弱さ」を出せる「強さ」も身に付けないと。

無理があるとどこかで転ぶ。

無理をしなきゃいけない時もありますけどね。
そこを見誤らないようにしないと☆




主(ぬし)

2007-06-09 23:59:00 | 本と日常
今朝、クワガタが会社の壁にへばりついていました。

もうそんな季節なんだぁ~

田舎に住んでいるので、カブトムシやクワガタが普通にそこら辺にいます。

特に実家なんて山と田んぼに囲まれているからなおさらです。

家の中まで入り込むこともしばしば。

カエルもたまに入って来ます。

ムカデはちょっと怖いです。

昔、古い蔵を壊した時、大きなナマズ(ヘビのこと)が出てきました。

蔵の主(ぬし)に違いないと家族で話し合いました。

子供だったからすっかりダマされました。

単にボロ屋だっただけ…

今もそんなに変わらないですが☆






六月の名言集

2007-06-07 22:54:00 | 本と日常
いったいどうしてわれわれは、

自分に起こったことを細大もらさず覚えているだけの記憶力を持ちながら、

同じ人にその話を何遍したかを

思い出すだけの記憶力がないのだろう?











              ―ラ・ロシュフコー「箴言集」―





『魔女の宅急便その5 魔法のとまり木』

2007-06-03 19:12:00 | 本と日常
角野栄子さんの「魔女の宅急便」シリーズ。

その第5巻、*(キラキラ)*『魔法のとまり木』*(キラキラ)*が発売されましたね♪

さっそく買って来ました☆

十九歳になったキキ。
とんぼさんとの仲はどうなったのか?
読むのが楽しみです☆

注文してあった尾崎翠さんの作品集も受け取って来ました。

彼女の代表作、『第七官界彷徨』も納められています。
これ、読みたかったんですよね。

ついでに買ったのは、

「サークル・オブ・マジック」の第2巻。
デブラ・ドイル、ジェイムズ・D・マクドナルドの
*(キラキラ)*『邪悪の彫像/王様の劇場』*(キラキラ)*

坂田靖子さんのマンガ、
*(キラキラ)*『バスカビルの魔物』*(キラキラ)*

天気は変わりやすいし、仕事は忙しいけれど、これでまた何とか乗り切れそう。

楽しんで読みます☆





『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』

2007-06-02 18:39:00 | 本と日常
久しぶりに映画を観て来ました☆

ジョニー・デップ主演の『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』です♪

面白かった~!

1、2とDVDで観ていたので、このシリーズ第3弾が楽しみだったんですよね。

いよいよ東インド会社との決戦に臨む海賊たち!

掲げるドクロの旗!

息継ぐ間のない戦闘シーン!!

ジョニー・デップ演じるキャプテン・ジャック・スパロウが、とぼけていてカッコイイ♪

オーランド・ブルームもいい役演じてました。

評判の割りに、お客さんが少なくて(午前の一番早い回を狙って行きました)、ゆったり座れ、大迫力の音響と画面をたっぷり楽しめました♪

やっぱり映画館はいいなぁ~

予告編でやっていたディズニーの新作アニメ、『レミーのおいしいレストラン』も面白そう☆

ハリー・ポッターの『不死鳥の騎士団』の予告も見ましたが、こちらはゾクゾクする展開。
主役の三人の子役の子がずいぶん成長していて、こちらも楽しみな映画です☆

人を笑わせたり感動させたり、映画って本当、素晴らしいなぁ。