私的図書館

本好き人の365日

家がゆれる! 風が強い!

2004-09-29 23:23:00 | 日々の出来事
台風来てます!

岐阜県もどうやら直撃するみたい。

風がとっても強いので、雨戸を閉めて、ジッと通りすぎるのを待っています。

この間の台風で、畑のビニールハウスが飛ばされ、やっと後片付けが終わったところなのに~*(雨)*

リンゴもずいぶんたくさん落とされたので、母親がせっせとリンゴケーキを焼いて処分しました。
ほんとはアップルパイが好きなんですが、そこまで手間はかけられないと、ず~とケーキばっかし。
それでもまだまだ残っています。

日曜日に父親がアケビのつるをはわせようと、藤棚のように棚を作ったのですが、この風でやられちゃうかな?

ちょっと心配です*(汗)*


九月の本棚 2 『砂の妖精』

2004-09-28 02:37:00 | 日々の出来事
ようやく秋らしい空になってきましたね。

仕事の帰りに見上げた空に、薄い雲をまとった見事な月が出ていて、思わず月見団子を想像してしまいました(笑)

食欲の秋近しって感じです☆

子供の頃車に乗せられていて、帰りが遅くなった時なんか、よく月を眺めていました。
どこまでもどこまでも、月が追いかけてくるような気がして、思わずシートの下に隠れたり、座席に寝そべって外から見えないようにしたり。
そんなことをしていると決まって「じっとしてなさい!」と親に叱られたものです。

まさか自分の息子がお月様から隠れようとしていたなどとは想像もつかなかったのでしょう(当たり前か☆)

子供たちの世界って大人になってしまうとなかなか分からないことが多いですよね。

「あたしたち、砂の妖精を見つけたんです」

「じょうだんは、おやめ」

せっかく正直に話したジェインの言葉は、お母さんに一蹴されてしまいます。

今回ご紹介する本は、何でも願いをかなえてくれるけれど、とっても気難し屋の妖精が登場する物語。

E・ネズビットの『砂の妖精』です☆

イギリスのロンドンから郊外に引越してきた幼い五人兄妹。
シリル、アンシア、ロバートにジェイン、そして一番小さい”坊や”が今回の主人公。

家の近くの砂利掘り場で、オーストラリアにぬける穴(!)を掘っていた子供たちは、砂の中から変てこな生き物を掘り当ててしまいます。

「ほっといてくれ!」と叫ぶこの変な生き物。
カタツムリみたいな目に、コウモリのような耳を持つずんぐりとした体。
彼こそが、もう何千年も生きてきたという砂の妖精、「サミアド」でした。

サミアドをみつけた者は昔から何でも願いをきいてもらえると知った子供たちは、さっそく最初の願いを言ってみます。

プクッとふくれたサミアドが、空気が抜けるようにシューとしぼむと、それでお終い。
願いはかなったはずでした。
ところがそれがたいへんなことに…

一日に一つ願いをきいてもらう約束をした子供たちは、次々に願いをかなえてもらいます。

キレイになりたい。
お金が欲しい。
空を飛んでみたい。

ところがその度にどういうわけかとってもめんどうなことになって、子供たちはさんざんな目に会ってしまいます。

サミアドの魔法の効き目は日没まで。
さらにサミアドは忠実に言葉通りに願いをかなえるので、子供たちも慎重に言葉を選ばなければなりません。
でもそこはほら、よくあることでついつい口がすべってしまってなんてことに。

自分でかなえておいて「やれやれバカな願いをしたものだ」というサミアドの性格もなかなか屈折していていい感じ☆

そのくせやっぱり子供たちにせがまれて願いをかなえてやったりしている。

子供たちはあんまりたびたびヒドイ目に会うので、しだいにサミアドは意地悪をしているのではないかと思いはじめます。
願い事をかなえてもらうのはもうこりごりだといったんは考えますが、この大きな誘惑に勝つことはできません。

ストーリーもさることながら、作品の雰囲気がとってもあったか♪
ときどき読者に語りかけるような文章で綴られた物語は、まるで作者のネズビットが私達に物語を読んで聞かせてくれているかのようです。

それからどうなったの?
次はどうなるの?

読者はその話術にメロメロ。
ところどころ意味ありげな言葉を織り交ぜながら、「でもそれは、また別のお話…」なんて進めていく手腕はさすがです。

幼い時から小説家になりたくて、自作の物語を友達に読んで聞かせていたというネズビット。
六人兄弟の末っ子で、自身五人の子供の母親でもあった彼女は、子供の本を書き始めたのこそ四十歳と遅かったのですが、大人になっても子供の世界を理解できる数少ない作家の一人なのは間違いありません。

願いをかなえてくれる不思議な砂の妖精(水が大嫌い!)と子供たちの夢と希望がいっぱい詰った物語。

読書の秋にそなえて、こんな一冊はいかがですか?

「おはなしオバサン」ネズビットの紡ぎ出す魔法の世界をどうぞ楽しんで下さい☆





E・ネズビット  著
石井 桃子  訳
角川文庫

一つ一つ石を積む日々

2004-09-26 02:09:00 | 日々の出来事
今月は公私ともに停滞期…

いろいろ考えても仕方ないので、早朝からバイクで走って来ました☆

最初少し風が肌寒かったのに、三時間も走っていると暑いくらいの日差しになって、風を切って走ることが気持ちいい♪

自分の住む町が一望できる場所でバイクを止めて、沸き立つ雲と、その下に広がる町並みを眺めてみたりして。

そうして見ると、二つの川によって作られた山に囲まれたわずかな平地に、人間が集まって町を作ったことがよくわかります。
その川はやがて木曽川に合流し、海へと流れて込むのだけれど、その道々に、こうした人間の町をいくつもいくつも抱え込んで、海へと続いているのでしょう。

この町で、私のことを知っているのは、ほんのわずかな人々だ。
この町を離れたら、働いている会社のことも、この町の名前さえ、知らない人のほうが多い。
それなのに、何に気を使って、何のために我慢して、何のために自分の人生に遠慮しているのだろう…

うちの祖先もそうですが、このあたりの山間の地域は開拓で住み着いた人が多く、山を切り開き、木や炭を売り、わずかな土地に田畑を開いてきました。
いまでも見事な石垣の積まれた田園を見ることができます。
その石垣を作った人の名前はわからないけれど、一つ一つの石を運び、積み上げていった人が確かにいたから、この風景がここにある。

きっとその人は、風景とか、見た目なんか考えず、生きるために、一粒でも多くの米を作るため、石垣を積んだのだろう。

その人は確かにここにいた。
ただそれだけのことなのに、涙が出るくらいなんだか励まされます。

問題は自分の虚栄心とどう付き合っていくか。
自然の営みの中ではちっぽけな自分。
でもそのちっぽけな存在でも、自分の生きる場所を作ることはできる。
一つ一つ石を積んで、田畑を作った開拓者のように。

すべてを照らし出す光にはなれなくても、一遇を照らす光となれ。

結局いろいろと考えてしまいました(苦笑)
矛盾を抱え、日々生きていくことは大変ですね。
だけど、それだから面白いこともある。
人生を楽しむなんて達観はできないけれど、楽しむ気持ちは持ちたいです。

今日は久しぶりに甥っ子も来て家族で焼肉♪
実はこれが一番楽しかったりして(笑)


友を訪ねて三千里食いしん坊バンザイ!

2004-09-22 05:14:00 | 日々の出来事
連休を利用して、遠方の友達の家に遊びに行って来ました☆

車で二時間半ほどの距離なのですが、こんな機会でもないと、なかなか出かけられません。

昼飯を一緒に食べようと友達夫婦が連れて行ってくれたのが一軒の「もんじゃ」屋さん。

もんじゃ焼きって今まで食べたことがなかったのでもう興味津々。

炒めたキャベツやイカなどで堤防を作っておいて、その中にダシ(?)を流し込む作業や、小さな金属のヘラに押し付けて食べるところなんか面白いですね。

もちろん味も美味しい♪
色々入っている「ミックスもんじゃ」と「カレーもんじゃ」をいただきました。
材料が似ている(私には同じに見えるケド)お好み焼きとはまた違った味わいがありますね☆

あとビデオにとってあったこっちの地元では放送していないアニメ番組をみたり(ケロロ軍曹って面白い☆)
食べて笑ってカラオケで歌って、久しぶりに楽しいひとときを過ごして来ました。

帰りには両親へのお土産にと桑名で「はまぐりの味噌煮」を購入。
ついでに高速道路のサービスエリアで「はまぐりラーメン」も食べてきました。
大きなはまぐりが入っていて、そのダシがきいたスープはなかなかのもの。
値段も手頃でけっこう人気みたいでした。

でもやっぱり桑名といえば焼きはまぐりが最高ですよね♪
網で焼いて貝殻がひらいたあつあつのところを、スープをこぼさないようにして口に運ぶ☆
あれは焼く時に、はまぐりの身が下になるように見分けるのが難しんです。

…なんか食べ物のことばっかりになってしまった。

旅行でどこへ行ったのかを、そこで何を食べたかで憶えているうちの母親。
食い意地が張っているのは遺伝なんでしょうか(苦笑)

九月の本棚 『少女パレアナ』

2004-09-22 05:08:00 | 家庭小説

今回ご紹介する本は、1913年にアメリカで出版されて以来、多くの人々に「喜び」を与え続けている少女の物語。

エレナ・ポーターの『少女パレアナ』です☆

孤児となった女の子が気難しい叔母さんに引き取られる…

こんな始まり方からして、過酷な環境でもくじけないで頑張る少女の物語になるのかと思いきや、主人公パレアナのパワーはとてもそんなものではありません。

彼女を引き取ることになる独身の叔母は、引き取るのは愛情からではなくそれが義務だからだと言い切ります。
この「義務」という言葉を聞くたびに幼いパレアナは傷つきますが、積極的に日々の生活や人々との出会いの中に喜びや楽しみを見つけて乗り越えていくパレアナ。

例え暗い屋根裏部屋に押し込まれようと、夕食がパンと牛乳だけだろうと、どんなことからでも「喜び」を見つけ出すパレアナは、それを喜びを見つける遊び、ゲームだと言います。

亡くなった牧師の父と共に始めた「何でも喜ぶ」ゲーム。

ゲームのきっかけは一本の松葉杖でした。
人形が欲しかったパレアナは、教会の慰問箱から出てきた松葉杖にガッカリします。
でも父と娘はこう考えるのです。

松葉杖を使わなくて済むのが嬉しい☆

どんなことにでも喜びを見つけ、励まし合って生きていくこと。
それが、父が娘に残した「生きていく」という力。

「ありがとう」
「お元気ですか?」
「あなたに会えてうれしい」

こうした言葉がどれだけ人を励ますことになるか。
いつも明るく誰彼なく話しかけるパレアナは、喜びは共に生きている人すべての中にあることをよく知っています。

片足を骨折しても、両足じゃなくてよかったですね、と励ますパレアナ。
さすがに一生寝たきりの病人を励ますことには苦労しますが、ゲームが難しければ難しいほど「喜び」を見つけた時の喜びが増すわけですから、パレアナは張り切ります。
そんなパレアナに周りの大人は振り回されっぱなし♪

ところが物語後半、そんなパレアナに、もう「喜び」を見つけることができないくらい絶望的な悲劇が襲います。

それを聞きつけ、パレアナを心配して家を訪ねてくる人の多さに、たまげるパレアナの叔母。
パレアナの「ゲーム」はいつしか町の人々の心に明るい光を灯し、町に「喜び」を与えていたのでした。

パレアナは悲劇から立ち直ることができるのか?
そして気難しい叔母の秘密の過去とは?
物語はここから盛り上がりをみせ、終盤いっきにぐいぐいと読者を引き込んでいきます。

たまに混線するほどおしゃべりで、明るいパレアナが、枕を涙で濡らし、とても喜びなんて見つけられないと天国の父にこぼすシーンは、パレアナの性格をよく表していてとっても大好きなシーンの一つ。

話のテンポがよくて、次々とページをめくらせる手腕はさすがはエレナ・ポーター。
週刊誌に毎週掲載されたこの『少女パレアナ』は好評で、ついには辞書に普通名詞として載ったほど。
ちなみにウェブスター辞典にこう書いてあったそうです。

〈パレアナ=エレナ・ポーターという作家の有名な作品『パレアナ』からつくられた名詞で、喜びを意味する〉

実はこんなにお気に入りの作品なのに、なぜか出会いがなくて続編の『パレアナの青春』はまだ読んでいないんです。

でも考えようによっては、読む楽しみがまだ残っているということで、これもまたひとつの「喜び」なのかも☆







エレナ・ポーター  著
村岡 花子  訳
角川文庫


秋の日はつるべ落とし

2004-09-15 00:40:00 | 日々の出来事
我が家の稲刈りが終わりました。

今年は平日だったので、手伝うことはできませんでしたが、自分で田植えをした田んぼが稲の切り株だらけになっているのを見るのは嬉しいものです。

収穫の秋ですね~☆

新米はもう少しおあずけとして、山では栗も落ちてきたし、栗ご飯が早く食べたいな☆

まだ昼間は暑い日がありますが、夕暮れなんかはもうすっかり秋の景色。
この季節は炊き込みご飯が美味しいですよね。

お釜の底のおこげを食べるのが大好きで、いつも優先してよそってもらっています。

もう少ししたらキノコが出るから松茸の土瓶蒸しもいいですよね。(松茸はいつもわけてくれるご近所さんを今から期待*(キラキラ)*)

銀杏が落ちたら茶碗蒸し。
おでんはこの間もう頂きました。
大根と玉子ははずせませんよね。
茄子焼きに生姜醤油。
秋刀魚に大根おろしで日本酒をグイッと♪
枝豆も美味しいし、ほんと、これから秋が楽しみです☆

…今日はなぜこんなに食べ物のことばっかり書いているかというと、今月あった会社の健康診断で、「体重増えたね」と言われ、今、食事制限しているからです*(汗)*

おかしい、夏バテで食欲なかったはずなのに…
実家に引っ越して朝昼晩とちゃんと食事が用意されているからかな?

秋になって美味しいものが出回るのは嬉しいけれど、誘惑との戦いも厳しくなりそう*(汗)*


書を捨てよ、町に出よう

2004-09-14 23:51:00 | 日々の出来事
自分で本好きを実感する瞬間。

それは…
尿意を我慢しながら、それでもトイレの中で読む本をあわてて本棚から選んでいる時☆
(切羽詰って足踏みしながらなんてことも…*(汗)*)

なにもそこまでして読まなくても、と自分でも思いますけど…イヤ、ほんとは思ってません(笑)
わずかな時間でも、ヒマさえあれば文字が読みたい!

試験の前日とか、早く寝なくちゃいけない日に限って本が読みたくなりませんか?
気分転換のつもりがつい読み耽ってしまって翌日は寝不足なんてことも。
今でも面白い本があると、会社があるのに続きが気になって深夜まで明りが消せずにいたりします。

そんな中で最近読んだ本。

フィリップ・プルマン 著 *(キラキラ)*「黄金の羅針盤」*(キラキラ)*

〈ライラの冒険シリーズ〉として、全三作ある中の第一作目です。
イギリスそっくりの世界なのに、人々にはみんな「ダイモン」と呼ばれる動物の姿をした守護精霊がついていて、人間と一緒に街中を歩いている。
実験神学が幅を利かし、魔女やヨロイを着たクマなんかが存在する本物のイギリスとはちょっと違った世界。

この人間の分身のようなダイモンの設定もさることながら、主人公の少女ライラがいいんです♪
オックスフォード大学で学者達に囲まれて暮すライラ。
元気いっぱいで悪戯好きで、口からいくらでもでまかせが飛び出すその姿はまさに痛快!

二作目では、世界の壁を飛び越えて、私達が知っている世界にライラが現れるとのことで、今からつづきが楽しみです☆

ネビル・シュート 著 *(キラキラ)*「パイド・パイパー ~自由への越境~」*(キラキラ)*

パイド・パイパーはドイツ民話「ハメルンの笛吹き」の主人公の名前です。
笛を吹いて子ども達を連れ出したパイド・パイパーよろしく、ナチス・ドイツ占領下のフランスを、イギリス人の老人ハワードが子ども達を連れて脱出する物語。

列車は止まり、バスはパンクし、戦闘機の機銃掃射に食糧不足。そのくせ子ども達の数は旅が進むごとに増えていくのだから、ハワードの苦労は増すばかり。
それでも淡々と行動し、子ども達の世話をし、光明を探し出そうとするハワード老人の態度がいいんです☆

派手な戦闘や銃撃戦もないけれど、戦争の持つ非道さと人間の強さを教えてくれる物語です。

小栗左多里 著 *(キラキラ)*「ダーリンは外国人」*(キラキラ)*

これはマンガです。
外国人の彼と暮す漫画家の苦労(?)話。
価値観の違いやら方向性の違いやら、育った環境の違う二人が一緒に暮すって、面白いけれど大変だな~と思わせてくれる内容です。

国籍の違いというより、この二人の個人的な問題のような気もするところもたくさんあるけれど、それはそれで面白くって、絵も好感が持てて読みやすかったです。

このところ不安定な天気が続いて家で本を読む機会が増えたのは嬉しいのですが、家にばかりいてもつまらない。

色々な経験や様々な体験を本から学ぶことも大切ですが、空を眺めて人と交わることで学ぶこともたくさんあります。

秋空のひろがる下、一冊の本を片手にどこかに旅でもしたい気分。
地震や台風となかなか騒がしいですが、仕事がヒマになったらどっか出かけたいな~☆

震度4でした

2004-09-06 00:44:00 | 日々の出来事
地震すごかった~*(汗)*

火事の次は地震かよ。かんべんしてよね。

近畿地方が中心らしいですが、今日はこれで二度目。怖いですね~

この辺りは私が小学生の頃から東海地震の危険地帯に指定されているので、地震がくる度に「今度こそ東海地震か!?」と家族で騒ぎたてています。

その中でも今回は結構大きかった。
まだ横揺れだけだったけれど、本棚や食器棚がガタガタ揺れてもう少しで倒れそうでした。
これが縦揺れになったら逃げなくちゃ。

海岸地区には津波の危険があるとのことなので、まだまだニュースから目が離せません。
うちは海から遠いからいいけど、親戚の家とか心配だし。

でもほんと、自然の力の前では人間って無力ですよね。

ちょっとドキドキ

2004-09-05 00:58:00 | 日々の出来事
職場で火事がありました!

幸いボヤ程度で済んで一安心。
被害も排気管の一部が燃えただけでした。

防災の日の前日で、避難訓練と消火訓練を次の日にひかえての出来事。
消火器と消火栓のホースを使って消し止めました。
いい予行演習になったと上司は言っていましたが、訓練の予行演習を実際の火事で行うなんてまさに本末転倒。

原因は排気管の加熱によって発火したらしいとのこと。
さらに設置してある非常ベルが押しても鳴らないことも判明。
新築したばかりの新工場のため、まだまだ不備がみつかりそうです。

ついつい怠りがちな非常時に備えての日頃の点検。
原子力発電所の事故が記憶に新しいですが、うちもシンナーなどの危険物を扱っているので、要注意。

それにしても、翌日報告した課長も、それを聴いていた従業員も、みんな笑顔だったていうのはどうしてでしょうね?
「いや~昨日を大変だったね」と和気あいあい。
安心しているのか、なかったことにしたいのか。
現場はそれでもいいけれど、会社としてはちゃんと問題意識を持って対処して欲しいところです。