世間ではもうすっかり季節は冬ですが、私の中ではまだまだ「読書の秋」が続いております。
もう開き直って「読書の冬」とか、「一年中読書」でもいいような気がしますが、なんとなく「読書の秋」というブランドにすがって読み続けていたい…
非生産的な行動ゆえ、どこかに負い目があるんでしょうか?
幼い頃は本を読んでいるとほめられたのに、最近じゃ一日中本を読んでいると「そんなヒマがあるなら働け」といわれます。
別にヒマだから読んでいるわけじゃないのに、というかむしろ本を読む時間を四苦八苦してひねり出してるっていうのに!
あぁ、私にもテオみたいな理解ある弟がいたらなぁ。
めげずに今週から来月にかけて注目している新刊本をご紹介しましょう♪
『となりの801ちゃん+1』(宙出版)
オタクカップルの日常を描いたコミックエッセイ第7弾?
めでたく第一子が生まれ、家族が増えました!
最初は「やおい」(801)と呼ばれる「男子×男子」の恋愛物をこよなく愛する腐女子の彼女の変態っぷりに笑っていたのですが、最近はアニメネタが面白い☆
『RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと』(角川書店)
上記のデータでは発売日が11月28日になっていますが、荻原規子さんのHPによれば11月30日のようです(角川書店のHPでは11月29日になってる?)(注・11月29日、本屋さんに行ったところすでに店頭に並んでいました!)
ともかく!
つ・い・に、「RDG」シリーズ完結!!
私は文庫本派なのでこの最新刊を読むわけにはいきませんが、待ちに待った最終巻です!
読めないのに発売されただけで盛り上がれるのがファン心理♪♪
不思議な星の下、自分の運命と向き合う主人公の泉水子(いずみこ)ですが、さて、どんな結末が待っているんでしょう?
荻原規子さんは『空色勾玉』からのファンなので、この物語の結末もずご~く気になります!
あぁ、文庫化のスピードをもう少し早くしてくれないかな。
文庫本最新刊、『RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女』は12月25日発売予定。
絶対買います!
『洟をたらした神』(中央公論新社)
こちらはharuniwaさんから以前紹介していただき、読んで感動した本。
その時は図書館で借りた本だったので、ようやく自分の手元に置けます!
まだ買いに行くことができていませんが、近日中にGET予定。
最近読んだ本で面白かったのは、
『すーちゃんの恋』(幻冬舎)
「すーちゃん」シリーズの最新刊。
喫茶店から保育園の給食係に転職したすーちゃんが、以前ちょっといいなと思った書店員、土田くんと再会。お互い意識はしているけれど、自己完結しちゃうすーちゃんに共感してしまう。
もっと気軽にお付き合いしちゃえばいいのに、と思うけれど、それをしないのがすーちゃんらしい♪
土田、やよいちゃんはどうするんだよ!
なぜ彼女持ちの方がモテるんだ!?(個人的感情アリ)
『これでよろしくて?』(中央公論新社)
川上弘美さんの文章大好き♪
年齢も境遇も様々な女性が「これでよろしくて? 同好会」と称して、定期的に集まって食べながらしゃべるんだけれど、議題(なんてものがある☆)が毎回可笑しくて♪
「トイレに設置されている音姫(排泄音を誤魔化すための機械)を使うのはなんだか卑怯な気がして嫌い…」
「日本人って、ほんとうに肉じゃがが、心の底から、そんな一位になるほどに好きなのかしら?」
テーブルに出てくる料理をみんなで分け合い、盛大に食べてはしゃべる。
別に解決策を真面目に討論するわけじゃなくて、かといってしゃべることで気分をすっきりさせるなんて目的があるわけでもなくて、もっとずっといいかげんな同好会(苦笑)
でも、そこがたまらなく魅力的なんですよね♪
「夫の実家に帰省した時のお風呂に入る順番」
とか、
「脱いだにせよ脱がされたにせよ、一度身体から離れた下着をどのタイミングで、どうやって再び身にまとわせるか」
とか、
「出張で会社の上司と同じホテルに泊まり、別々の部屋に引き上げたものの、大浴場でバッタリ。上司が前も隠さず近づいてきた時の社会人としての対処のしかた」
とか(笑)
普段、なんとなくこうなんだろうなと、個人個人が自分で判断している諸問題を、こうしてあらためて文章にされてしまうと、何だか自分が普段していることがとっても奇妙なことのように思えてしまいます☆
冬が来ることをかたくなに拒否したいがために、この時期までコタツを出さないできたけれど、そろそろあきらめたほうがいいのかな?
さすがに厚着だけじゃ乗り切れなくなってきた。