写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

紅バラはいつ咲くのか?

2010年05月14日 | 写真
今朝の中日新聞(5月14日)社説に「ビラ配布有罪 時代に沿う法改正も」として3月下旬に無罪判決が出されたのと同様な政党機関紙配布公務員に対する国家公務員法違反裁判で昨日出た有罪判決を対比しながら今回の有罪判決が過去の最高裁判例を形式的に踏襲して当てはめただけで事件の本質を見ようとしていないことを批判している。
その配布した「赤旗号外」を発行している「しんぶん赤旗」の本日付け主張では「世田谷国公法弾圧事件 審理つくさぬ有罪判決は不当」としてー堀越事件と正反対の判決ー・・・事件は最高裁へ上告され、堀越事件とあわせて法令そのものが違憲か、これらの事件への適用が違憲か、あるいはそうでないかが、法廷として最終的に争われることになる・・・として自分の職務とは無関係の拘束時間外の政治的行為の規制が言論表現の自由の保障という観点からどうかを国民的関心の中で審理を尽くすことを最高裁に求めています。
私の家にも共産党のビラが配布され、マスコミでは知ることの出来ない政党の主張や政治状況を知ることが出来ています。市民感覚から言ってもピザ屋さんや地域のさまざまな商業ビラの配布は制限されずに国民に国や地方の政治の状況を知らせる政党ビラ、それも共産党ビラの配布が狙い打ちされ有罪判決が出るという状態はほんとに怖いものがあります。
話は飛びますが、第二次世界大戦下のフランスでナチスに対する抵抗、解放運動の中でパリの詩人ルイ・アラゴンはその詩「薔薇と木犀草」のなかでー神を信じたものも 信じなかったものもーと呼びかけ、人間の自由と民主主義を押しつぶそうとするものに対する共同の反撃を呼びかけています。
このころは洋の東西を問わず共産党は非合法下に置かれていて文学作品などにはその象徴としてバラが使われていました。

今年はバラの開花が遅れていますが、我が家近くのバラ公園ではようやく咲き始めました。写真はバラ公園で小雨の中で少し花びらの色を見せているバラの蕾です。
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