カワラヒワ 雪どけの林を遊ぶ

今日の写真は「カワラヒワ」：スズメ目アトリ科。鳴き声：キリリコロロ、チョンチョンチョンジュウーイと聞こえます。
雪どけの季節を迎えた山林で繁殖の季節を迎えて盛んに針葉樹の枝や、雪が消えて姿を現した地表の枯葉をひっくり返して餌を探しているカワラヒワに出会いました。そう珍しい鳥ではないのですがなにしろ動きがすばやくてその姿をきちんと捉えることは私のような素人には難しくて、たんに「小鳥が飛び交っている」と思うことがほとんどです。
この日は小集団で比較的近くの木の枝に留まったり飛んだりしていたのでカメラに捉えることが出来ました。
今日は３月９日。明日３月１０日は東京大空襲の日、そして明後日３月１１日は昨年の東日本対震災に加えて福島原発事故の日です。日本列島は未曾有の大被害を経験し、一年経過したいまも復興の道筋は見えないまま、世界最悪の原発事故では今も放射線の放出が続き収拾の見通しも経たないままになっています。
私は放射線の問題を考えるとき、いつもあの福島の自然の中で、放射線のことなど知る由も無く暮らしているであろう生き物達のことを考えて悲しくなります。おそらくこの写真と同じ小鳥達も被曝を続けているのでしょう、この影響がどういう結果をもたらすのか？空恐ろしいです。