写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

雪を受けて咲く 紅梅に魅せられて -2

2012年03月20日 | 写真
昨日に引き続いての「紅梅」です。金沢市内では早咲きの卯辰山梅林に小さいけれど一際目立つ紅梅があります。開花が早いのと比較的早く咲くので毎年のように開花のあと冬のぶり返したかのような冷たい風と雪のなかで一際輝くような鮮やかな紅色が見る人を魅了します。
今日は金沢市内で写真家の森住卓氏の講演を聞きました。ソ連やアメリカの核実験が引き起こした住民への何代にもわたる核被害の実態とチェルノブイリから福島にいたる原発事故と対峙しての取材、作品を通して人間が手を出す領域ではない核というものの危険性が説得力を持って語られました。氏は日本リアリズム写真集団(私も参加する集団です)に属し、2011年3月の東日本大震災、原発事故発生の詳細が不明のまま、翌日12日には福島県郡山に、そして13日には双葉町で取材を開始して現地のただならない様子を発信し続けたブログに接してカメラを持つものの「使命」のようなものを改めて感じたことを思い出します。多少内容的にもう少し真意が知りたいと思う箇所はありましたが、今日はよい講演を聞かせていただきました。
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