
まずは昨日夜の「やめまっし秘密保護法パレード」と名付けての秘密保護法撤廃を目指す金沢市のパレードです。おりしも石川県は県知事選挙の真っ最中、そして冬に逆戻りしたような寒波という春とは思えぬ時折冷たい雪が降るなかで、金沢市香林坊から片町、そしてタテマチへと繁華街の夜をインターネットでの呼びかけに応えて集まった人たちの意志の強さを表すような小さいけれど力強いパレードでした。

写真は「オウレン」という山里で雪解けとともにひっそりと地表に姿を現す野草の花です。あまりにも小さい花なのでその花が足元で咲いていても気が付かない場合が多いのですが、私は春を待ちかねるように雪解けの褐色の世界にひっそりと姿を現し春の訪れを告げてくれる白い小さな花が好きです。
やがてこの山里の林はカタクリの花やギフチョウ、山桜や水芭蕉、そしていま産み付けられたばかりの卵から孵化したクロサンショウウオの小どもたちが白い水芭蕉の池で泳ぎ始める本格的な春を迎えます。
わたしが撮影フィールドにしている金沢市の南部を取り巻く丘陵地の自然もずいぶん痛めつけられていますが、それでも春の息吹は街に下っていた里の人を呼び戻し竹林や田や畑で働く人たちの姿も日ごとに増えてきます。









