
春を迎える準備真っ最中の金沢市南部丘陵。私がこの山里を訪ねはじめたきっかけの一つが林の狩人と呼ばれるこの地域の食物連鎖の頂点に立つ猛禽「オオタカ」との出会いでした。
最初の出会いはもう10年も前のことでしょうか、空を見上げると鳶のようだけれども少し違う鳥が高い空を悠々と舞っていました。
そのころ鳥に関しては鳶とカラス、鳩と雀、それ以外は小鳥かサギやカモなど大雑把な区分けでしか見ることができなかったのですが、その後絶滅危惧種という貴重なこの鳥「オオタカ」の保護を市議会に提案する共産党議員団の動きに刺激されオオタカに代表される金沢市南部丘陵の山里を記録することになりました。
そのオオタカとは昨年は一度も会えなったので心配していたのですが、早春の山里で林の向こうから空を舞いながら近づいてくる猛禽の姿を望遠レンズで撮影してみると正真正銘のオオタカです。この地域も自然環境の破壊は進んでいますが、それでもまだオオタカの生息できる条件が残っているようでホッとしました。





