
自然というものはなんと正確に季節を知っているのだろうか。昨年の山里は積雪も多かったのですが、今年は寒さは厳しかったものの近年珍しいほど雪が少なかったのですが、奇しくも同じ日に雪割草の開花を見ました。
かつては自生する雪割草も珍しくはなかったという地域ですが現在はほとんど絶滅状態で地域の農家の庭で保護されている僅がかつての彩りをみせる花を咲かせています。
この地域は冬の間は集落の人たちは雪を避けて金沢の街に降りて暮らし、春雪解けの3月末から4月にかけて山里に戻り畑仕事や山仕事に入ります。雪割草が咲いていた農家もようやく里を訪れ除雪や雪囲いを取り除いて山の暮らしの用意を始めたところだそうで、咲き始めた雪割草の花を愛おしそうに見やっていました。





