[金糸梅とツユムシ]
8月に入って初めての山里訪問、里の入り口あたりで初夏の黄色い花「金糸梅」がまだ咲いていてその花を一夜の宿とした秋の虫キリギリスの仲間「ツユムシ」がゆっくりと花ビラの裏に姿を消そうとしていました。
もうすぐ虫の合唱も聞こえる季節になってきたのですね。
[金糸梅二輪]
傍らでは花ビラも落ちて実がつき始めている金糸梅ですが、この二輪はまだまだしっかりとした花が咲いていてこちらにもツユムシがいるようですね。
五弁の花を梅に、たくさんある金色のオシベを糸に例えての「金糸梅」と呼ばれているようです。
ネットで見るとこんな句が
「石垣に金糸梅咲く在家かな」 鶯 竹里
「金糸梅水のひかりをためらはず」六角文夫
[盛夏の花 葛の花]
山里の道端から蔓を伸ばして赤紫の花が咲き始めていました。
如何にも盛夏の花らしい生命力の強さを誇るような葛の花の姿があちらこちらで姿を見せていました。
葛湯とか葛根湯などの原料として薬効と共に日本人にはよく知られている葛の花です。
高浜虚子にも葛を詠ったこんな句が「葛の風吹き返したる裏葉かな」
初夏・盛夏の花、秋の虫、夏の山里で撮った写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。