写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

河北潟 コハクチョウの暮らし

2024年12月16日 | 写真日記
    [そろそろご飯ね]
能登半島の付け根にある河北潟干拓農地「野鳥の楽園」と呼ばれるこの地域を越冬の地とするコハクチョウたちは人々のイメージするそれとはずいぶん違っているかもしれません。
写真は地域の農家の方たちがコハクチョウのためにと水を張ったままの田んぼです。
夜をここで過ごしたコハクチョウたちはゆっくりと目覚めて羽繕いなど済ますと気の合う仲間と朝の会話。
「そろそろ食事にしようか」とでも話しているのでしょうか。

    [さあ食堂へ]

話が決まると二番穂がいっぱい残っているえさ場へ向かって飛び立ちます。
まあ空を飛ばなければいけないほど遠くだというわけではないのですが朝の運動を兼ねているのかわざわざ空を飛んで目的地に。
多くの仲間は寝ていた水田から歩いてすぐ隣の田んぼが自然の食堂になっています。

    [こちらが食堂]
遠くから見ると田んぼの中に白い棒のようなものが無数に立っているように見えます。
まだいっぱい残ってている二番穂の田んぼ、金沢周辺は冬の田んぼは何も作らず春まで休ませます。
越冬のためにコハクチョウが訪れるころには二本穂が実り、遠くから来た野鳥たちの胃袋を満たしゆっくり休める場所となります。
とくに降雪を前にしたいまは豊富な食事と寝場所に恵まれて一番幸せな時かもしれませんね。
普通白鳥という野鳥はきれいな湖で優雅な姿で泳いでいるか、青空を群れなして飛ぶきれいな白鳥のイメージですよね。
河北潟干拓農地で越冬するコハクチョウはそれとは一味違った姿を見せてくれています。

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