昨日に引き続き撮影会で撮った一枚です。雪の降る路地で立って街の人たちが出す手紙の投函を待つ丸ポストがみように人間くさく思えてレンズを向けました。
この裏通りは観光名所として多くの観光客が往来する茶屋街の本通りに平行に通る一本はずれた道で路地散策を楽しむ観光客と住民が挨拶を交わしながら通り過ぎる、本来の意味で金沢らしい情緒と暮しが味わえることが楽しみで私がよく立ち寄る場所です。
この街は2008年の上流部の豪雨に県や市の防水計画実施の不手際が加わり浅野川が氾濫、大きな被害を受け、おそらくこの丸ポストも氾濫した水の中に立ち尽くしていたのではないでしょうか?
一見静かな暮しが続いているように見えても街にはそれぞれの悲しみや喜びが詰まっているのですね。そんな思いにかられた街歩きでした。