写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

「ヤマフジ」を見るたびに

2010年05月16日 | 写真
金沢市南部丘陵の林道から山襞を見ると見事なヤマフジをあちらこちらで見ることが出来る。
青紫のとても綺麗な色の房を高い木の頂き近くから長く吊り下げていて、とても綺麗です。
ところがこのヤマフジがたくさん見えるということは、林の手入れが不足している証拠だと山里の人たちは恥じます。
ヤマフジの蔓を切ってやらないと本体の木を強い蔓が締め付けて成長できないばかりか場合によっては枯死にいたると聞かされました。
5月という季節に美しいヤマフジを見ると、美しい自然の光景が必ずしもホントの意味で自然豊かな風景だとは限らないということに想いを至らせられます。
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紅バラはいつ咲くのか?

2010年05月14日 | 写真
今朝の中日新聞(5月14日)社説に「ビラ配布有罪 時代に沿う法改正も」として3月下旬に無罪判決が出されたのと同様な政党機関紙配布公務員に対する国家公務員法違反裁判で昨日出た有罪判決を対比しながら今回の有罪判決が過去の最高裁判例を形式的に踏襲して当てはめただけで事件の本質を見ようとしていないことを批判している。
その配布した「赤旗号外」を発行している「しんぶん赤旗」の本日付け主張では「世田谷国公法弾圧事件 審理つくさぬ有罪判決は不当」としてー堀越事件と正反対の判決ー・・・事件は最高裁へ上告され、堀越事件とあわせて法令そのものが違憲か、これらの事件への適用が違憲か、あるいはそうでないかが、法廷として最終的に争われることになる・・・として自分の職務とは無関係の拘束時間外の政治的行為の規制が言論表現の自由の保障という観点からどうかを国民的関心の中で審理を尽くすことを最高裁に求めています。
私の家にも共産党のビラが配布され、マスコミでは知ることの出来ない政党の主張や政治状況を知ることが出来ています。市民感覚から言ってもピザ屋さんや地域のさまざまな商業ビラの配布は制限されずに国民に国や地方の政治の状況を知らせる政党ビラ、それも共産党ビラの配布が狙い打ちされ有罪判決が出るという状態はほんとに怖いものがあります。
話は飛びますが、第二次世界大戦下のフランスでナチスに対する抵抗、解放運動の中でパリの詩人ルイ・アラゴンはその詩「薔薇と木犀草」のなかでー神を信じたものも 信じなかったものもーと呼びかけ、人間の自由と民主主義を押しつぶそうとするものに対する共同の反撃を呼びかけています。
このころは洋の東西を問わず共産党は非合法下に置かれていて文学作品などにはその象徴としてバラが使われていました。

今年はバラの開花が遅れていますが、我が家近くのバラ公園ではようやく咲き始めました。写真はバラ公園で小雨の中で少し花びらの色を見せているバラの蕾です。
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待ち合わせor待ちぼうけー金沢市ブランドショップ前ー

2010年05月12日 | 写真
少し長い題名になりました。
これは地元の公民館の写真教室に持ち込む写真の作品名をどちらにするか迷っていたものです。
結局「待ち合わせの場所」としましたが、もうひとつしっくりときません。撮影意図としてはブランドショップの現実離れした大仰なショーウィンドとそこに映りこんでいる現実の人が暮らしている街の姿の対比が撮れれば・・・、とコンパクトデジカメをむけた写真です。

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新城主をめざすのか? ー河北門公開ー

2010年05月09日 | 写真
ゴールデンウィークには兼六園、21世紀美術館、東茶屋街などとならで観光客を集めていた金沢城。
かつては金沢大学のキャンパスとして大学生たちが昼夜行き来し、豊かな自然が保たれている金沢市内の異空間として存在していたのですが大学キャンパスの移転に始まり、「五十間長屋」や「菱櫓」の復元、そして今年は市民のテニス場を掘り返しての「いもり掘」の復元、「河北門」の復元が完成し公開されました。
これらの施策については地方財政の問題からもその歴史的観点からも疑問視する意見もたくさんあるのですが・・・、なぜか市民は置いてけぼりのままでかつての大型開発の形を変えたゼネコン政治が続けられているようです。
こんな様子を見ていると、県民の暮らしを置いてけぼりのまま「」つきの「金沢城復元」に熱中する現知事の姿が戦国時代に一向一揆を押し潰して加賀に入場し城作りをした前田利家の姿に重なって見えます。
とはいいながら被写体としてはなかなかの夜景を見せる復元の金沢城を写してみました。
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データーは何処へ? ・・・きいつけなはれや・・・

2010年05月08日 | 写真
デジタルカメラを使い始めて写真の整理が実に楽になった。フィルムのときは未整理のフィルムやプリントが部屋のあちこちに積み重なり、整理済みのファイル類も押入れなどに山済みになっている。
いざ「あの写真が必要」ということになれば、その山の中からフィルムを探し出さなければならない。それが億劫でいまはその山には手をつけないで、すぐに取り出せるPCやCDなどにあるデーターから必要な作品を選び出している。
ところが急にプリントの必要になったな画像をサムネイルで検索しオリジナルのRAWデーターからプリントしようとしたところ、なぜかそのデーターが見当たらない。
どうもその一連のオリジナルデーターを間違って削除してしまったらしい。CDなどにバックアップする前のものだから検索用に小さいデーターとして残していたものがあるだけで大きな作品としてのプリントはあきらめざるを得なくなったのです。
Wエンジンのギャグやおまへんが・・・便利なものにはほんまに「きいつけなはれや」ですわ。
今日の写真はオリジナルデーターを紛失した「南部丘陵の夕景」でした。
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野猿の母子と過ごした日

2010年05月06日 | 写真
GWの一日を冬期閉鎖が解けて一部開通した白山中宮への道を走り野猿に会いに行ってきました。約半年にわたる雪の中の暮らしを終えたニホンザルたちが無事に赤ちゃんとの春の生活を楽しんでいる様子を見たいと思ったのです。
ちょうど良いときにいったようで、ブナの若葉が輝き、カタクリの花の群生やキクザキイチゲなどが見ごろを迎えていました。
この日の写真をアルバムにしてみました。どうぞ一緒に楽しんでください。
写真は[ブナ若葉]です

デジブック 『白山山麓蛇谷の春』
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丘陵の朝

2010年05月04日 | 写真
5月1日、この頃の金沢市南部丘陵の朝は竹の子掘りや棚田の田植え準備、山菜採りの人たちで早朝から人の気配でずいぶん賑やかなのだが・・・。
さすがに夜明け前は静まりかえっている。谷の向こうの山稜を赤く染めて朝の光が届いてくると途端に小鳥たちのさえずりが始まり賑やかになってくる。
丘陵地の農家の人たちの忙しい一日が始まる時間です。
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