数年前に近所へ引っ越してきた兄弟がいる。映画というよりマンガの「三丁目の夕日」時代に子ども時代をすごした自分に対面したような気がする子どもたちです。
その子が私の留守中に「写真を見に来た」と訪ねてきたそうです。考えてみると先日、升きよみ市議と地域の後援会でハンドマイク宣伝中に出会いカナヘビ(トカゲ)を見せてくれた少年だ。さっそくその写真をプリントして持っていくとその家の母親も黒い犬も歓迎してくれました。
じつはこの母親が近所に引っ越してきた頃強烈な印象を持つ出来事があった。ご存知のとおり金沢は雪国、普通は雪の日にも慣れた様子で町の暮しは問題なくすぎて行くのだが、時には強烈な寒波で金沢市民でも外出を諦めたくなる朝がある。そんな朝の様子を二階の窓から撮影中、猛烈な吹雪で横断歩道は通れなくて仕方なく視界も悪い渋滞の車道を横切ろうとしている女性が目についた。しかも子ども一人を背負い荷物を持ち、足元にすがりつくもう一人の子どもに声をかけながら、というすがただった。
見ていて危ないし子どもがかわいそうなので手助けしようとしたのだが現場に着く前に女性は渡り終えて向かいのバス停付近で子ども達を励ましていた。
そのときの印象が強烈だったので、少し大きくなったその兄弟が近所にある空き地を根城に近くの子ども達を引き連れて遊んでいる姿に私の注意がむかうようになりました。流石にあのときの子どもたちです、私の子ども時代(昭和の20年代~30年代)に路地で出会ったバイタリティーあふれる子ども経ちのイメージに重なる少年に育っています。
そのときの背負われていた幼児が、いまは知り合いとなった私の街頭宣伝中に出会い大切な「宝物」捕まえたカナヘビを差出し写真を撮ってくれと、それが今日の写真です。