写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

待てど暮らせど・・・。夕焼けは? 微妙です

2012年05月10日 | 写真

3日間も続いていた夕焼けが写真仲間と共に私の好きな夕陽スポットに行けた日に限って現れない。棚田に田植えの水が溜められて水鏡のように夕陽が写りこむのを待っているのに・・・。

いつまで待っても空は雲が取れないばかりか、ますます広がり分厚くなってくる、棚田に反射する淡い明りが作り出すアートのようなシルエット状態の若い写真仲間が畦に座って蛙や小鳥の鳴き声、風の音の中で僅かに見える海面の動きを眺めている。期待しないで行った美術展で思いがけなく心を打つ絵を見ることが出来たときのような得した気分の夕陽の無い夕刻でした。
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今春最後の「紫木蓮」

2012年05月09日 | 写真
若い写真仲間に車に乗せてもらって私の好きな撮影スポットめぐりをしてきました。私はこのところ体調を崩して運転席に座ることを避けているのでシャッターを押すのは御近所さんが多くなっていて、私の主要なテーマである山里の記録が出来なくなっていたのでうれしい、元気の出る一日でした。
今日公開した写真は積雪で通行止めの時を除いて四季を通じて私が立ち寄る南部丘陵の小さな滝があるところに立つ紫木蓮の木に残っていたピンクの花です。平地ではもう全て花季が終わっているのに美しい淡い色を見せているこの花を見て思わずレンズを向けました。
おそらくモクレンの花を撮るのはこれが今春最後になるだろうと思いながら・・・。
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「スーパームーン」三態

2012年05月08日 | 写真
5月5日23時52分

5月6日22時55分(モノクロ)

5月8日4時44分

今年初めてインターネットで「スーパームーン」という言葉を知った。最初はツィッター友達の依湖さんの呟きから、そのとき慌てて外へ出て撮ったのが最初の5日の「月」で、この夜は少し薄雲が広がっていて、その所為か赤っぽい月でした。
翌6日の夜は快晴でしたのでスッキリとした月が撮れました。モノクロで現像してみました。
そして日付を跨いだ三日目8日の朝の月です。少し形が楕円に近づいていますが、この季節特有の赤味がかったステキな色合いでした。
北陸としては珍しく三日連続してステキな月を鑑賞できました。私が18歳まで過ごした故郷の讃岐地方は過去30年間の晴天率も日本一だという統計もある通り、月や星が見たければ夕方から夜明けまでの間に空を見れば見えるものと思っていました。私の目標としていた兄の名前が「月夫」だったこともあってか子どものときからよく空を眺めていました。しかし金沢市に住みついて40年余・・・、空に月の姿を見ることの難しさを感じています。ちなみに年間の日照時間は香川県の2065時間に対して石川県は1674時間(気象庁:気象情報統計)。香川県では当たり前のことでも石川県では珍しいことの一つです。
今朝はステキな月を見て良い気持ちで朝を迎えました。
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「自転車に乗って自然満喫」 白山麓を自転車で

2012年05月07日 | 写真
読み終わらないまま横に置いていた昨日(6日)の地方紙「北陸中日新聞」題名の見出しと共に顔なじみの方、川崎さんの写真が出ていた。
白山市の鳥越地域は合併前から蕎麦の花の栽培が盛んなところで美味しい蕎麦屋さんも多く蕎麦街道として知られているところですが、手取川沿いに延びる「手取川キャニオンロード」を整備しサイクリングを楽しむ人たちの姿が多く見られる美しい町です。
新聞写真で見かけ方は私が営業していた「白山書店」の店長とお客さんという形で始まりましたがそれ以来のずい分長い付き合いの方です。本職よりも地元石川県では「でぇげっさ」というフォークバンドのリーダーとして、最近では少年ミュージシャンとして知られてきた「草汰」さんの父親としても知られている方です。
新聞によれば、白山市河原山町で「サイクルステーション白山下駅」としてレンタルを開始、5月から10月末までの土日と祝日に営業だそうです。このレンタサイクルを運営する白山下倶楽部の川崎正美さとの教育や音楽、村おこしに関する話しもオススメですよ。
今日公開の写真は手取川キャニオンロード沿いで見られるヤマフジの花と手取りの名曝「綿が滝」です。
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山笑ふ ー白山という存在ー

2012年05月06日 | 写真
私の好きな俳人である種田山頭火は「分け入っても分け入っても青い山」と雪が解けて草木が繁り見通しが悪くなった蒼い海のように感じる山道を目的地も無く渡り歩く自分の気持ちを句として表したと思っています。昨日は石川県人にとっては特別な存在、農民は神々の山として万年雪を載せる白山の峰を仰ぎ雪の形を見て農業の作業手順を追う標とし、沖を行く北前船などの船頭は見紛う心配の無い独立峰として際立つ姿を見て船の位置を知る標として日々眺める、石川県・岐阜県・福井県の三県に跨る「白山」山麓で楽しんできました。今日の写真は石川県では藤の花の名所として知られる松任グリーンパークから眺望した「山笑ふ」の季節の白山の姿です。
白山の眺望スポットは白山市の「白山ギャラリー」で見られます。

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白山山麓 蛇谷の野猿たち

2012年05月05日 | 写真
今年はもう見られないと思っていた白山市グリーンパークの藤の花と白山市中宮のスーパー林道料金所近くにある「白山保護センター」近くのカタクリの大群生を見ることが出来ました。健康上の問題がある私が家族からクルマの運転禁止令が出ていることは5月3日に書きましたが・・・、石川県は金沢市内も含めて公共の交通機関が不備でまるで自動車メーカーのための街づくりになっていて車が無ければ買い物も銭湯通いもままなりません。もちろん写真を撮るための移動には「クルマは不可欠」といっても、あながち嘘とは言えない状況で、運転禁止令が解けない内はせいぜい自転車で移動できる範囲が私の撮影フィールドとなります。グリーンパークはともかくとして白山の直ぐ下にある自然保護センターへ行くことは夢のまた夢となっています。ところが連休で金沢に来ている娘夫婦が連れて行ってくれることになり、昼食には旧鳥越村五十谷町の蕎麦屋[才次郎]のおろしそばを取り、河原山から旧尾口村、そして白山スーパー林道料金所近くの白山自然保護センターへ行きカタクリの群生地を訪ねました。ちょうど太陽の光を浴びて開花した群生を見ることが出来ました。帰りには長く厳しかった冬を越えてのんびりと赤ちゃんザルをおなかに抱えた一群の野猿を見ることも出来ました。

今日は「子どもの日」全国51基の原発が停止する日です。とてもステキな子どもたちへの闘う大人からのプレゼントになりました。このプレゼントを本物のプレゼント、全原発の廃炉へとつなげるために声を上げ続けようと思っています。人の子だけでなく物言えぬ自然、植物や生きもののためにも。
一昨年カタクリの咲くこの場所で過でごした夢のような数時間はデジブック「白山蛇谷の春」としてフェースブックで紹介しましたのでご覧いただいた方もいらっしゃると思いますが・・・。まなだ見ていない方はぜひ一度ご覧下さい。
デジブック 『白山山麓蛇谷の春』
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金沢に春を告げるダンスの祭典 ーチアダンスー

2012年05月04日 | 写真
金沢の街に春を告げる市民によるダンスの祭典「春の舞いひろさか」が3日・4日と二日間にわたって兼六園近くで公園として整備された旧県庁跡地に設けた特設舞台と道路や街角、周辺の広場で開催された。私は主にストリートダンスを中心に撮影を楽しんでいますが、いつも驚くのは出演者達の運動能力の高さです。私は高校、社会人のときはレベルは低いもののそれぞれのスポーツ部でレギュラーだったので出会う人たちの運動能力には関心があります。その私から見ても踊りやダンスを続けている方の体力と運動能力には驚かされるものがあります。今日の写真はチアダンスチームの演技を撮ったものですが手前のメンバーの筋力を示す脚、奥で写っているスタンツとタンバリングという技を組み合わせてアクロバティックな演技をしている人たちの動き。どれを見ても並大抵の能力や体力でないことがわかります。そんな能力を美しい演技にひめる人たちを撮影することは本当に楽しいことなのです。私はクラシックバレー、チアダンス、ストリートダンスなどの動きに目を奪われました。
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ハナミヅキに託す夢は

2012年05月03日 | 写真
  薄紅色の可愛い君のね
     果てない夢がちゃんと
        終わりますように
        (一青窈/歌詞:ハナミズキ より)
今日は午後になって雨つぶが落ちてきましたがひどい降りにならず楽しみにしていた「春の舞い・・・」は無事実施されたくさんの写真を撮れました。明日はストリートダンスのコンテスト、昨年は統一地方選の最中でほんの一部のチームしか見られなかったので今年はどんな踊りを見せてくれるのかとても楽しみです。
体調との関係で家族から自動車運転禁止令が出ました。ということで最近は御近所さんを徒歩または自転車でカのメラ散歩が増えてこれまであまり見ていなかったものが見えるようになってきました。今日の写真もその一つで、最近しんぶん赤旗でも評判の歌手「一青窈(ひととよう)」がニューヨークの3.11テロのあと平和への願い込めて作った歌「ハナミズキ」もこのような花を見て作ったのではないかと思いました。またその歌詞をあらためて読むと東日本大震災に伴う津波なども予感していたのではないかと思わされるもので、その後の原発事故・放射能汚染からの復興の道筋を見出す希望のようなものも感じさせられました。
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カナヘビと少年

2012年05月02日 | 写真
数年前に近所へ引っ越してきた兄弟がいる。映画というよりマンガの「三丁目の夕日」時代に子ども時代をすごした自分に対面したような気がする子どもたちです。
その子が私の留守中に「写真を見に来た」と訪ねてきたそうです。考えてみると先日、升きよみ市議と地域の後援会でハンドマイク宣伝中に出会いカナヘビ(トカゲ)を見せてくれた少年だ。さっそくその写真をプリントして持っていくとその家の母親も黒い犬も歓迎してくれました。
じつはこの母親が近所に引っ越してきた頃強烈な印象を持つ出来事があった。ご存知のとおり金沢は雪国、普通は雪の日にも慣れた様子で町の暮しは問題なくすぎて行くのだが、時には強烈な寒波で金沢市民でも外出を諦めたくなる朝がある。そんな朝の様子を二階の窓から撮影中、猛烈な吹雪で横断歩道は通れなくて仕方なく視界も悪い渋滞の車道を横切ろうとしている女性が目についた。しかも子ども一人を背負い荷物を持ち、足元にすがりつくもう一人の子どもに声をかけながら、というすがただった。
見ていて危ないし子どもがかわいそうなので手助けしようとしたのだが現場に着く前に女性は渡り終えて向かいのバス停付近で子ども達を励ましていた。
そのときの印象が強烈だったので、少し大きくなったその兄弟が近所にある空き地を根城に近くの子ども達を引き連れて遊んでいる姿に私の注意がむかうようになりました。流石にあのときの子どもたちです、私の子ども時代(昭和の20年代~30年代)に路地で出会ったバイタリティーあふれる子ども経ちのイメージに重なる少年に育っています。
そのときの背負われていた幼児が、いまは知り合いとなった私の街頭宣伝中に出会い大切な「宝物」捕まえたカナヘビを差出し写真を撮ってくれと、それが今日の写真です。
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梨畑に咲く石楠花

2012年05月01日 | 写真
私の主な撮影フィールド、金沢市南部の丘陵には梅、梨、林檎、桃など美味しい果物が沢山栽培されていて、春はその果樹の花がとても綺麗に咲いています。いまは梅の花が散り梨や林檎が花をつけ始めました。私の目線より少し上に梨畑の白い花が咲き、その目線を少し下げたところに今日の写真の石楠花が鮮やかな色を見せています。毎年のようにこの畑にうかがうのですが、石楠花は一日花のように美しい時間が短いので「咲き誇る」という状況にはなかなか出会えませんでしたが、ようやく今年出会うことが出来ました。
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