写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

「かきつばた衣(きぬ)に摺りつけ・・・」 杜若(かきつばた)が咲きました

2012年05月20日 | 写真
  「かきつばた衣(きぬ)に摺りつけ大夫(ますらを)の着襲(きそ)ひ猟(かり)する月は来にけり」大伴家持(万葉集)

兼六園の曲水をカキツバタの花が咲き始め新聞やテレビで初夏の風物詩として報道されています。写真は金沢市奥卯辰山公園でもキショウブと共に来園者の目を楽しませているかきつばたです。

金沢は加賀宝生流の能が盛んで金沢では時に「杜若」の能舞台を見る機会もあります。
花言葉は「幸運がくる」。昨年3.11後の初夏を迎えようとするこの時期にこの花を見たときは特別な思いでこの花言葉を思い出していました。あれから一年と二ヶ月たち、いま日本国内では国民の世論の強まりで原発は一基も稼動していませんが、電力会社・財界・政府はなんとか稼動させようと動きを強めています。また被災者支援や復興は遅々として進まない状況が続いています。花言葉のように幸運が来ることを願いたいと思います。
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